よしだあつこ

11月11日訃報

森繁久彌さんが亡くなった。

永くお付き合いをされているオフィス・ヘンミの中村和則さんに

メールをさせて頂いた。

中村さんからは、いろんなエピソードを伺っていたので

私なんぞが言うのも憚られるが

とても淋しい。

森繁さんは言わずと知れた偉大な方で

数多くの作品に出ておられる。

まだ幼い頃、私の父親が国鉄職員だったので

狭い国鉄の官舎に親子四人(両親・私・妹)で住んでいたことがある。

家にも、学校にも居場所がなく

暗く、じめじめした子供時代を送った私だったが、

押し入れの壁に貼られた古新聞に

『へそくり社長』の広告が載っていて

その滑稽な雰囲気に、思わずおかしさがこみ上げてきて、

心が軽くなった。

陰気な人間にならなかったのは

あの「理由もなくおかしい」笑いのおかげだ。

辛さをご存じの方の方が、

面白いことに敏感で

人を楽しませることに長けている。

川島雄三ファンの私はやっぱり

『喜劇 とんかつ一代』の五井久作役がイチバン好きだ!

ハチャメチャだけど

高尚な笑いがあって

あの朗々とした声で

「♪とーんかーつの油のにじむような

接吻をしようよ~」

と、「とんかつの唄」を歌い上げる森繁さんは

魅力に満ち溢れていた。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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11月10日ナイスな助言!

ちょっと先のことなのだが、

ある心配事があって、「どーしょーかなあ~」と

悩んでいたら、荒木慎司さんがひと言、メールで

ナイスな助言を下さった!

大感謝です。助かりました~。

荒木さんは、『ゴーヤーマン』や『ファンファンファーマシー』、

『たんていピンポン!!』など子供向けの絵本の絵も描いておられるが、

『嘘つき男と泣き虫女』等、大人向けの本の装画や装丁でも

大活躍されている。

中でも荒木さんが絵と文を担当されている

『世界にたった2人の君とぼく』が私は好きで、

絵の中に出てくる部屋が、昔、自分が住んでいた部屋に

良く似ているので、疲れた時などはたまに同書を開いて

眺めていたりも……!

11/18には、声優の佐久間レイさんのコンサートがあるので、

荒木さん達と一緒に行く予定なのだが

久しぶりにお会いするのでめっちゃ嬉しい!

12月に筑波大学の情報メディア創成学類で

『コンテンツ応用論』の講義をすることになった。

最近、どうも人前で話す機会が増えた。

出不精&引っ込み思案の私には、

いいトレーニングになり、有り難いことだ。

下手すると10日以上も誰ともしゃべらない時があったりもするから。。。。

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11月8日犬語

季里さんと関西弁のやりとりで頭がリフレッシュ~♪みたいなことを

このあいだここに書いたばかりだが、

今日は犬語で季里さんからメールが届いた!

「わわわん、わわわん、わわわん」みたいな。。。(注釈付きでしたが☆)

私も嬉しくなって

「わわわん、わわわん、わーわわわん!」

(♪バナナン、バナナン、バーナーナンのノリで)

と、返した。

中身は超マジメな仕事のやりとりなのだが、

いいなあ、こういうのって……!

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11月6日望外の喜び

楽しいから、興味深いから……とやらせて頂いた

日本賞の予備審査や

ミート・ジ・エキスパーツのことで、

皆さんから沢山のご連絡を頂いた。

あんまり人間関係が得意でない……と思っていた私。

劣等感のカタマリだからかもしれないが、

たいていどこへ行っても引っ込み思案なのだ。。。

でも、

「お役に立てなかったかも……」と、

昨日の打ち上げの後も、しんみり反省していたら、

日本賞事務局次長の古川潤さんや中山理美さん、

そして日本国際放送の小泉世津子さんが、

とっても温かいメールを下さった!

こういうのを【望外の喜び】というんだろうなあ。。。

お気持ちのこもった励ましのお言葉がとっても嬉しかった!

今までずーーっと

走っては転び、泥だらけになって、また走って転んで……の

繰り返しだけど、確実にわかってきたのは、

思わぬ出会いで思わぬパワーが生まれるということ!

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11月5日疲れたときには。。。

このところ、どうも妙にドタバタしていて、睡眠不足が続いて

相当疲れモードで、実はヘロヘロだったが、

講談社の引地さんが、「がんばれ」馬券……じゃなくて

「がんばれ」メールを下さった。

ほんっと有り難いことだ~。

座・高円寺の制作の和泉氏(いずみん)も、

心配して電話をくれた。

知り合いのビデオショップが閉店するので

DVD等が格安で放出されるそう。

カサヴェテスのDVDなら即買いだけど。。。

元気を出そうと

NAKED EYESの『ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME』を

かけて、ガンガン歌いまくって出掛ける用意をしたりしているが、

ここんとこ、スタミナ系のものを食べていないせいか、

どうもいまひとつ、元気が出ない。

こりゃいかん……と

杉山実さんに頂いた異端のSFファンタジー

『マザー・コスモス』(青林工藝社)を読む。

今が古代と語られる遥か未来、わずかに生き残った人間たちが

有機ロボットと共に楽園を探し求める話……。(帯より)

ああ、もう、疲れ切った頭には、めっちゃ心地良いのだ、

この緻密な絵柄と、壮大に転位しているストーリーは!

杉山さんには「アタナシウス・キルヒャーの本に出てきそうな絵柄ですね」

などと、知ったかぶりの(ちょっとカッコつけた)メールをしてしまったが、

にしても、

『マザー・コスモス』は傑作だ。

内的宇宙、外的宇宙、そんなものをくるりくるりとひっくり返して

「存在」そのものが、「存在」と認めるもの

それがわれらの宇宙なのだ……。

そんなことを考えているのはたまらなく楽しい~。。。。

今日は日本賞の予備審査の打ち上げがあり、

流れで、NHK名古屋局の黒岩浩幸さんに夜遅い時間に電話した。

「こんちは~よっしだどぇ~す☆」

と、チャラさ丸出しの電話にも関わらず、

アナウンサーばりのよく通る声で

優しく話して下さったのが超嬉しい!

名古屋は、おいしいものが沢山あるから

遊びに行きたいな。

スタミナつけないとね。

ところで

最近、関西の人とばかり話しているので、

標準語が超ヤバい!

どーするかなあ……。

必死で身に付けた怪しい標準語をここらで手放すか。

しかし、いきなり、「正味、あれですやん!」とか言っても

きっと通じないんだろうな~。

でも、季里さんと関西弁でメールのやりとりをしていると

超笑える話を次々と思い出す。

脳味噌にはそっちの方がいいのかも?

いや、

箱根の山のどっち側の人でも、

サービス精神豊富な人と付き合うと

なんか生まれてくる!

気取っている人はさよーなら~。

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11月3日エセルとアーネスト

レイモンド・ブリッグズの傑作絵本

『エセルとアーネスト-ほんとうの物語-』を読む。

ブリッグズの両親の41年間に渡る結婚生活を綴ったもの。

ブリッグズは核戦争をモチーフにした『風がふくとき』や

『ゆきだるま』(『スノーマン』というタイトルでアニメ化されている)を

書いたイギリスの作家。

このブログを読んでいる人の中には知っている方も多いと思う。

内容は多少ネタバレになるが、

メイドのエセルと、牛乳配達夫のアーネストが

出会って、

明日への不安を抱えながら結婚して、

無理をして家を買って、

がんばって高齢出産で子供の居る家庭を作って、

そして、

時代の流れに巻き込まれ、

戦争や、その時々の流行している思想や風俗について

意見を交換しつつ、

子供の連れてきた結婚相手の持病に悩まされ、

老いて、病んで、伴侶のことがわからなくなっていき、

やがて

一人ずつ亡くなっていくまでの話……。

全編を通して

妻のエセルと夫のアーネストの

なんでもない会話が綴られているのだが、

そのひと言、ひと言が切ない。

過ぎていく一瞬一瞬はこんなにも愛おしいものなのか……。

普通に生きた普通の人の話だからこそ、

胸を突き上げるものがある。

大切にしたい一冊だ。

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11月2日ガンバらなきゃ!

昨日、今日と日本賞のオンエアがあったので

昨日の分は録画で、今日は本放送でじっくりと観た。

予備審査をさせて頂いた中で、世界から集まった

沢山の優れた作品に出会えたことが

最高に嬉しかった!

どんな条件下でも「なにかを創ろう!」と

実際に頭と体を使って頑張ることは大切なこと。

そんな基本的なことを、もう一度感じさせてもらったことに大感謝です!

「ただひたすらペンを執り、書いていくこと」

それしかできないけれど、

また新たにガンバらなきゃ!

日本賞を通じて出会った方、

実は、めっちゃアガリ症の私を応援して下さった方、

折に触れ温かいメールや電話を下さった皆々様、

オッチョコチョイな私ですが、これからもよろしくお願いします。

なんか一緒に楽しいことやりましょう!

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11月1日パワー・チャージ

先日、日本賞でご一緒したビジュアルプロデューサーの季里さんに会いに行ってきた。

季里さんは大阪のご出身でハートの熱い方。

その熱さが京都出身の私には、たまらなく嬉しい~のだ。

季里さんが指定して下さった場所は、なんとなんと屋上に庭園のある素敵な場所。

洗足駅から徒歩五分の古くて趣のあるビル。

入っていきなり、いたるところにとびっきりセンスのいい植物があるのに驚いた!

実は季里さんのお友達の(株)マインドスケープさん(ランドスケープの設計やデザイン)の

オフィスが入っていて、季里さんのアトリエもあったとか。

う~んなにもかも素敵!

季里さんはおうす(抹茶)を立てて下さり、和菓子と一緒に戴いた。

こういうおもてなしは、久し振りだ。懐かしい……。

そしてそして、マインドスケープさんの

大西瞳さんも大阪の枚方ご出身……とのこと!

大西さんは、刈ったばかりの生のレモングラスを一株下さった。

ハーブや緑が好きな私には、なによりも嬉しいプレゼント。

屋上の見晴らしの良い庭園で三人で風に吹かれながら、気持ちよい時間を過ごした。

夕方、季里さんの税理士さんがいらしたが、こちらも奈良の方で、

みんなでのほほんと夕陽を見た。(オール関西だ~☆)

スピードのやたら速い東京で、久しぶりのほっこりモード。

マインドスケープさんの芝生の生えたソファが気持ちいい~。

こんな幸せな時間があるとは……。

せっかちな人はそれはそれでいいんだろうけど、

やっぱり風情を楽しむ余裕のない人とは途中から、しんどくなる。

ということで、私の部屋には今、生のレモングラスがあるのだが、

生ハーブがあるだけで気分が全然違うなあ~。

生のチカラというのは凄い!

夜。

阿佐ヶ谷のもんじゃ焼の店で、特殊マンガ家の風間そうめん氏と三時間も熱く語り合う。

風間さんはまだ三十を過ぎたばかりだというのに、ダイナミックな発想をする人。

今日は、ネパールから戻ったばかりだとか。

風間さんに何年も前に教えてもらったピョコタンや、

野島慎一郎さんのサイトや漫画が、私には

めっちゃツボで、繰り返し見ては

「くくくく……」と笑って楽しんでいるのだが、

たまに見せてくれる風間氏の描く世界は

さらにディープなので、もう面白くて仕方がない。

そして

けっして、どんな時でも声をひそめることなく、

堂々とバカ話ができる相手というのは

貴重だ。

しかし

我々が、あんまりにもギャーギャー騒いでいるせいか、

もんじゃ焼の店には誰もいなくなってしまった。

風間氏は教育テレビの『ぐっとくるサンデー』のキャラクター

くるにゃんの作者でもある。

目の付けどころがサイコーに面白くて楽しい人で

貰ったCDや、同人誌は超マニアックでイケてるものばかり☆

実は、彼は教育学部出身で、

メディア・リテラシーの話とか、真面目な話もしていたのですが。。。

彼はもう十年くらい前からメディア・リテラシーの研究をしていて

教育学を学んでいた時には、原書で読んでいたらしい。

すげー。

いつも、ふざけたことばかり言い合っていたが、

やはり志の高い人だったのか……。

とか、思いつつ、またまたバカな話へ突入。

しかし、

今日は忘れちゃいけないもの(アタシタチにある生きていくチカラの源)を

確認し合うことができた。

そんなこんなで

このところ皆さんのおかげで

おかげでバッチリ充電できた☆

有り難い!

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10月31日 言葉はいつかひとつに

大江健三郎さんと、武満徹さんの対談で『オペラを創る』というのがあるが、

その中で武満徹さんが語っていた「多言語オペラ」というのが

現実になりつつある。

演劇に詳しい人なら、それを実感していることでしょう。

本気で文化交流しようとしたら、互いの文化を認め合うのが

スジといえば、スジ。

無理に他の国の言葉で文化交流する必要は、本来ないのだ。

私の知り合いで、ある学校の教頭先生が

視察でロスのディズニーランドを訪れた時、

スーベニールショップで付け焼刃の英語がまったく通じないので

ミッキーのぬいぐくるをひっつかんで

「ワシは、これがほしいんじゃ!」

と言うと、「オッケーオッケー」と、むしろ、

フレンドリーにされたとのこと。

この例が適切かどうかは、わからないけど、

人間同士は、上辺だけをなぞる実のない関係よりも

体感的な関係の方が、面白いに決まっている!

ということで、

このあいだ、突然のお誘いを受けて

東京ギンガ堂の『The Sound of Silence』を観てきた。

「アジア版ロミオとジュリエット」ということで女性に大評判だった

『沈黙の海峡』(日韓共同製作)のミュージカル版で

日本語とハングル語で上演された。

韓国ミュージカル界のスター、ミン・ヨンギが日本初登場ということで

女性客を中心に盛り上がりに盛り上がっていた。

ていうか、「そこ、まだ盛り上がるとこじゃないでしょ」

みたいなとこで黄色い声が上がっていたのが惜しいといえば、惜しい。

老いた元韓国人留学生の「沈黙」と「声なき声」をテーマに

しているのだから、もう少し、ゆったりと観賞したかったのに。。。

無理無理に席を空けてもらって行っただけに、残念!

でも、ハングル語のオペラの響きは耳に残るもんだなあ……。

家に戻って、YOU TUBEでローリー・アンダーソンとピナ・バウシュの

舞台を見る。

完成された動きが心地良い。。。

便利な時代になったなあ……。

今、部屋の中はレモングラスのいい匂いがしている。

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10月25日夢のようなメンバー

お昼に高円寺で松田昭三先生と待ち合わせ、

座・高円寺のアンリ・ファーブルでお昼御飯をご一緒する。

いきなりにもかかわらず、

制作のいずみんこと、和泉将朗氏が挨拶に来てくれて、

浜松のおみやげの鰻パイを貰った!

(やった~☆私はコレが大好きなんですよ~)

先生とお食事をしながら、

今注目している演劇や映画の話をする。

一流の批評眼を持つ松田先生の言葉には

混じりものが一切なく、すこぶる心地良い。

座・高円寺には脚本のアーカイブができるそうだ。

13時半から高円寺北区民集会所へ。

今日は、石森史郎先生の脚本の塾で

木下恵介監督の『死闘の伝説』を上映するというので

石森先生のお弟子さんの田中貴大さんが声を掛けて

下さったのだ。(大感謝です☆)

松田先生と、石森先生は、昔から、物凄く仲良しだとか。

そこへ、元東映の田口勝彦監督がいらした。

こんな巨匠が揃う場というのはめったにないこと。

シナリオ業界に詳しくない人にも

たとえば、こども向け番組に限定してわかりやすく書くと

『銀河鉄道999』や『カゲスター』『ウルトラマンA』

の脚本家(石森史郎先生)と

『仮面ライダー』『秘密戦隊ゴレンジャー』『イナズマン』『ジャッカー電撃隊』

『スパイダーマン』の監督(田口勝彦監督)と

『家族ロビンソン漂流記 ふしぎの島のフローネ』『楽しいムーミン一家』

の脚本家(松田昭三先生)が一堂に会したということなのだ。

私が幼い頃に、愛と正義と勇気を授けてもらった作品で、

今も愛して止まない作品ばかり……。

これらの作品に出てくるキャラクターに魅了され

辛い時に励まされ、ハラハラしながら冒険を楽しみ、

コミカルなシーンで、思いっきり笑ったおかげで

大人になっていく過程に希望を見出そうという

気持ちになれたのだ。

こども向け作品の他にも優れた作品を数多く世に送り出して

おられる大先輩の方々とジュースを飲み、お菓子をつまみながら

木下恵介監督の作品を堪能できるなんて幸せだ。

それも異色中の異色。

私は木下作品では『破れ太鼓』が好きだが、

今日はいい体験をした。

今日の『死闘の伝説』は、滝沢修さんのナレーションがあるので、

御親戚でもあるシーナック(ゲームの攻略本等各方面の出版)の

社長の滝澤潔氏(以前、いきなり彼の家に遊びに行き祭りをやった)も

お誘いしたのだが、あいにくご都合がつかなかった。(残念☆)

会場設営の準備中、

田口監督の『ジャッカー電撃隊vsゴレンジャー』のDVDを

田中さんがかけて下さり、久々に大好きな宮内洋さんの

ビッグ・ワンにきゅんとなった。

それにしてもキャラクターに深味のあること!

他にも田口監督がご自分で撮られた短編を三本見せて

頂いた。

大病を克服された田口監督のお心の清々しさと

潔さが映画に顕れていた。

石森先生とも弾んだ会話をさせて頂いて、

かなり☆楽しい一日だった~!

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10月23日 日本賞クロスメディア・フォーラム ミート・ジ・エキスパーツ

夕方17:30より、

NHKの日本賞クロスメディア・フォーラムの

ミート・ジ・エキスパーツで、

ビジュアルプロデューサーの季里さんと

『獣の奏者エリン』のチーフプロデューサーを務めておられる廣岡篤哉さんと

「教育コンテンツにおけるエンターテイメントの役割とは?」という演題で

シンポジウム形式でトークをした。

海外からのお客様や、教育関係者の方、

各種メディアで制作をされている方々を前にして

少し緊張した。

でも

今日は「今、自分なりに感じていることを素直に話す」と

決めていた。

子どもたちとメディアをめぐる状況の変化や

面白いコンテンツをどうやったら生み出すことが

できるのかということについては

日々、自分の課題として持っているので

今回のシンポジウムは良い機会だった。

しかし……

教育コンテンツについて語る……というのは

研究を重ねておられる皆さんに

釈迦に説法……みたいな部分もあったのでは?と

赤面する部分もあるが、

今回、季里さんや、廣岡さんのご意見を伺えたのは

良い刺激になった。

台湾の作品で『かけがえのない人』(The  Most Special Person)の

主人公の先生、そして番組を制作された

Public Television Service Foundation(PTS)の方が会場に

来ていらして、実際に番組が作られるきっかけについての

質問ができたことに感激!

今年は幼児・児童・青少年部門の

予備審査を担当させて頂き、多くの優れた作品に出会い、

本作品もその中のひとつだったからです。

お忙しい中、会場に来て下さった皆々様、

細やかなお気遣いを下さった日本賞事務局の皆々様には

心より御礼申し上げます。

今日のことを糧にして

また明日から、ねじりハチマキで

書いて書いて書きまくってがんばります。

面白いもの、一緒に作りましょう!

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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10月20日少女の友

タッキーこと、実業之日本社の滝広美和子さんが、

弥生美術館でやっている『少女の友展』の招待券を

送って下さった。

あの中原淳一さんを生んだ

伝説の少女雑誌の回顧展……と

なれば、行かねばなるまい!

「少女にこそ一流の作品を」という

格調高い編集方針のもとに

竹久夢二、川端龍子、与謝野晶子、

川端康成、吉屋信子、西條八十、

高畠華宵、松本かつぢ、藤井千秋(敬称略)らが

華麗で洗練された筆を競い合った雑誌は

明治41年の創刊で、大正ロマネスクの時代を経て、

戦後の少女の心を支え、昭和33年まで48年間も続いた。

麗しい挿絵と、教養の深まる読み物が、

めまぐるしく変遷していく時代に生きた

乙女たちの心を潤したのだろう。

あの頃少女だった人たちと、雑誌に込められた麗しい空気を

共有できるのは素敵なこと!

洗練されて、なおかつ、冒険を恐れず先鋭的なものは、

時空を超えて、輝き続ける。

情報の質とスピードばかりを優先する時代は、

人の心の中ではすでに終わっていて

もう、それぞれが自分に合った精神的な豊かさを

求める時代に入っている……と私は思っているのですが

さて、どうでしょう?

今日、松田昭三先生から来たハガキには、

庄野潤三さんのことが書いてあり、

どんな時でもハガキ一枚で済まされたとのこと。

そういう「人」と「文化」の匂いのする伝達手段というのは

印象的で、手段そのものにクセがあるので

つい惹かれてしまう……。

素材ではなく、まず手法を吟味。

手法を吟味すると、自ずと素材選びも、

素材の調理法にも念入りになる。

そのあたりに、なにかこれからのクリエィティブの

エッセンスが隠されているような気がする。

分析と検証ばかりやっていると骨と皮だけの

つまらないものしかできないよーな気がする。

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10月16日東京コンテンツマーケット2009

お昼前。

日本賞のニュースレターに入れてもらう文章のOKが

担当の蘇祥雲さんから出たので、ほっとした!

蘇さんの説明がものすごくわかりやすいので

いつも助かっている。(感謝しています!)

ニュースレターは日本賞開催中、毎日発行されるとのこと。

凄いなあ~!

23日(17:30~19:00)にクロスメディアフォーラムの

ミート・ジ・エキスパーツで対談する季里さんも、

モデレーターの廣岡篤哉さんも

とっても個性的でチャーミングな方達だし、

FDの本間一隆さんもなんだか面白そうな方で

先日の打ち合わせは、盛り上がりに盛り上がった!

当日どんな話になるかお楽しみに~!

ということで、いろいろ安心した私は

お昼ごはんに玄米チャーハンを作って

ざーーっとシャワーを浴びて、前から気になっていた

東京コンテンツマーケット(於・東京ビッグサイト)へGO!

ゆりかもめから見る海って何回見てもいいなあ……。

会場はブランド&スポーツゾーン、絵本の森ゾーン、

キャラクターゾーン、クリエイターズギャラリーと分かれていて

それぞれのゾーンをゆっくり見て歩いた。

途中、気になるキャラクターがあると立ち止り、

ボードやアニメにじっと見入っていると、

向こうから話しかけて下さり、

いろんな方と話をして、大いに刺激を受けた。

渾身の作品を目の当たりにして、

こちらも長々と熱っぽく語ってしまい、

迷惑をかけてしまったかも。。。

いや、でも行って良かった!

こんないい出会いがあるとは思ってもみなかった。

実は、ちょっとばかり人見知りな私。

そっと見に行って、パッと帰ってくるつもりだったが

思わずしゃべらずにはいられない何かがあった。

海外で活躍している方とも話すことができて

視野もグンと拡がったし、

なにより、「平板なものはクソつまらない!」という

ことが実感できた。

キワキワのところで勝負を賭けて作られているキャラは、

やっぱり輝いている!

時代に合わせた……というのか

サイバースペースでデジタル生活を送るのに忙しい

デジタルネイティブに向けた風のキャラも

見受けられたが、わりと画一化されていてイマイチ

興味を惹かれるものは少なく、

むしろ、ニッチなゾーン(マニアック)にめがけて

作られたキャラに、これからの将来性を感じた。

ああ、面白かった~!

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10月14日初顔合わせの日

日本賞のミート・ジ・エキスパーツの打ち合わせの前に

NHKエデュケーショナルに寄り、中村哲志さんと話す。

中村さんは、私の恩人だ。

大阪を舞台にして書いたシナリオが橋田賞佳作に入って

その授賞式の翌日に私を拾って下さり、

「人形が死ぬほど好きなんですよ!」という話をしたら、

ハッチポッチステーションに紹介して下さった。

今日は、6月にやったシナリオ倶楽部の模様が載った

『シナリオ』誌のことを問い合せて下さったので、

家にあった9月号を持参したのだ。

中村さんとは、ありがたいことに、

いつも本音で話させて頂いている。

どんな時でもだ。

きっと中村さんが寛容な方だからだ。

エデュケーショナルを辞して

NHK正面玄関に向かう途中、

円谷プロダクションの大岡新一社長がお電話を

下さった。

「わ~超ひっさしぶりですね~!」

とアホな私は、またまた調子良く話してしまう。

朝からワイドショーでは『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説』の

アフレコを小泉元首相がやるということでもちきりだったので

その話も少し……。

大岡さんはエラくなっても、ちっとも変わらず

同じ調子で話して下さる。

嬉しいなあ~。

また岡崎宏三さんのカメラワークの話をしたいなあ……。

そんなこんなしているうちに、時間が来たので

打ち合わせ場所へ急いだ。

初顔合わせだったが、う~ん、いい雰囲気。

もうずっと以前から、

プラットホームの違う立場の制作者の人と交流したいと

心から願っていたので、今回の機会を大事にしたい。

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10月13日本気の手紙

9月21日に庄野潤三さんが亡くなられたことを受けて

松田昭三先生がハガキを下さった。

松田先生は、庄野潤三さんにご自分が書いた小説を

読んでもらい、指導を受けておられたとのこと。

弟子をとらないと公言されていた庄野さんに生原稿を

読んでもらうなんて、凄いことだ。

短い時間だが、松田先生に電話をして

『プールサイド小景』の話などをした。

中学に入ってすぐ読んだのが庄野さんの小説で、

『舞踏』には、その後の人生を左右されるくらい影響を受けた。

人生は、家族は、人と人との関係は危うく、脆いもの……。

でも、均衡を保とうとするのが人間で

少々その姿は滑稽だけど、狡さが人間臭くて愛おしくもある。

若い時には舞踏に出てくる巴里祭を祝うシーンの

真似ごとをしたこともある。

仕事を終えて、夜中に松田先生に手紙を書いた。

原点に立ち戻らせて下さることに感謝して

本気になって書いた。

儀礼的な文章などは一切排除して、

生のままの気持ちを書けるのは幸せだ……。

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10月12日のびのびと表現

下北沢のTOLLYWOODで

カナダアニメーションフェスティバルの特集上映を、

渋谷のライズXでライアン・ラーキンの映画を観る。

はからずもカナダの作家ばかり追い続けたことになるが、

それはたまたまである。

ライアン・ラーキンはわずか25歳でアカデミー賞に

ノミネートされた天才アニメーション作家。

ライアン・ラーキンはたった4本の短編で

世界を魅了した。

しかし

若すぎた栄光とプレッシャーに追い詰められて、

すべてを投げ捨ててホームレスとなる。

路上をさまよい続ける彼の心にはなにがあったのか。

まともに芸術に向き合う人は

何かを神に捧げてしまうのかもしれない。

そんな気がした。

昔、吹きガラスに凝って

大阪のあるガラス工房に一人で体験に行った時のこと。

高熱の炉を怖がる私に

「あかん! 綺麗なもん作ろう思うたら、

なんかを差し出さなあかんのや!」

工房のある男の人が教えてくれた。

その男性は片足が少し不自由だったが、

「俺のやることをよう見とけよ!」と

黄色い歯を出して、ニヤッと笑ったかと思うと

力強くガラスを吹き、サッと色を入れて炉で溶かし

今度は回しながら吹いては、ハサミで形を整え、

あっという間に美しい香水瓶を作り上げた。

完璧な形。薄く薄く延ばされた繊細なガラス……。

香水というものを入れるにふさわしい

優美で繊細な瓶が誕生していた。

私の眼には香水瓶の他に

黒く汚れた手、汗のにじんだ額……

その人のすべてが輝いて見えた。

のびのびと表現して、作る瞬間を楽しんでいる!

この人は命を燃やしているのだ。

凄く男らしいと感じた。

私が見様見真似で作ったグラスは

不細工な出来だった。

そのせいというわけではないが、

一週間後にガラスが冷えた頃に

取りに来いと言われても行かなかった。

その男の人に惚れてしまうのがわかっていたからだ。

「なんかを差し出さなあかんのや!」

という声が時々胸の中でこだまする。

今日は実りある一日だったかもしれない。

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10月11日銀座の隠れ家

仕事を終えて午後からアンネット・一恵・ストゥルナートさんの

ご自宅へ急ぐ。

なんとなんとアンネットさんの日本のご自宅は

銀座(一等地!)にあるのだ~。

地図を読むのが苦手な私だが、

今回は本気で迷いそうになった……。

今日ご一緒する方が目印の建物のメールを

送って下さらなかったら、きっと一生辿り着けなかっただろう……。

今日は、途中からカナダ大使館の植田禮子さんも

参加されて、楽しい時間をご一緒させて頂いた。

植田さんは手作りのちらし寿司を重箱に詰めて

吉祥寺のご自宅から持ってきて下さった。

4人で取り分けて戴いたのだが

そのあまりのおいしさに驚いた!

アンネットさんが作って下さったそうめんスープも

飛魚のお出汁が効いていて最高だった。

デザートに青森産のリンゴを戴いて、

みんなで音楽談義……。

あっという間に時間が過ぎる。。。

アンネットさんのお宅は築100年以上の古い日本家屋。

情緒があり、中に居るとここが銀座とは思えない。

隠れ家的な雰囲気も素敵!

目の前には億ションがそびえたっているけれど

絶対、こっちの方がいい!

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10月9日嬉しい電話

夜、清水邦夫さんの『楽屋』を観ていたら、ROBOTの野村辰寿さんから電話が入った。

野村さんには『ななみちゃん』で大変お世話になっただけでなく、野村さんお勧めのDVD(面白い作品ばかり☆)を貸して下さったり、『クラリとティン』の絵本を下さったり、わがままを聞いて頂いたりとほんとにお世話になっている……。

今夜はNHK奈良局の武中千里さんと飲んでおられるようで、お二人が代わる代わる電話口に出て下さった。

う~ん、なんだか、こーゆーのって嬉しいな☆
いきなり大歓迎の私には、『ノリで』というのがたまらなく嬉しい~!

で、
野村さんには『ジャム・ザ・ハウスネイル』の感想を、武中さんには、奈良局で制作されたドラマの感想を伝えた。

仕事を通じて知り合い、気持ちをぶつけ合った関係は、人生の貴重な財産だ!

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10月8日ピンクレディーで痛みが取れる?

夜。
西日暮里の駅前の玄海で講談社の引地さん、丸善の児童書担当の吉川仁美さん、実業之日本社の滝広美和子さん、主婦と生活社の住田幸子さんと久々に会う。
途中、私の友人の飛び入り参加もあり、料理がバツグンにおいしいせいもあって場は盛り上がり、そのまま二次会のカラオケへ……。

実は右肩から手首にかけて激痛が走っていたのだが、タッキーこと滝広女史が気を利かせて入れてくれたピンクレディーのサウスポーを歌って踊っているうちに、痛みが取れてきた……!

ピンクレディーで辛い痛みが取れる?!

ほんとにほんとに不思議だが、良くなってよかった、よかった。


昔、合コンもどきのカラオケの時にトンコ節や野球拳、三味線ブギに俵星玄蕃……と立て続けに歌ったら、それまで優しかった男子が「知らん歌、歌うな~!」とドン引きしたことがあったのを思い出した。

しかし、みんな歌うまいなあ~!

影練しなくちゃ!!

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10月7日いてててて……☆☆☆

3日につくばエキスポセンターに行った時、

右手を酷使したため、

まだ痛みが残っていて、

パソコンのキーを叩くのもしんどい。。。

なんでかというと、

最新宇宙論『宇宙のはじまり、そして未来』

の講演を聞いてノートを取りまくっていたのだ。

講師は東京大学大学院理学系研究科の須藤靖教授。

「子供向けの話をします」とおっしゃったけれど

なんのなんの、内容はかなりレベルが高く、

要所要所に的確なフォローが入り、

ノートを一冊潰してしまった。

それでもう5日も経つのに、右手が痛くて仕方がない。

でもこれは嬉しい悲鳴……なのだ。。。

講義の後、

サイエンスショーでプラスティックの成り立ちを見たり、

宇宙服やロケットの模型の展示物を見た後

プラネタリウム秋の新番組『エレンの宇宙』を見た。

どこにでも存在する「電子」が宇宙を旅する話。

電子・エレンが

自分はひとりの少女の一部であることを自覚したことから

回想の冒険が始まり、3ケ月前はリンゴだったことに

半年前は木だったことに気づき……

そして電子・エレンが宇宙の137億年の旅を遡っていく。。。

原作は羽馬有紗さんの『エレンの宇宙』。

我々の原点の記憶を思い出させるストーリーだが

球形スクリーンならではの、

立体的な演出が抑え目だったのが残念!

かつて物理のテストで、答えがわからなくなり、

大好きだった『宇宙戦艦ヤマト』で

生噛りしていた銀河系の絵を

裏面一杯に描いたら、なぜかそれが先生にウケて

先生ととても仲良くなった。

それから宇宙に興味を抱くようになったのだ。

で、

宇宙ってまだまだわからないことだらけだ……

というのが、最新宇宙論講義の結論だった。

えっ、そーなんですか?

っていうくらい拍子抜けしたけど

「わからないということをことをわかる」ことが大事だと

須藤先生はおっしゃっていた。

遠い宇宙に思いを馳せて

自分の頭で考えてみることの大切さを

言っておられるのだろう。

アシモフの『夜来る』をまた読んでみよう……。

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10月2日『こまねこ』新作試写会へ

今の仮面ライダーやヤッターマンの造型を手掛けておられるブレンドマスターの蟻川昌宏社長とほどちゃんと私の三人で、中村橋にあるdwarfさんへ行く。

今日は待ちに待った『こまねこ』新作の試写会。


開場では手作り風パーティが行われ、たくさんの人が集まっていた。
みんな楽しそう!
大盛況で追加上映も行われた。

プロデューサーの松本紀子さんにご挨拶してさっそく観る。

いやあ~今回の新作も丁寧に作られていた。
静かなストーリーだが、小さな気持ちの揺らぎも見逃さず、リリカルに描かれていた。

松本さんから、スタジオにセットがあると教えて頂いたので、三人でじっくり拝見させて頂いた。

その帰り道、気になる本格焼肉屋を発見!
みんなで『イケてますね!』と顔を見合わせ、一緒に鼻をクンクンさせる……。


一応私たちは、各自夕食を済ませていたので、お茶でもしますか……と洒落ていたのだが、このキョ~レツな匂いには勝てなかった~!

実は私は、普段は菜食主義に近いのだが、店から発せられるこのパワフルなオーラには、やはり抵抗できなかった……。

ということで、
骨付きカルビを始め、ロース、タン等、超おいしい本格焼き肉を蟻川さんがご馳走して下さった。

やばい、かなりやばい~!
旨すぎ~!

肉のパワーか、店のアグレッシヴな雰囲気に煽動されたのか、それともアーリー(ひそかに私はこう呼んでいます)の話題が豊富なせいか、話は尽きず、今日は70年代から80年代のROCKやPOPSの話に。

ダントツは
「やっぱQUEENですよね~」
ということになり、ブライアン・メイのギターには哲学がある!という話に……。
ノリノリでその他のアーティストの歌(ドアーズ『ハートに火をつけて』他数曲)も歌いまくり、焼肉屋が、ロック歌謡劇場と化してしまった。

店を出ると激しい雨が降っていた。
帰り道、とうとう蟻川さんに

「……バンドやりませんか?」
と言ってしまった。

バンド、それは生きている証。
昔、下手なバンドで少しだけヴォーカルをやったことがあるが、プリテンダーズの『KIDS』を歌っている時には身も心もクリッシー・ハインドになりきっていた……。
ああ、あの高揚感よ!

「バンドやりましょうよ」
もう一度私は言った。

頬に直撃する雨風が心地良い。
ROCKに傘は要らないのだ。

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9月30日本当に思うこと

このところ、新しい出会いが増えて嬉しい。

アクティブ・イマジネーション(自分自身の無意識と対話する技法)を

試みた……っていうほど大げさなもんでもないが、

ある時、(って最近ですが)

「本当は自分、どーしたいんだろ?」

という無意識の中の自分を大事にしようと思い立ち、

ちょっと今までよりも自分に正直に行動してみたら、

毎日が面白くなってきた。

このところ、23日のクロスメデイア・フォーラムのことで

日本賞の事務局の蘇湘雲さん(スーさん)と

ほぼ毎日やりとりをさせて頂いている。

スーさんは、お忙しい合間を縫って、

細やかに対応して下さるので大変有り難い!

何を訊いても

ストレートな答えをズバッ!と簡潔に下さるので

ずいぶん助けて頂いている。

午後、講談社児童図書第一出版部の山室さんにお電話をした。

クロスメディア・フォーラムに来て下さるというメールを頂いたのだ。

メールに書かれた言葉は、こちらの無沙汰を責めることなく、

深い思いやりに満ちていた……。

電話では

昨年12月末に親よりも大事な師を亡くし、

喪失感に押し潰されそうになり、

何カ月も体調を崩しながら、眼前の仕事をこなしていたことも

静かに聞いて下さった。

今はおかげさまですっかり体調は良くなったけど

他のことも重なって、実は苦悶の日々だったのだ。

言い訳がましいから……とそんな状況は誰にも言わず、

変な見栄(意地?)を張っていたけど

なぜか素直にお話ができたのが不思議だ……。

安心できる「なにか」を持っていらっしゃるのかもしれない。

ほんとにほんとに大感謝です!

山室さんは篠原勝之さん(クマさん)の『走れUMI』が

今年度の小学館児童出版文化賞に選ばれて

大変喜んでおられた。

発売されたばかりの時、講談社の引地さんに送って頂いて、

読んだ瞬間、「うわーいい本だなあ!」と思った。

ただ明るいだけでなく、

厳しい現実に向き合う少年のストーリーは

衝撃的だけど、本物の(リアルな感情)匂いがするから尊い。

無理やり作ったような「イイ話」にうんざりしている人には

超オススメ!

私も、もう一度、読み返してみよう!

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9月23日嬉しいよ~ん!

しばらく用があって、PCを開いていなかったのだが、

久々に開けてみると、とっても嬉しいお誘いが……!

なんとなんと

Dwarfのプロデューサーの松本紀子さんが

『こまねこ』の新作披露パーティに

お誘い下さったのだ~。

10/23にNHKの日本賞のクロスメディアフォーラムで

ディスカッションをすることになったので、

そのお知らせ方々ご連絡をしたら、

大好きなこまちゃんの新作のお知らせが来た~!!!

わーい!

かつてどーもくんの撮影現場にお邪魔したことがある。

キャラクターの動きをひとコマひとコマ撮影していくのは、

気の遠くなるような作業だった。

しかし、『どーもくん』にしても『こまねこ』にしても

あれほど完成度の高い作品を

作り続けるなんてやっぱり凄い!

合田経郎監督やスタッフの皆さんのご苦労は

計り知れないけれど、

超キュートなこまちゃんにまた会えるのが

なんとも嬉しい~!

新作はクリスマスのお話ということだが、

どんなストーリーなんだろう……。

またモンスターが出てくるのかな?

前回、NHKの武中千里氏に連れてもらって

『こまねこ』の試写を拝見した時には、

松本さんは、初対面にもかかわらず、

親しく話して下さり、

こまねこに負けないくらいキュートでお茶目な方だった。

またお会いできるのかと思うと

なんだか幸せだ。

夜。

『世界の果てでダンス』(白水社)を読む。

著者は『ゲド戦記』等を書いたアーシュラ・K・ル=クヴィン。

これは著者が十年にわたる講演・エッセイ・雑文をまとめたもの。

3年ほど前、ある人に「よしださんはフェミニストですから」と言われて

物凄い反発を感じたことがあるが

本作を読むと、「そういうところもなきにしもあらずかな?」と

苦笑してしまった。

ご指摘は当たっていたかも?です。

私、すっかり降参しました……はい。

しかし

本か、赤ん坊か、

いずれを生むか、

それで悩む女性作家の多いことよ。

両方頑張っている人も、もちろんいる。

「私は、私を生み直すのに精一杯です」

そんな言葉は言い訳にしか聞こえないのかな?

にしてもだ、

良質の本との出会いはとてつもなく嬉しい。

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9月16日IDを取り戻す

先日、とある会で週刊少年マガジンの編集次長の林田慎一郎さんの隣に座らせて頂いた。

その日は、初めて参加する会でかなり緊張していたが、林田さんのおかげでリラックスして話すことができた。

林田さんは、初対面にも関わらず、私の性格をズバリ!と言い当てられた。

いやあ~お見事!
さすが!
おかげでIDを取り戻した!
誉め言葉でもなんでもなく、まんまの自分を言い当ててもらったうれしさはプロレスファンが、好きなレスラーに技をかけてもらったくらい、大きかった~!

好きな漫画の話をさせて頂いたのもよかったかもしれない。
私は『レインボー戦隊ロビン』が好きなのだが、それがかつてマガジンで連載されていたことを知らずに、ベラベラしゃべってしまった!
なんというアホさ加減~!(お許しを~)


ここしばらくいろいろあって、精神的な疲れが取れなくて、半ばヤケ気味に映画をはしごしたりしていたのだが、(『キャデラック・レコード』は拾い物だったけど)やはり、生き様晒してナンボみたいな部分を大事にしないと、仕事していてもむなしいだけだ。

そんな大事なことを思い出させて下さった林田さんには大感謝です!ほんとにありがとうございました~!
さらに今日は林田さんから熱いメールを頂いてまたまた元気になった!


夕方、ほどちゃんと中央線に乗り、ブレンドマスターへ行く。
なんと駅まで社長の蟻川昌宏さんが車で迎えに来て下さった。(すみません……)

会社に到着し、広い広い社長室で映画の話をする。
蟻川さんに見てもらいたい映画のチラシのコレクションを持参していたので、それを見てもらいながら、映画の話をひとしきりした後、ブレンドマスターが手掛けておられる作品をじっくり見せて頂いた。
う~ん!
か★な★り、カッコイイ!
本気で目の正月をさせて頂いた。

その後、焼肉屋の『七輪房』へ。炭火で焼いたおいしい肉を食べながらだと会話も弾む。

蟻川さんのいいところは、なにか思いついたことを口にしても、いきなり否定したりしないところだ。となると、次から次へと面白いことが浮かんできて話は尽きなかった。

帰る途中、電車の揺れに身をまかせながら、夢を見ることを忘れてはいけないなあ……と思った。

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9月15日スギの語源

枚方にお住まいの有岡利幸先生から、ご丁寧なお手紙を頂戴した。

有岡先生と知り合ったのは27歳の頃。

人文書院時代にペーペーも同然の編集見習いの私が担当させて頂いた

『松と日本人』の著者である。

同書が毎日出版文化賞を獲り、一年かけて作った本がこんな形で

実るんだ……というドリームを見せて下さった凄い方である。

当時、結婚式の翌日から働きに出た私は、

結婚と仕事の両立で心身共にボロボロだった。

周囲はデキる人ばかりで、私は夜間大学を出ていたが

学歴からくるコンプレックスもあり、

人の倍やらなきゃ……と必死で働いていたが

元々そんなに丈夫なほうではなかったため、

ストレスから体調を崩し、夜間に病院に駆け込むことも

しばしばだった。

しかし、はりきってがんばればがんばるほど、

時には一流大学を出たおばあさん編集者に

「夜間大学しか出ていない癖に」

と嫌味を言われ、大事な資料を隠されたこともあった。

だが、そんなことは誰にも言えず、苦しい日々を送っていた。

そんなことを口にすれば、ひがみ根性だと思われるからだった……。

それも今となっては被害妄想の誇大妄想だったかもしれない。(苦笑)

そんな中、

有岡先生のほんわかした雰囲気と、

素朴で飾り気のないお菓子の差し入れが

どれだけ私の心を癒してくれたか……!

私は心を込めて有岡先生の本を作るお手伝いをしようと

全身全霊で打ち込んだ。

環境が悪ければ悪いほど、仕事に打ち込むしかなくなる。

しかし無心になってなにかを作り上げるというのは、

幸せなのだ。

そんな幸せなひとときを作って下さった先生には

今も感謝をしている。

その気持ちが通じたかどうかわからないが、

以来、ずっとお付き合いをして下さり、

離婚した後は、お見合いの相手まで

心配して下さった。(大感謝です)

その後、『里山』(法政大学出版局、

『資料日本植物文化誌』(八坂書房)など

有岡先生の著書が出る度に、送って下さるのが嬉しくて仕方がない。

忘れないでいて下さるということも嬉しいが、

先生のお手紙には、いつもご自分の新たなテーマが

書かれていて、挑発されるのだ。

元々私は、京都の山奥育ちで、故郷は北山杉の産地でもある。

そして小学校の頃、植物学者の牧野富太郎さんの自伝に

深く感銘を受けていた私は、先生の本を興味深く拝読している。

今回はスギの語源について、長年のご研究が実り、

新たな新説を発見されたということで、

『森林技術』に掲載された論文が送られてきた。

先生のひらめきは凄い!

面白すぎる!!!!

ここには詳しく書けませんが、

年明けには本が出るということなので、

まとまって拝読できる日を心待ちにしている。。。

ところで、

これからは植物として生きていこうと思っている女と

ドルチェ職人の男の話って

どうかな?

興味ありません?

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9月10日皆様ありがとうございます。。。

このところ、妙に次から次へとやることがあり、

かなりの疲れモードでいたら、

いろんな人があったかいメールを下さった。

仲間からの励ましはなによりもありがたい。

「元気出せよ!」と

アフリカンミュージカルのチケットをおくってくれたヤツもいる。

仕事で私が発起人のモノポリー大会をキャンセルしてしまったのに

怒らず、仲良くしてくれる仲間も……(感涙&感涙)

他にもありがたいなあ~と思うことがたくさん!!!

声優の佐久間レイさんからは、

自然体の言葉で綴られた癒しメールが来て救われた気がした。

元東映の田口勝彦監督からは、

監督が数多く世に送り出してこられた作品と同じく

「愛と勇気と正義」に満ちた潔い言葉と

よりよい仕事のやり方を

講談社の引地康博さんからは、

クマさんこと篠原勝之さんの『走れUMI』が

小学館児童出版文化賞を受賞された速報が届いた。

昨年12月、クマさんと西本鶏介先生と引地さんと

中野の居酒屋での楽しかったひとときを思い出し、

さっそくクマさんにお祝いのメールを送った。

そして

昨夜、オペラ歌手のアンネット・一恵・ストゥルナートさんが

バタバタしているのを心配して、

体調を崩していないかとご丁寧なお電話を下さった。

アンネットさんはご自分のほうがウィーンと日本を行き来して

忙しいのに、私なんかのことまで心配して下さるとは。。。

柔らかい気持ちを持って、こつこつと大切なことに

集中するのが、一番良いなあ~。

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9月7日あっと言う間に……

ああ、あっと言う間に秋になってしまった!
パティ・スミスの映画を観に行かなきゃ~!

……とツィッター風に書いてみる。

ここ一週間、死ぬほど忙しかった。

そんな死ぬほど忙しいさ中に、京都に住んでいる妹が訪ねてきた。彼女は臨床検査技師。
赤プリでやる学会でなにか発表をやるらしい。

いきなりの電話で驚いたが、まあせっかくだから、Ⅰ時間くらいしか時間ないけど、うちに晩ご飯食べにおいでよ……と、東京に到着した頃を見計らって携帯に電話を入れたら、なんとなんと皇居の周りを走っている最中だった。

ええっ~?!

ね~ちゃんが何日間も籠城生活送っているのに~?

私には皇居周辺を走る……という発想すらない。たしかに身体にいいかもしれないけど、その時間があれば寝るか、映画館に走るかだ。

しかし、しかし、もうあたりは薄暗いし、東京は京都と違って大都会だし……と心配になった【姉】の私は、妹の携帯に矢継ぎ早にメールを打った。そのひとつが「だれかに話しかけられても無視すること」

ていうか、これ、完全に厨房(2ch)向けでしょ?少なくとも四十路の女に向けたメールじゃない。

つまり私の中では四つ下の妹はいつまでたっても幼いままなのだ。

いきなりだったので大したことはできなかったが、妹の誕生日が近いので、炊き込みご飯とお刺身と肉のスタミナ焼きと高野豆腐の卵綴じに舞茸と大根と湯葉のお吸い物を作り、締めはやっぱりケーキ。

食事の間、親戚の話になった。妹はつい先日、京都の南座で小道具をやっている父方の従姉妹の案内で歌舞伎を観たそう。

妹は病院に勤務しているのだが、このあいだ母方の校長先生になった従姉妹が、健診に訪れたとか。

他にも懐かしい名前が次から次へと出てきた……。

私は京都を離れてからあまり親戚と付き合いがないので無性に懐かしくなった……。

短い時間だったが、来てもらってよかった。
クローゼットの中から着ていない洋服や、派手な服を取り出し、紙袋に詰めて妹に手渡した。
昔、よくやっていたなあ……こういうこと。
でもかなりの枚数になったので、宅急便で後日送ることに。妹は派手な服は、自分じゃなくて、二人の娘にやると言っていた。

帰り際、妹が着ているジャケットに合うネックレスを渡す。それからパッと花が咲いたバレッタも。

駅まで送っていった帰り、妹が赤ん坊の頃のふにゃふにゃした腕や手の感触を思い出していた。

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9月1日ファスビンダー

本棚がついに崩れてきた~。

本ばかり買いすぎ~。

しかし、他には道楽を知らない私。。。

床に落ちた本を整理していたら、

人文書院の編集部時代にもらった

ジュリアン・グリーンの『悪所』『他者』『漂流物』が出てきた。

埃を払って、少し拾い読みしながら

せっせせっせと本を片付ける。

あああ、最近、つまんない本しか読んでいないなあ。。。

読みづらい文体の本をゆっくり読みたい。

でもそんな日はいつ来るのか?

やんなきゃいけないことがいろいろあるし……。

森有正氏は『マルテの手記』(リルケ)を読むのに

九年かかったそうだ。

う~ん気が遠くなるけど

それくらいかけて読み込めば

真髄が理解できるのかも。

人為の及ばない聖なる時間は

厳しい自己管理をして自分で作るもの。

深く考えるための時間を作るにも

効率とか、実利ばかり求めていては

だめだ。。。

時間が発酵させるものだってあるし

心の中に少し空白の部分があれば

自立できる……と思うのですが

いかがでしょうか。

本の山の間から、スケッチブックが出てきた。

築地の市場の中にあった絵本の学校にちょっとだけ行っていた時のものだ。

懐かしいので見てみると

原田治さんにパステルで描いてもらった

肩が大きく張って腰がキュッと締まった水兵の絵が出てきた。

ひょんなきっかけから

「ファスビンダーの映画が好き」という話になり、

「では……」とお願いして

ものすごーーくキュートに

描いてもらったのだ。

これはそーとー

貴重な宝物。

もちろん

だれにもあげないし。

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8月30日シンプルで強く

引き続き、世界中から集まった日本賞のエントリー作品を

DVDで見続けている。

シンプルな作品ほど力強く、メッセージ性があって

見応えがある。

現代の先鋭クリエイターが作った作品を

こんなにも数多く見る機会に恵まれたことが嬉しい。

昔々、小学校の頃、

田舎者で超いじめられっ子だった私が描いた

少々ぶっとんだ絵が、まぐれで

国連ポスターの佳作に入ったことがある。

授賞式の日、他の子は着飾って親と一緒だったが、

親の付き添いもなく、

ダサい普段着で暗い顔をして、

会場でも誰とも話さず、私は孤独だった。

しかし

どなただったか偉い方が

「人間は自然界の一部に過ぎない。

自然の流れに沿って生きていれば、人は解り合えるはず」

とおっしゃって感激した。

泣きそうなくらいに……。

その頃、

現実はつらくて苦しいだけの日々だったが、

たしかにその日以来、一条の光明を見出した。

授賞式から戻っても相変わらず、田舎では

いじめられ、誤解され、排斥され……の日々だったが

負けずに生きていこうと思った。

人を元気にさせるもの、

新しい高みへと昇らせるもの

そんなものに命を注いでいきたいと

実感している。

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8月28日かりんとう!

アレグロの中村園社長が、差し入れに超おいしいかりんとうを送って下さった。さらにさらに励ましのお手紙と赤塚不二夫展のチケットまで入っていて感激!

今、ドイツ国立バレエ団の『くるみ割り人形』にある配役の衣装に取りかかっていらっしゃるとか。
先日お邪魔した時に立体裁断された帯でリメイクされたベストを着させてもらったが、着心地はいいわ、こんな私でもスッキリ(ある程度ですが)見えるわで、恐るべし技術力に唸った!

さっそく天の恵みのかりんとうのお礼の電話を入れたら、またまた重みのある言葉を言って下さった。
『やったことのないことに挑戦することが大事!』ということだ。


最近よく思うのは、形而上のことを無理に形而下におろして考えるのではなく、そこ(形而上)にまず突っ込んでいくことを考えなくてはならないということ。

根拠や理屈に足を取られていたら、気がつくとつまらないものばかり選び取ってることになりかねない。


勘の働くままに導かれよ……というワケではないが、潜在意識が力を発揮しやすい状態に自分を持っていくことって、案外大事なのかも。

てなことを、かりんとうをボリボリ食べながら考えた。

夜、寝つけないのでマルク・レヴィの『永遠の七日間』と『あなたを探して』Dの『ダメッコダリア』アクアの『ヒーシーイット』松本次郎氏の『未開の惑星』を読む。
松本次郎さんは、不気味で危険で素敵だ。
負をエンターテイメントする小気味良さ、そこに強い吸引力を感じる。

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8月27日残念~!

劇団桟敷童子の自主企画公演『薔薇十字団・渋谷組』を観に行こう……ということで、チケットを取ろうとしたら、あいにく狙った日が完売。
残念!
今、昔観たものや、台本読んだだけで観てないのも含め、清水邦夫さんの作品が、いろんな演出家によってぽつぽつと再演されているので、単純にどんななのかなあ、観たいなあ~と思っている。

仕事を終えて、松田昭三先生と電話で映画談義。
卓抜(超越!)した視点を持つ人との贅沢な時間だ。
何通かモチベーションを揺さぶられるハガキを頂いていたのでこちらからお電話したのだ。

最近観た中でなにがよかったか……という話になり、先生は『クララ・シューマン愛の協奏曲』を挙げられた。
たしかにマルティナ・ゲディック演じるクララ・シューマンのピアノも絶品なら、堂々たる押し出しのある女っぷりも魅力に溢れている。

私は『エル・カンタンテ』を挙げた。松田先生はまだ観ていらっしゃらない……ということで、後日改めてお話をすることに。

夜。
なんだかかったるくて眠れないので、スーチンと国吉康雄の画集を観た後、『ピクニックアットハンギングロック』と『ヴァリエテ』と『第七天国』と『カサノヴァ』『ラ・パロマ』を観る。
カサノヴァが人形と踊るシーンは、いつ観ても退廃的で美しい。
『ラ・パロマ』はダニエル・シュミットが監督だが、撮影監督のレナート・ベルタが来日した際、大阪・扇町ミュージアムスクエアで行われたイベントに参加したことがある。
主役のイングリッド・カーフェンさんについて質問をしたら、レナート・ベルタ氏は快く答えて下さった。周囲から失笑が洩れるくらいしつこく食い下がって画面を構成する『様式美』について訊いたのだが、イヤな顔ひとつしない人で、嬉しかった!


二十代にさしかかったばかりの話。
今から思うと
ああいう時間って、貴重だったかも……。

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8月24日カレー好き

五月にお会いして以来、久々にブレンドマスターの社長・蟻川昌宏さんと電話でお話した。

蟻川さんは、私のカレー好きを覚えていて下さって、「じゃ、今度おいしいカレーでも」と言って下さったのだが、近々、会社にお邪魔させて頂くことになった!

不思議なことだが、蟻川さんと話していると好きな映画の話が次から次へと出てくる。

ベルイマンやカール・ドライヤーの話なんて、なかなか聞いてくれる人はいない。

ベルイマン作品イチオシの『ある結婚の風景』の倦怠感に溢れる真実の描写が、いかに普遍的で、哀切感に狂いそうになるくらいリアルか……というようなことを、京王プラザの『樹林』で口角から泡、じゃなく唾を飛ばして話す私を、変な目で見ることなく、対話を重ねて下さった蟻川さんには感謝してもしきれないくらいだ。
おまけにごちそうになったあそこのシーフードカレーはめっちゃおいしいし!


ほんとに会いたい人というのは、ごくわずかだが、そういう人に巡り会えると「生きていてよかったなあ……」と思う。

大げさじゃないよ、ほんとにそう思ってるんだから!

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8月21日恵比寿へ

この間からの懸案事項がいよいよ本格的に迫ってきた。

打ち合わせの前に少しだけ時間があったので、

恵比寿の写真美術館へ立ち寄り、

『ROBOT ANIMATION WORKS~つみきのいえとアニメーションスタジオCAGEの世界~』

で幻想の世界へ飛んだ後、

少し歩いてROBOTの1Fロビーで打ち合わせ。

その前に、ななみちゃんでお世話になった野村辰寿さんに

連絡をさせて頂いて久々にお会いした。

わー! なつかしい~!!!!

アニメの感想をもっと言いたかったが、仕事があるので

あまり話せなかったのが残念。

野村さんは絵本とDVDを下さった。

心のこもったプレゼントに「嬉しい~!」と感激してしまう。

よぉし、仕事もがんばるぞ!!!!

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8月14日マルセーリーノ!

朝、NHKの日本賞のエントリー作品がたくさん送られてきた。

今、幼児向け、児童向け、青少年向け部門の予備審査を

担当しているのだが、世界中から集まったコンテンツ(100本以上)を

観ていると、意外な着想点や、はっとするくらい上手い表現があり、

さらに作り手のいろんな捉え方や考え方があるのがわかって

きて興味深い。

夜。

打ち合わせの休憩時間に、念願の『吉兆』へ行く。

と言っても、あの料亭の『吉兆』ではない。

恵比寿にある中華料理屋の『吉兆』だ。

いつも行く美容院のウエノさんイチオシの店。

おじいさん二人でやっている謎の店で

小汚くて狭くてしょぼい感じだが

「何を食べても旨い!」と聞いていたので、

冷やしラーメンと半麻婆飯、そして餃子にチャレンジした。

しかし量がハンパ゚ではなく

"半麻婆飯"とメニューに書いてあったが、

"フル麻婆飯"で、冷やしラーメンも麺がシコシコしておいしかったが

食べても食べてもなくならず、

餃子は一緒に行った仕事相手の方と半分したんだけど、

ボリュームが凄かった!

夜11時頃、家に帰ったら、

座・高円寺の制作の和泉氏(野犬仲間・いずみん)から

落語会のお誘いのメールが来ていたが、

ここんところちょっと忙しいので行けない旨を送ったら、

ある劇作家の芝居のことを返信してくれた。

いずみんが地人会に居た頃、

沢山の芝居のお知らせをもらったが

とくによかったのは

地人会の『薮原検校』(作・井上ひさしさん 演出・木村光一さん)だ。

ラスト、首を斬られた薮原検校の首元から蕎麦がうわーーっと出てくるところは

度肝を抜かれた。

宿業から逃れられない人間の

愚かだけど、

ひたすら生きるようとするしぶとさに感激して

家に戻って脚本を読み返すだけでは物足らず、

新潮社の『井上ひさし全芝居』まで買ってしまった。

今はひょっこりひょうたん島の脚本の横に並んでいる。

やっぱりいずみんから紹介してもらった

劇団桟敷童子が私は大好きで

同劇団の公演は行ける限り、必ず観に行くことにしている。

今やっている番外公演の『改訂版・汚れなき悪戯』、

スペイン映画の名作『汚れなき悪戯』をモチーフにしているので

気になって気になって仕方ない。

昔、同映画のテーマソングをピアニカで演奏したことがある。

「♪おはようマルセーリーノ おめめを覚ませ……」というあの名曲!!!

劇団員の外山博美さんからお知らせをもらっているので

ぜひとも観たい……。

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8月12日The ROUDOKU~大人が楽しむ絵本~

夕方、内幸町ホールへ走る。

81プロデュースの『The ROUDOKU~大人が楽しむ絵本~』の

公演にご招待頂いたのだ。

入口に百田さんが居たので「今日はありがとうございます!」と声を掛けて、

「みなみん教授」こと南沢さんにご挨拶をしたら、

小学館の常務取締役の早川さんがいらした。

南沢さんはいきなり早川さんに

「こいつ、何やってると思います~?女優だと思いますか?」と

いきなりスピーディなムチャ振り!

このいきなりさ加減が、非常に嬉しい! 

すかさず私は

「いやあ、女優にしちゃ横幅ありすぎますから」

と名刺を差し出し、早川さんにご挨拶をした。

するとすかさず、横から南沢さんが

「ね、コメディアンみたいでしょ、こいつ、面白いんですよ~」

と、まだなんにも面白いことを言っていないのに、

いきなり「コメディアン」という地点からわわーっと説明が始まった。

「あのね、彼女は四回も離婚しているんですよ~」

「離婚は一回だけです」

「つーことは、次が二度目の離婚か」

「まだしてませんって、二度目の結婚も」

「バカなことばかり言ってるから相手がいないのか~?」

とハチャメチャなやりとりが続いた。

そんな"南沢節"に

「面白いのは南沢さんですよ~」と言いたいところだったが、

開演時間も迫っていたので、スタッフの方に席へ案内して頂いた。

いやはや、良い席でびっくりした。

お気遣いに

感謝感激雨霰……です。

周りを見渡すと遠い席に小学館スクウェアの畠中さんがいらしたので、

思いっきり手を振ったら、「おおい~」と振り返して下さった!

きっと他にもたくさん知り合いの方がいらしたと思うけれど、

最近目が悪いのでよく見えなくて困っている……。

劇場でばったり誰かと会う……というシチュエーションが

とっても大好きだけど……。

声優さんの朗読で生で絵本を読んでもらえるなんて、

物凄い贅沢なことだ。

しかも弦楽四重奏と鍵盤の生演奏付きで!!!

舞台に絵本のページを映し出すタイミングや演出、音楽のアレンジも

みんな本当によかった。

優等生的な「よかったです」ではない。

渾然一体となった一つのエネルギーにプリミティブな部分を刺激された。

そういうマジックが起きるところが、生の良さだし、

「やりたいことを120%でやらなきゃいかんのだ」

という気持ちにもなった。

そして

最後の「長崎の鐘」の演奏は

いつまでも胸に響いていた。

やはり行ってよかった!!!

たとえば三橋節子さんの『雷の落ちない村』は

何度も読んだ話だし、昔、託児所でアルバイトしていた時も

子供に読んであげたことがあるが、

今日のような形で改めて触れてみると、

また違った味わいがある。

また、まちこちゃんの居る八ヶ岳の

小さな絵本美術館でゆっくり絵本を読みたい。

帰りに阿佐ヶ谷の日昇園に立ち寄り、

夜中の12時前まで打ち合わせ。

家に戻って、朝方まで仕事の続きをやる。

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8月11日愛をめぐる断想

夜。
仕事を終えて川島雄三監督の『わが町』を観る。

同じ映画を何度も観るのをよしとしない私だが、川島作品だけは別。

「川島雄三監督とベルイマン以外の作品なんて本当に観る必要あるのか……?」なんてことを若いときには吹きまくって、時には反発を喰らって、イタい目に遭ったこともあるが、44になった今も、実は本気で思っていたりして……。

もちろん、安月給の頃から新旧問わず、弁当持参で給料のすべてを注ぎ込み、映画館をハシゴし、雑食の果てにたどり着いたんだけど……。
しかし川島作品が好きな人には、あまりお会いできず、たまにめぐり会えても、わざと川島作品に触れずに映画の話をしたり、あるいは、わざとどうでもいいことばかり話し続けるのだ……。
実は、これがたまらなくいいんだよなあ~。
ゴチャゴチャ話さなくても、解りあえることを発見できて、(人間の神秘!)
でも川島雄三を敬愛しているというのが、端々からビンビン伝わってくる……この関係性、イヤらしくていいんだよなあ~。
ある種の精神的SMと言いますか。
自分を戒め、相手を戒め……を交互に繰り返しながら時間を浪費する快楽!
これぞ会話がもたらす、最高の愉楽。


とことん自分をおとしめながら、自意識にこだわり続けられる関係って、瞬間的な物凄い信頼関係がないとできない。
「この人なら……!」というような。

話さずして相手の文化を嗅ぎ取る……といいますか。

そういう「超」な関係が深くて甘美で、生きている中で極上のご褒美だと思うのですが。

話し過ぎると、関係の発酵が不充分になり、つまんなくなる。
ただし、特別でない関係は別だが。
仕事とか、その他もろもろ……。


夜中。
寝付けないので、中村真一郎さんの『愛をめぐる断想』を読む。

愛は情念であり、意志とはまったく関係ないという確信を得た。

私たちの心の中にはどうやら原始的な本能が息づいているらしい。


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8月9日四万六千日分の御利益

昨日新しいパソコンが来て、設定してくれるはずの家電ショップから派遣されてきたおじさんにいい加減にヤラれて
さっさと帰られてしまい、またリカバリして、結局出荷時の状態に戻して最初からやり直し……ということになり、
なんだかんだで疲れ切って絶望の淵にいたら、
NHK奈良の武中千里氏から、爽やかな空の写真がメールで送られてきた。

武中さんは、三十代半ばにどーもくんの仕事を御一緒して以来、ずっと私の書いたものを観て下さっていて、その都度、励まして下さったり、的確なアドバイスをもらったりしている。いつもハガキで意見が来る……というアナログなところも素敵だ。そしてディープなモノポリーファンでもある。

その武中さんが奈良に行くことになったのは去年の五月。
公私共にほんとに仲良くして頂いていたので、離ればなれになるのはとても淋しかった。

私は「奈良の写真美術館がオススメですよ」という言葉を餞にした。武中さんは赴任後、すぐに行かれて「良かった!」というハガキを下さった。


以前、写真家の入江泰吉さんのご自宅に遊びに行ったことがある。あんなに素晴らしい写真を撮られるのに気さくなお人柄で、まだ若かった私にも修行時代の話をおもしろおかしく聞かせて下さった。
奈良の写真美術館ができる直前のことである。

入江さんは、写真(ビンテージプリント)の劣化について危機感を持っていらした。

今のデジタル全盛の時代には考えられない悩みかもしれないが、撮影のみならず、紙に焼くまでが写真家の技なのだ。

その後すぐ入江さんは亡くなられてしまったが、私は京都から近鉄電車に乗って何度も写真美術館に通った。


なぜなら、併設されている図書館が大変居心地がよかったのだ。
奈良という土地のせいかもしれない。
同所はまた『たどり着くまでを楽しめる場所』でもある。
周りの町並みがしっとりとしているのだ。東京にはそんな場所が少なくて侘びしい。都会だから仕方がないけど……。


武中さんは今日、二月堂にお参りしたらしい。
今日お参りすると、四万六千日分の御利益があるとか!

う~ん、凄い!

唸りながら、パソコン設定のゴタゴタとクーラーかけ過ぎでぐったりしている私はダメだ~。

夜はスタミナつけるため、荻窪の牛角で晩ご飯を食べた。

牛角の御利益はいかに……?!

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8月6日アンチクライマックス

今日は朝から沢山電話があった。
さみしがり屋の私には嬉しいことだ。

今、書店に並んでいる『シナリオ』9月号に載った顔写真を見て、「元気そ~でよかったよ!」という人や、「顔、丸くない?痩せなきゃダメよ!」という人が半々。

まじで千葉の海に出かけて、水泳しようかなあと水着を引っ張り出してみたり……。

やっと仕事が一段落したので、富岡多恵子さんの本(『当世凡人伝』)を読んでいた。30代の初めに『水上庭園』を読んで以来、富岡さんのファンで、アンチクライマックスということを意識するようになったのは、富岡さんに傾倒していたからだ。

そんな貴重な(?!)読書の時間を打ち破るように、田舎の唯一の友人(まいちゃん)が「京都には帰って来る?お盆に帰ってきいひんの?」と連絡をくれた。

私は親と仲があんまり良くなくて、帰っても居場所がないのよ……というような返事をした。
実際、そうなんだから……。

お昼過ぎにはNHKの日本賞の事務局の方から連絡があり、
81PRODUCEの方からも、8/12の『TheRODOKU~大人が楽しむ絵本~』(内幸町ホール)の件でご丁寧なお電話を頂いた。ご招待下さるというのにお電話まで頂いて恐縮だ……。

同公演は、毎年秋に親子を対象に行っておられる『絵本読みかせコンサート』の大人向けバージョンで、プロの人気声優さんが『二十六夜まいり』や『ぼくのなまえはイラナイヨ』等の名作絵本を、音楽の生演奏と共に朗読する……という、贅沢な内容!
今から行くのが楽しみだ。

夕方、宅急便が届いた。
実家からだった。
話なんかなんにもないし、また嫌な気持ちになったら明日からの仕事にも差し支えるし……と暗い気持ちで段ボールを開けたら、かぼちゃとトマトと茄子が出てきた。野菜からは強烈な土の匂いがした……!

「ひと言くらい話してみるか」
と電話をしたら、父が出てすぐに母に替わった。

茄子は水茄子で、種から育てたとのこと。同級生の女性が夫を亡くし、子どもを抱えてがんばっていること等、母は次々と話し出した。
「○○ちゃん、あっちゃんに会いたいって言うてはったよ」
とのんきに話す母。
私はその彼女にさんざんいじめられたというのに……。

しつこく過去の嫌なことを覚えているのは、実は損なのかもしれない……。

水茄子は大好物。はちきれんばかりの水茄子にかぶりついたら、ちょっと泣きそうに……。


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8月3日いつかモノポリー

81produceの大澤わかなちゃんから、マレーシアから戻ったとの連絡をもらう。

昔、児童向けの番組を一緒にやってから、かれこれ10年くらい経つ。

いろんなことがあったけど、苦楽を共にした仕事仲間はやっぱり、後にいい仲間になるなあ。

夜。
このあいだ知り合ったばかりの瀧澤潔さん((株)シーナック社長)宅で、『夏をぶっとばす会』をやる。

参加メンバーは、松居直美さんの従兄弟の松居章さん、シナリオライターの田中貴大さん、三上幸四郎さん、実業之日本社の滝広美和子さん(滝乃みわこさん)、K社のK子さん。
滝広さんは滝乃みわこさん名義で、つい先日『乙女の日本史』という本を出されたばかりなので、今日は出版祝いだ~!
と、まずは乾杯!
私はおととい入手して読んだが、柔らかそうで、実は硬派な切り口に引き込まれてどんどん読めるし、意外なところに歴史の新たな情報なども入っていて、かなりおもしろかった。

歴史に興味のある人も、そうでない人も気軽に読めて、

いつのまにか知識が身についている……という優れた本だ!

瀧澤さんちは極楽だった。
広くて清潔でお洒落で……。

知り合ったばかりの人んちに“お宅レイプ”したにも関わらず、それをドンと受け止めて、料理までこしらえて待っていてくれる瀧澤氏はかなりの大人物だ!

しかも、ほとんど初対面の人たちだし。

しかもしかも、
瀧澤氏は、きゅうりを半日醤油ベースのたれにつけたもの、かぼちゃ(面取りしてあるし~☆)の煮物、枝豆に根菜類の煮物にごはんまで炊いてくれてて、いやあ申し訳ないやら、有り難いやら……。

アアンド
瀧澤氏に作ってもらった料理は、どれもとってもとってもおいしかった~!

やるなあ、瀧澤氏。

デザートのスイカを食べながら話しているうち、帰りは夜中になり、瀧澤氏は、馬鹿みたいに方向音痴な私を青梅街道へと導いて下さった。

そうそう、今日はバイクで来たのだ。モノポリー持参で……。でも、ここには書いてはいけないマル秘話がめっちゃ盛り上がって、モノポリーはおあずけだったのだ。まあ、それはそれでよかったんだけど。

次回はモノポリーやりたいな。

先週末から首と腰が超痛くて、マッサージに行っても取れなかった痛みが、今日すっかりなくなった!
浄化もしくは除霊されたか?!
瀧澤邸で……!

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7月29日再びアレグロへ

夕方、仕事を終えて、中野坂上に走る。
オフィス・ヘンミの中村和則さん、岡崎道徳さんにモスバーガーの前でピックアップしてもらい、タクシーで要町のアレグロへ。

度を越した方向音痴の私のために、講談社の引地さんが、表の道まで出て待っていて下さった。ありがたい~。(涙)

アレグロの社長の中村園さん、引地さんにオフィス・ヘンミのお二人をご紹介して、仕事場を拝見させて頂いた。

前回同様、社員の皆さんが最先端を行くキャラクターの作品を一心不乱に作っておられた。

それにしても清々しい雰囲気!
徹夜作業も多いというのに……。

その後、社員の方が車で『豊松』という鰻の名店に送って下さった。

まずは冷や奴。そして白焼きを切り刻んだにんにくと一緒に。これはイケる!
しばらく待った後、炭火で丁寧に焼かれたうな重を戴いた。

ここは二度目だが、か・な・りのレベル!う~ん、旨いっ!

創造的な話も盛り上がって、有意義なひとときだった。

中村園さんは魅力的だ。

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7月26日マルイの屋上で盆踊り☆

毎日、毎日あまりにも暑くてエアコンの効きもイマイチなので、遮光カーテンを買いに吉祥寺へ。

もちろん夕方に外出。だって昼間は暑くて無理……。

あち~。あつくて死にそうだ~!とブツブツ言いながら、ユザワヤでさんざん悩んだ挙げ句、グレーとホワイトのストライプのカーテンをゲット!


夜八時を過ぎて、おなかが空いたので、元祖寿司に入り、握りを少しつまんだ後、ふらふらして、ふとマルイを見上げると、なにやら賑やかな気配が……。

なんとなんと屋上で盆踊りをやっている!しかも九時まで!
あと二十分しかない~!


踊り好き(昔はディスコ顔パス!)の私としては、こりゃあだまってやり過ごすワケにゃあいきませんぜ、ってことで、汗をかきかき、マルイにダッシュで走り込み、店内エレベーターに飛び乗り、屋上をめざす。

すでに会場は盛り上がりに盛り上がっていて、櫓の上には10人位の踊り手が粋な踊りを披露して、櫓の周りをぐるっと三重ほど取り巻き、100人位の人が踊っている!

くそ~っ!荷物がなければあの輪に入ったのに~!
大量にカーテンを買っていて、両手に紙袋を持っているので身動きがとれない。

そんな私に容赦なく東京音頭が始まった!
「♪はあ~踊り踊るなあああら、ちょいと東京音頭~ヨイヨイ!」

西条八十さんの詞が脳にストレートにしみる~。
うわぁ~みんな楽しそう~!
こ~なりゃ踊らにゃソンソン!

ってことで、私は紙袋を地面に投げ出し、踊りの輪の外で見よう見まねで踊った。

続いて大東京音頭、炭坑節……と難しい踊りも、上手い人をチェックして、ほぼマスターした。
大東京音頭は向きをくるっと変えるところがサイコー!

“昔ディスコでとった杵柄”のおかげで、人の踊りを自分のものにするのは得意なのだ、うわはははは~!

まあ、凄い汗をかいたけど、久々の盆踊りは楽しかった~!

大東京音頭、いいなあ~。CD買おうかなあ……。
youtube見ておさらい会しよ~っと。


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7月23日ルジマトフ!!!!

講談社の保存資料の皆さんと、五反田のゆうぽうとにバレエを観に行く。

ルジマトフ&レニングラード国立バレエのソリストが、

有名な演目の名場面を次々と踊るという豪華なプログラム!

ああ、麗しのルジマトフ! 

ルジマトフの踊る「シェヘラザード」は、

優雅でありながら、あまりに官能的で、強く煽情されてしまった。

レニングラード国立バレエの芸術監督であり、

世界中のファンを魅了してやまないファルフ・ルジマトフ。

あんな風に空気をスパッと斬りながら、

甘い官能を与えてくれる踊りを見せる人はそうはいない。

そしてゲストには、なんと西島千博さん!

「海賊」のパ・ド・トロワでは、ダイナミックなバレエを、

そしてニジンスキーが1912年にパリで自作・自演した

「牧神の午後」をモチーフに、西島千博さんが

演出・振付した「NEO BALLET~牧神の午後~」では、

新しいバレエに果敢に挑戦されていた。

しかし、表現力の豊かな人だなあ……。

ルジマトフの美しい顔と身体にうっとり……となっていたら、

横に座っていた人に、ニヤッと笑われてしまった。

私は昔っから、身の程知らずの超面食いだが、

今日はデレデレだったんだろうなあ……。

息を呑むほど豪華で麗しい世界。。。

耽美的なものに目がない私に

ルジマトフは「お耽美のシャワー」を天から降り注いでくれた。

1月のオーチャードホールでの公演では、

ルジマトフ最後の「バヤデルカ」をやるらしい。

「古典はもう踊らないだろう」と言っていたルジマトフの

「バヤデルカ」、絶対見逃してはならない!!!

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7月22日高円寺の夜~暑気払い

このところ打ち合わせ→帰宅して書く→打ち合わせの繰り返しで、しんどい生活が続いていたが、やっと入稿を終えた。ぐったり……。
さすがにつかれた~。
ごはんを食べる気にもならず、とりあえず、熱いお風呂に入って、しゃき~んとしてから、高円寺へ。ずっと座ってたので腰がいて~。

沖縄料理の抱瓶で総勢11名の暑気払い。御同業の人も異業種の人も入り交じって、沖縄音楽が鳴り響く店内でわいわいやる。

その後、静かな場所で話したいなあ~ということになり、きよ香(抱瓶の本店)に移動し、6人くらいで入る部屋に11人ギュウギュウ詰めで入り、身を寄せ合って飲む。
なんか、こういうのって面白い!
知らない人同士が肌を密着せざるを得ないなんて。

このシチュエーションが、ミョーにおかしくなって、クスクス笑ってると、シーナックの瀧澤潔氏に「なにがおかしいんですか!」と突っ込まれた。
その返事の代わりに
「あなた、椿の蕾に似てますね」と言っても怒らない瀧澤氏は太っ腹だ~!

私の「似てますね」は時々、むっとされてしまうのに……。

そうこうするうちに場が盛り上がり、半分は純愛の話、もう半分はお金とエロスの話、まっ二つに分かれた。
いずれも本能に迫る話。自我の明け渡しをせよとまで言わないが、自己愛から跳躍しないと本当に望むものは手に入らない。それがわかってて、ぜんぜんっできないのは私だけど……!
いつも意地張ってしまって、泣きを見てます……。

沖縄料理に舌鼓を打ちながら、みんなと話しているうちに、スーッと疲れが消えていった。
今日集まったメンバーがよかったのかも?

夜も更けてきて、いったん暑気払いは解散したが、名残惜しかったので、高円寺、南阿佐ヶ谷在住女性チーム+瀧澤氏で軽く一杯やる。

初対面とは思えない、いい雰囲気。
こういう夜は、貴重だなあ……。

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7月10日風を送る

アレグロ(造型の会社)の社長の中村園さんに

頂いた江戸扇子を拡げて、頬に風を送った。

ふう……。気持ち良い。

頂いた扇子は、

使い込むほどに味が出るのがわかる見事な出来映えで、

骨が黒のつや消し色の煮黒で、

手描きで桔梗が描かれており、

茎から伸びた細い葉が、山の稜線を思わせる線になっていて、

扇子の中にひとつの世界がある。

このあいだ、

NHKの吉田直久さんから短歌の話を聞いて思ったことがある。

短歌は、現実の風景と心象風景をどう切り取るか

というものだけど、どの視点から

見た『風景』を描くのかによって

生きる軸も変わってくる気がする。

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7月8日よかった!

夕方、気分よく仕事を終えて

渋谷の竹由に向かう。

今日は、お世話になった皆さんとの暑気払い。

NHKエデュケーショナルの中村哲志さん、中嶋尚江さん、

衛星放送センターCPの吉田直久さん、81プロデュースの大澤わかなさんと

個性的なメンバーが集結!!!

中村さんは取締役になられたのに、ぜんぜん偉そうではなくて

以前とまったく変わらず、酔っぱらいながらも

哲学的な啓示を与えて下さった。

中嶋さんには、かつて家庭内のことで悩んでいた時に

随分力になって頂いたが、またまたプライベートな悩みに

的確なアドバイスを下さった。

このところ気持ちの荒れることが続いていたので、

中嶋さんの隣に座っていると、気持ちが落ち着いた。

吉田直久さんとは、ほぼ同年代で、

同時期に京都に居た……ということもあって、

80年代前半の京都の濃い話をたっぷりできた。

吉田さんは『迷宮美術館』『熱中時間』の他に『週刊ブックレビュー』を

担当されることになられたそう。

ちょうど山田詠美さんの『学問』を

読んだばかりだったので、なぜ山田さんは『学問』を書いたのかと

いうところを少し話せたのが嬉しかった。

わかなちゃんは、さりげなくいつも気を遣ってくれて

この人はほんとに優しいなあ~と思ってしまう。。。

みんなお酒が進んで、(私はウーロン茶ですが)、刺身も

そら豆もゴーヤチャンプルも、しいたけ焼きも……

なにもかもおいしかった!!

ひょんなことから、中村さんの足が細い……という話になり、

「それでは……」と私の足と、中村さんの足の細さを比べる

ことになった。

膝までズボンをまくり上げて、検証のため、写真まで撮った。

私としては、「そんなもん、女の私の方が細いに決まってんでしょ!」と

言いたかったが、皆さん、別の御意見をお持ちのようで……。

それがきっかけというワケではないが、

みんなで写メを撮った。

ふざけたり、おかしなくらい顔をくっつけたりして、

笑える写真が撮れた!

なんて楽しいんだろう!

12時過ぎに、一次会を解散して、

中嶋さんとわかなちゃんは帰って

その後、ベロンベロンに酔っぱらって斜めに歩いている

中村さんと吉田さんと私の三人でタクシーに乗り込み、

新宿西口の大ガード近くにあるという

中村さんと吉田さんの「いきつけのだだっ広いスナック」

へ向かったのだが、中村さんも吉田さんもその店の名前が

思い出せなくて、「たしか、店は、女の名前だったけどなあ……」

「冬美、冬子……美代子、千代……なんだっけ?」

なんて言いながら、携帯をいじって

「わかんないなあ、わかんないなあ……」と

目的地が定まらず、運転手さんを困らせてしまった。

仕方がないので、大ガードを越えた辺りで下ろしてもらうが、

お目当ての店はみつからないので、またまたタクシーで

新宿二丁目へ。

三人でフラフラするも、ここでもまたまたワケわかんなくなり、

「じゃあ、行き当たりばったりでどこかに入りましょう」

ということになり、中村さんが「おっ、ここにするか~」と

怪し~い光を放つ店の扉を開けたら、

いきなり、「お断りしてるんですけど!」

と、ツンツンしたメガネのお姉さんに入店を拒否されてしまった。

あっちゃ~。そこはなんと、レズビアンバーだったのだ。

あまりにツンツンされたので、

どうしょう、どうしょう……ということになり、

「そんじゃ、中野にしません?」と私が提案したら、

お二人が「おっ、懐かしいね、中野!」とおっしゃったので、

またまたタクシーで中野に移動し、

HARAH’Sに行く。

やっと落ち着く場所を見つけて、二時過ぎまで飲む。

ここでは、非常に意義のある話ができた。

お二人はさすが!というくらい冴えた頭で、

しかも感性のある言葉を選んで話をされ、

私も思わず話に引き込まれて

本当に話したかったことを話せた。

こういうのって、有り難い。

我慢せずに、120%で話せるのって……一番幸せだ!

創作におけるモチベーションを大事に考えておられる方達なので

話しているうちにここしばらく、悩みに悩んでいたことの答えを

見つけた!!!!!

よし! 見つけたぞ!

私の中で、なにかが弾けた。

今日お会いした皆さんに大感謝!

ほんとにほんとにありがとうございました!

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7月8日渡辺はまこと青いカエル

明け方まで仕事をして二時間寝て、お風呂に入ってお茶の水へ。リカちゃんの追取材。初代リカちゃんと対面し、感激する!
懐かしいリカちゃんの髪の匂い……!

無事、取材を終えて、山の上ホテルで昼食をご馳走になった後、座・高円寺へと向かう。

お茶の水から高円寺
まではJRの快速電車で30分もあれば余裕で着く……とタカを括っていたのが大間違い!

携帯に来ていた仕事の連絡メールに、返信を打ちながら歩いていたせいか、生まれながらのアホなのか、通勤快速に乗ってしまい、高円寺には止まらず、中野で停車した後は、三鷹まで行ってしまった!

ガク然となり、慌てて先方の携帯にお詫びメールを打ったら、全然違う人に出していたみたいで「間違ってますよ~」の返信がピースマークと共に返ってきた。

あ~もう、ほんっと嫌になる~!

そう言えば、携帯にメールというものが付いて間もない頃、みんなにおもしろメールを送るのが楽しくて仕方がなかったので、
「明日は渡辺はまこさんの誕生日で~す」
というのを、友人(こちらが一方的に笑いがわかる人と決めつけている人)に送りまくっていたら、『な行』で手がすべって、
当時、NHKエデュケーショナルの部長をされていた中村哲志さんに送ってしまった!
「しまった~!どうしょう~」
真っ青になって、その日の夜は、自分がしてしまったことの恐ろしさに、とうとう一睡もできなかった。

言い訳するにも、どう言い訳したら良いのか全く思いつかない。
たしかに翌日は、渡辺はまこさんの誕生日には違いなかったんだけど……。

しかし翌日、中村さんが「よしだちゃん、友達いないだろ~」と、ニカッと笑って下さったので、救われた!
「そうなんです、渡辺はまこの名を借りた孤独のメッセージなんですよ」
などと、調子の良いことをペラペラしゃべってしまったが、中村さんはその後も、いたずら好きな私に深い理解を示して下さった。

そういえば、紙粘土でカエルを作って絵の具で青く塗ったのを、なにかにそっと忍び込ませた時も、嫌がらずに受け取って下さった!

あの頃は、とびきり面白い方達に囲まれていたおかげで、めっちゃ楽しかった~!
明日は久々に懐かしいメンバーにお会いするので、ウキウキしている。

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7月3日あちゃ~ダウン☆

朝まで仕事をして、数時間寝て、また仕事……みたいな《若い》真似をしていたら、朝方になって熱が出てきて、ダウンしてしまった!

シナリオ作家協会のシナリオ講座を担当している久松智子さんが、声を掛けて下さった大事な会があるというのに……。

私は、作協に行く度に久松さんにじゃれたくなる。
シナリオ講座運営委員会の時も、久松さんから元気がもらえるので、お会いするのが嬉しくて仕方がなかった。

もう動物的な悦びなのかもしれない。
犬が、好きな人に飛びついてキャンキャンじゃれる感じといいますか……。

そんな久松さんを裏切る真似をしてしまい、そして皆さんにご迷惑をおかけしてすみません……と、自己嫌悪の一日だった……。

やっぱ
身体を鍛えなきゃ!
水泳が好きなので、買ったばかりの水着を着て、泳ぎまくろう~!


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6月29日MANDARA佐久間レイさんのライブ

リカちゃんの件でお世話になっている小島さんに、追加取材をお願いする。

かなりお忙しい方なので、お時間を作って頂くのが申し訳なくて……。

しかし、アシスタントの女性の方が、機転を利かせて下さるので助かる。

仕事を終えて、外苑前に走る。走る。走る。

今日は佐久間レイさんのライブがMANDARAであるのだ。

81プロデュースのわかなちゃんが、いつも案内をくれる。

髪振り乱して書いていた後だけに、

そんな華やかな場に出るのもためらわれたが、

まあ、そんなことを今更気にしても、

仕方ないので、ハアハア言いながら、

駆けつけて、なんとか開演に間に合った。

今日は「三木たかし先生追悼」ということで、

三木たかし先生の曲を中心に。

佐久間さんは、アンパンマンのバタコさんを長年やって

いらっしゃるので、もちろん、あのおなじみのテーマソングも。。。

これがまた、とっても大人っぽいアレンジだった。

そして、テレサ・テンの曲。

今日は作詞家の荒木とよひささんもいらしていて、

きっと緊張されたと思うけど、

朝からアンパンマンの収録(第999回だそうです)をこなして

あれだけ歌うのは、根性いるだろうなあ……。

同年代として、尊敬してしまう……。

ピアノと弦楽器とキーボードの生演奏も心地良く、

仕事の疲れが、癒されていった。

佐久間さんの声は、耳に優しい……。

会場ではなるべく目立たなく、隅っこで見ていようとしていたら

81プロの南沢社長(ハッチポッチの時から、みなみん教授と呼んでいます!)や

わかなちゃんや、百田くんがとても気を遣ってくれて、

却って「すみません……」という感じだった。

わかなちゃん達の方が、準備もあって疲れているだろうに……。

100人近いお客さんが来ていたが、8月に追加公演もやるとか。

凄い!!!

「あつこ~、そんなとこでいいのか? もっとまん中で見ろよ~」と

南沢さんが、私の背中をバンバン叩いておっしゃるのも

以前とまったく変わらず、有り難い……。

おまけに、ボーッとしている私を、

いろんな方に紹介までして下さった。

すみません……ほんとにほんとに!!!

面白く書いても、ちゃんと解ってくれる人が居ると思うと

俄然張り切って書くのが、書き手の心情で、

信頼できるから、振り幅を大きくしたり、ひねったりして

書けるのだ。

そして、いい仲間との仕事は、やり甲斐もある!

わかなちゃんに「よしださんと波長が合うかもよ」と

山田ふしぎさんという声優さんを紹介してもらった。

「私はどうも、世間話がだめなんですよ……」と正直に言うと

「おいらもだよ! 同じ星で生まれたのかもね☆」と

個性的な声で即答して下さった。

山田ふしぎさんは、

宇宙飛行士の毛利さんともお知り合いだということで、

頭の回転がとても早く、すこぶる気持ちの良い人だった。

そして、見た目も相当ユニークだが、

面白そうな匂いがプンプンする人なので、

いつか一緒に仕事ができるといいなあ……。

ライブの後、雨がひどく振っていたので、

雨宿りがてら、NHKの亀山さん、小谷さん、宮沢さんと

小学館スクウェアの畠中さん、それから若林さんとわかなちゃんとで、

近所の居酒屋に入ったら、

後から、南沢さんと東京室内楽協会の池田さんがいらした。

「なんだ、こんなところに居たの~?」

皆さんが揃ったところで、

おでんやおつまみをつつきながら、

わいわい盛り上がった。

私も羽目を外させてもらって、

またまた南沢さんにバカ話をしてしまった。

その店は蕎麦がメインだったが、

私は昼に蕎麦を食べていたので、

締めに冷や汁を頼んだ。

「あ~さっぱりしててごはんがおいしい……!」

と言うと、池田さんにすかさず

「あんた、その体型、ヤバいよ!」と言われ、

「今いくつよ?」と聞かれて

「44です」と答えると、

「なにぃ~? 44~? だめだよ、そんなんじゃ。

食べる量減らさないと、成人病になっちまうぞ」

と、マジ顔で心配して下さるのが、なんだか妙におかしくて……。

だって、池田さんは音楽の仕事をされているのだが、

「俺は、よしださんと直接仕事することはないから」

と何度もおっしゃって、ビミョーに距離を取ろうとしながら

「ちょっと、その冷や汁分けてちょうだい」

と、いきなり皿をぬーっと差し出したりするんだもん。

「うめえな、この汁!」とか言って食べておられるのを見ると

なんだか、クスクス笑えて仕方がない……。

人間味ある人というのかも?

今夜は、はからずも皆さんの仲間に入れて頂いて、

めっちゃ楽しい夜だった!!!

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6月27日フローネ

松田昭三先生が、家に一冊だけ残っていたという『ふしぎな島のフローネ』の童話を送って下さった。

同書は、昭和56年3月12日に朝日ソノラマから出版された小学校低学年向けの童話で、『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』、『母をたずねて三千里』等と共に《世界名作物語》の中に入っている。

松田先生は、まだ放送が終わっていなくて先がどう展開するかわからない時に、本作の執筆依頼を受けられ、放送台本とは別の話を書かれたそうだ。

そんなレアな本を送って下さり、涙が出るくらい嬉しい……!こちらも心を込めて御礼をさせて頂きたい。


81プロデュースの大澤わかなさんから電話があった。
風邪でシナリオ倶楽部に行けなくてごめん!という話と、29日の佐久間レイ(声優)さんの三木たかしさんの追悼コンサートのお誘いだった。わかなちゃんは少し鼻声なので心配だ。働きすぎかな?

そしてしばらくしてまたまたわかなちゃんから連絡があり、NHKエデュケーショナルの中村哲志さんや中嶋尚江さん、今は迷宮美術館や熱中時間のPをされている吉田直久さんとの暑気払いのお誘いが来た!

ハッチポッチステーションでエデュケーショナルの皆さんにお世話になって以来、公私共にずいぶんお世話になっている。
重要なポイント、ポイントで叱咤激励&アドバイスを頂いて、なんとかやってこられた。泣いてばかりの私だったけど……。

この濃いメンバーでの暑気払い、今からかなり楽しみだ!

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6月26日明暗

マイケル・ジャクソンとファラ・フォーセットが死んだ。
ああ、ひとつの時代が終わってしまった……。

ファラを知ってから『チャーリーズエンジェル』を一回たりとも見逃さなかった私。

十代の私は、丸善で、外国の雑誌にファラの写真を見つけては、「美しい……」と、ため息まじりに見ている少女だった。後に入るシェリル・ラッドもキュートなブロンドで、悪くはないが、華奢すぎた。やはりエンジェルは、骨太&ダイナマイトボディでないと!

しかし、あの白い歯を見せて笑っていたファラが死ぬなんて!
完璧な美を持つ女性だったのに。

高校を出てすぐ、働きながら大学に通い、心身共にどん底の生活がスタートした。それまで国立狙いで勉強しか、してこなかった私には、社会の風は冷たく、朝から夕方まで働いて、電車に飛び乗り、ご飯も食べずに、学校で夜九時すぎまで勉強して、帰ってきて復習をして、仕事のための勉強をするという生活に、なかなか馴染めなかった。この先、つまらない日常が続いていくんだ……という絶望感にさいなまれていた。着たくもないスーツを着て、パンプスに足を押し込んで、肌を痛める化粧をして……こんな意味のない日々がいつまで続くのだろう?
疲労で鬱血した足をさすりながら、毎日暗い気持ちでいたのだ。
そんな生ける屍状態の時、MTVから流れてきた『スリラー』のパワフルなPVが元気をくれた。
あんな風に軽やかに歌って踊りたい!
やがて私はディスコに通い、なぜか顔バスになり、『noble rott』というバンドを組み、ヴォーカルを担当し、やがて地元のラジオ局にゲスト出演することになり、今の仕事に繋がるきっかけを掴むのだが……。
しかし、50歳とは早すぎる死。マイケルの死因は薬物の大量摂取によるものか?

ミッキー・ロークが『レスラー』で復活を遂げた。吉祥寺バウスシアターで久々に彼を観た。満員だ。

『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』が封切られた時、当時好きだった人に「ジョン・ローンとミッキー・ロークのどちらが好き?」と訊かれ、少し考えたふりをした後、「だらしなさにエロスを感じるから」とミッキー・ロークと答えてしまった。本当は「私が好きなのはあなたなんです」と言いたかったんだけど……。

『レスラー』の中では、ストリッパーを演じたマリサ・トメイが、素敵だ。欠落感を安易に他人に見せない女を好演している。
ミッキーは、却って美貌を失ってからの方が、存在感あるかも。

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6月24日あたたた……☆三度目~!

ざあざあ雨が降る朝、オフィス・ヘンミの中村和則さんと岡崎道徳さんとで打ち合わせに向かう途中、山の上ホテルの近くで思い切り派手に転んでお尻が水浸しに!
「いったぁ~☆」

大きな声を上げてしまったせいで、男性二人にものすごく心配をかけてしまう……。(すいません……)

たまたま今日は上から下まで黒づくめだったから、汚れが目立たなくてよかった……なんて思いながら、お尻をさすり、さすり、いざ打ち合わせへ!

相手の方が、粋でいなせで、かなり面白い方で、オフィスにいらした女性の方も、瞬時にポンポンとナイスフォローを下さる方だったので、非常に実りのある時間を過ごさせて頂いた。また大切な資料も気持ちよく貸して下さり、感激してしまった!

帰りにオフィス・ヘンミさんに山の上ホテルでお昼をご馳走になる。ここでは宮川先生がよく執筆されていた。私よりもお付き合いの長い中村さんや岡崎さんにはさらに思い出深い場所だろうと思った……。


「なんか階上から、宮川先生が降りてきそうだな……」と中村さんが、おっしゃった。「なんだお前ら、なにやってんだ~?なんて言ってね」
中村さんのお顔に一瞬淋しい表情が浮かんだ……。

きっとまだ、先生は階上で書いていらっしゃる……そんな気がしてならなかった。

でも、転んだり、怪我してばかりの私を見て「相変わらずおっちょこちょいだなあ~」と笑っておられることだろう。


帰りに『愛を読むひと』を新宿で観た。14:55~の回が、満員だったが、期待はずれ。後半、アウシュビッツのくだりを走りすぎたのか、制約があるのか。

しかし、お尻が痛い!まだこのあいだゴミ捨て場で倒れた右足の痛みが完治してないというのに……。打ち身で熱を帯びた右足には、ここ一週間ずっとサロンパスを貼っている。

夜中、中村さんからメールが届いていて、学生時代に通った喫茶店にある「ロシアのモナリザ」と呼ばれる絵の複製画に憧れ、ソ連(当時)に思いを馳せたことが書いてあった。
ただ、「どうしてもその絵の名前を思い出せないんだ」と書いてあった。

もしかすると、クラムスコイの『忘れえぬ女』かな?
あのちょっと斜めに構えた姿勢の、憂いを帯びた微笑みは、たしかに時を超えて人々を魅了し続ける……。


てなてなことを、お尻にサロンパスを貼りながら思ってる私もまた、サロンパス臭がする女……ということで、誰かの印象に残って……ないか!


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6月23日感想

昨日、シナリオ倶楽部に松田昭三先生が来て下さったので、御礼かたがた、上映した『変身』の感想を伺った。

松田先生は『フローネ』や『ムーミン』等の優れたシナリオライターであると同時に、映画評論の名手でもいらっしゃるので、ぜひともご意見を聞きたかった。

かなり辛口なことを言われるかと、腹を括っていたが、気を遣って下さったのかも?
どんな批判も勉強になるので伺うつもりでいたのだが。

ただ「抜けの画が少ない」を指摘して下さった。
初めの方の稿では、曇天で鉛色の雲が空に貼りついている中を、作業着姿の主人公が、風の吹く緑の丘をギコギコと自転車を漕いで来るところや、直子という女医を殺されたことに憤怒した若尾という助手が、手下を使って潜伏している主人公をさらい、倉庫街で引き回し、痛めつける……等、もちろんいろいろと引きのシーンは用意していたんですが……という話になり、あとは絵画の話に。

先生お勧めの杉山寧さんの『生』を観てみたい!


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6月22日シナリオ倶楽部

一日中椅子に座って、仕事を片づけた後、

赤坂にあるシナリオ会館へ行く。

今日は、シナリオ倶楽部の日。

映画『変身』の上映の中盤から三階の教室に入ると

予想以上の人が来ていて驚いた!

で、ものすごーーく久しぶりに『変身』を観た。

試写・2005年の映画館での上映に次いで三度目だ。

その間、私の身辺もガラガラと変わったり、

超イタイ恋愛を経験したせいもあるのか、

前は甘ったるくて、めっちゃしんどかった部分が

そーでもなかったのが不思議……。

映画を観た時、そのストーリーとはまったく別に

自分の好きな誰かを思い出すのが、

いい映画のひとつの条件だと思ったりもするんだけど、

そうであったらいいな……と願いつつ……。

その後、五分の休憩を挟んで、

一時間ばかり話をした。

司会の田中貴大氏がうまく話を引き出して下さったおかげで、

宮川一郎先生との出会いのことや、

自分の情けないバックボーンのこと、

映画に託した思いなどを話せた。(大感謝!!!)

田中さんには、私のことをほとんど話していないにも関わらず、

過去の『ドラマ』誌等のインタビュー(小っ恥ずかしい☆)などを

チェックして下さっていたようで、よくご存じだった。

たいした仕事もしていないのに、皆さんの前で

お話するのは気が引けて、

「私なんか」といったんはお断りしたのだが、

今日は、いろんな人とも知り合えて、

やっぱり来てよかった。

宮川先生には優秀なお弟子さんが沢山居て、

私なんかはその末端の末端で、

全然言うことも聞かなくて、

意地を張って、疑問点があっても先生に質問もせず、

生意気なだけだったにもかかわらず、

「クリエイティブに忠実に」ということを

繰り返し、繰り返し教えて下さった。

時に崇高な哲学的表現で、時に毒舌まじりに……。

去年の12月半ばに亡くなった

宮川先生の死をなかなか受け入れられなくて

耳に「おう、あつこ~」という先生の声が残響していて

喪失感に苦しんでいたけれど、

シナリオ倶楽部に呼んで頂いたおかげで、

ひとつの区切りがついたように感じた。

それと同時に、これからも本気でアクセル踏むぞ~という

決意も新たになった。

一途にやること。正攻法に勝るものはない。

関係者の皆々様、悪天候の中、来て下さった皆々様、

今日は、本当にありがとうございました。

ATGの映画と川島雄三監督とベルイマンと

カサヴェテスとフェリーニとタルコフスキーが好きで

「スピルバーグ及びハリウッド映画、クソ食らえ!」という私ですが、

丸いカラダに、ピシピシにムチ打ってがんばりますので

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

帰ったら、講談社の引地さんや、

主婦と生活社の住田さんや

シナリオライターの仲間や友人から

本日の感想がメールで送られて来て、

随分と励まして頂いた。

今日、残念ながら来られなかった方々からも

気持ちの籠もったメッセージを頂戴した。

要領の悪い私とお付き合い下さるだけでも

ほんとにほんとに光栄です。。。(涙)

そして、「行かないよ」と言ってた松田昭三先生が

来て下さったこと、(まだ感想は聞いてませんが)

白鳥あかね先生と神代辰巳監督の話ができたのが、

とってもとっても嬉しかった。

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6月19日成都

仕事の資料を買い、丈を直してもらっていたパンツを引き取り、家でひと息ついていたら、映画のPから連絡が入り、少し話す。夜九時半、原付に跨り高円寺に行く。

久々に北口のマックで待ち合わせ、ピンサロ通りを進み、成都へ。

「なに食べよっか~」
ということになり、
相手が「鶏肉のナントカ」を頼もうとしたが「あ、よしださん鶏だめだったね」と言われたので、「どーぞ、どーぞ。好きな物を……」と言うと「一緒に食べらんないもん頼んだってしゃーねーじゃん」と言ってくれたのが、なんだか無性に嬉しかった。
久しぶりに会った人なのに、優しさを分けてくれるんだ……と気持ちが温かくなった。

その後、成都で、激ウマのエビマヨ、空心菜炒め、ゴーヤのおひたし、ゴマ団子汁、かに肉チャーハン、牛肉の黒胡椒炒めなどをたいらげた。

短い時間だったが、映画、演劇、その他、もろもろ話をして
充実した。

帰りに原付で感じた風も心地よかった。

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6月18日救いようのない方向音痴

私は、おかしいくらい方向音痴。

今日もオフィス・ヘンミの岡崎さんから、

リカちゃんを作った小島さんに会いに行く段取りを聞いて、

「じゃ、現地集合で。地図をFAXしときますから」

と言われた瞬間、

「だめだめ、だめですよ~。絶対、辿り着けませんから~。駅に集合にしましょうよ。ね、駅のわっかりやすいとこに……FAXにマジックで出口を書いておいて下さいよ~」

ということで、今日も岡崎さんにクソめんどくさいことをさせてしまった。

いやあ~、田舎者で山奥に育ったせいか、

「道」という観念がなかなか育たない。(カラダは育ちきってますけど)

せめて比叡山があれば、東か、西かわかるんだけど

トーキョーは道が京都みたいに碁盤の目じゃないし、

なんだか不安で不安で……。(それってヤバい?)

巨大迷路……みたいな公園だと逆に勘が働いて

ズンズン行けるのだが……。(それも変な話だが)

岡崎さんには、夜の六本木にさんざん連れてもらったが、

いまだに店の場所がよくわからない。

夜だけ出没する店だったりして……(?!)

あるいはONE NIGHT STAND?

いずれにしても、二度と一人で行けないのが悔しい……。

ところで、話はごろっと変わりますが

来る22日(月)の17:00~

赤坂のシナリオ会館(千代田線赤坂7番出口徒歩3分)で

シナリオ倶楽部をやります。

月刊シナリオ7月号に田中さんの書いてくれたすんごいコメント

が反響を呼んで、当日都合のつかない方も含めて

いろいろな方から電話やメール、ハガキ等を頂いて

ものすごーーーく恐縮していますが、

どーせ話の下手な私がやるんで、

のほほんとした会になると思います。

ゆえにゆえに、お時間のある方は、梅雨の憂さ晴らしに

ふら~っと遊びにいらして下さい。

予約等はいらないようです。(しかし、お一人様500円必要です)

会場はシナリオ会館3階、シナリオ講座教室。

映画『変身』を上映した後、

6階でお茶やビール等で歓談……

ということになっとりますのでよろしく!

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6月17日いたたた~!まただ☆

このところ、わりとどたんばたんしていたせいか、朝のゴミ出しの時に、雨で濡れた地面でずるり!と滑って、正面から転倒してしまい、右足と胸を強打してしまった~!

通行人がびっくりして駆け寄るくらいの倒れ方だったが、泥だらけになったのが恥ずかしく、「大丈夫です、行ってください」とかたくなな言葉を口にしてしまった。あ~もう自己嫌悪!

NHK名古屋の河合理香さんが、何回かメールを下さった。
先週河合さんが演出された中学生日記があり、意見を求められたので、じっくり拝見した上で、わりと正直に書かせて頂いたのだ。
徹夜で書き上げなければならない仕事があり、録画を観て書いたから、少々遅くなったのだが
「あつこさんの意見をどきどきしながら待っていました」と書いてあったので、逆にこちらが感激してしまった。

おまけに励ましの言葉まで添えられていて……。なんて優しい人なんだ、河合さんは。

河合さんとはかつて一緒に『風のスケール』という作品を作ったが、あの時はものすごくバトルして、ところかまわず携帯で怒鳴りまくり、歩いている人に驚かれたことも……。

納得いくまで何度も何度も話し合い、喧嘩して仲直りして、喧嘩して、また仲直りして……を繰り返しているうちに、本気でほんとに思っていることを話せる人になった。
わりと穏健派の私ゆえ、あんなにぶつかった人はいない。
でも、どんな時も受け止めて下さった度量にいつの間にか尊敬の念を抱いていたのは事実だ。

出来上がった番組は好評で、沢山の反響があり、今まで知り合いではなかった人からもエールが届いたりした。
私としてもいいゴールが切れたと思ったし、河合さんの演出は、私のシナリオを大切にしたものだったし、なにより、とびきり冴えていた。

その後も、年甲斐もなく大失恋した時、祖母が亡くなって自分のIDが危うくなった時も、温かい言葉で癒して下さった。

他人の気持ちをデジタルに処理する人が増えて、『まず自分』みたいな輩が多い中、河合さんのような人は貴重な存在。

こんど東京に戻って来られるそうなので、楽しみだ!


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6月16日いてててのて~☆

24時間以上椅子に座って仕事をしてたら

なんだか腰がメッチャ痛くなってしまった~。

坐る姿勢が悪いのか……っていうと、そーでもなくって

多分、おとといアホな遊び方をしたせいだ。

そのアホさ加減というのは……

ズバリ!

卓球会の復活!!!!(やりィ~☆)

実際には、またまた例の三鷹の焼肉食べ放題の『でん』に行き、

俳優のMさんと、K社のK子さん、あとは富田氏……と

私以外、皆、初対面にも関わらず、

一切の遠慮も、躊躇もなく

来た肉を次から次から網にざざっと投げ入れ、

飢えたけだもののように食い漁り、

例の濃いアイスクリームを食べ、

みんなごはんを大量におかわりし、

満腹になったところで

富田くんの運転する車にみんなで乗り込み

夜中にやっている卓球場へGO!!!

最初は一対一でリーグ戦をやって

私はボロボロに負けていたが、

まあ、そろそろいいおばはんだし、しゃーねーなと諦めて

華麗なるスマッシュを決める皆さんの技を

拝見させて頂いた。

しかし、みんなうまいなあ~。

M女史のサーブは落ちるサーブだし。。。

私も小学校4年生の時は卓球部で、素振りくらいはやってたんだけど。。。

大学の授業で卓球があり、あまりにど下手なので

夜中に壁打ちをしたのが懐かしい。

練習だけはみっちりやるんだけど、どーもね。。。

最後に、俳優のMさん(45)と私(44)のペアと

富田君(31)とK子さん(30)のペアでダブルスの試合をすることに。

とーぜん、30代ペアが勝つ!と思っていたら、

なんとなんと、

おっちゃん、おばはんペア(うちら)が勝った!

ヤリィ!

「うははははは……」笑いが止まらない私。

「あんたらに、そのうち卓球ちゅうもん、教えたるわ」

と関西弁でまくし立て、

「あんなぁ、卓球は、手で打つもんやない、心で打つんや」

と、さらに’教えたる目線’で言うと

富田氏もK子さんも

「なんか、めっちゃムカつく~」

と怒りを露にした。

ぐふふふふ……!

なんかめっちゃ嬉しい~。

その後、予定どおり、スーパー銭湯に行こうとしたら、

もう午前三時前なので、

どこもやってなかった。

仕方ないので、俳優のMさんを広尾で下ろし

荻窪の湯~とぴあに入ろうとしたら、

なんとなんと、その時間帯は掃除をしている……ということで

入るのを止めて

仕方ないので、おなかがいっぱいだというのに

開いているのがそこしかないので

荻窪の『笑笑』へ行き、朝の五時まで居たりして……。

食い疲れと眠気と、運動の疲れが渾然一体となると

むしろ、頭がよく回転して、

宇宙の果てはどこかとか、歴史って学ぶ意味があるのか?

なんていう話を

アインシュタインの話なんかも混ぜて

討論し合った。

建設的だ、ほんとに。

でも、やっぱ今日になって、腰が痛み、

だめだ~。こんなんじゃ。。。

もっと鍛えないといかん!

卓球会、これからも参加者を募ります!!!

富田&K子さんペアが既にリベンジマッチを申し入れて来ている。

うひひひ、カゲ練してバージョンアップしてやるぞ~!!!

しかし、『笑笑』に入って

いきなりお口のエチケットのタブレットを

ただでくれたのは

きっと我々が、か・な・り、焼肉臭かったからだろうなあ……。

あと、卓球会の汗か。。。

でも、細胞が活性化した!!!

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6月13日一体感について。。。

一体感というものを確認できないにも拘わらず、

人はそれを希求することはできる。

向こうもきっと同じだな今、って思う瞬間ってありませんか?

何秒でもいい。

そう思えるかもしれないすごい一瞬に人生を賭けているんだ、人類は!

たぶん世界が破滅する瞬間、そう思うかも……。

それくらい取り返しがつかない

圧倒的なことがないと駄目かな?

その時まで保留にしておく?


想像力というのはあくまで想像の域を出られないからこそ

存在意義がある。

人間は、他人の感情や苦しみや喜びをカンタンに分からない。

そんな生き物だから、言葉が必要なんだと思う。

ぶつかるのを恐れてはいけない。

言葉を積み重ねることを面倒臭がってはいけない。

言葉には時として、人智を越えたものが宿る。

この世界や社会に対して

折り合いのつかない強い違和感を持つ者。

救いようのないニヒリストこそ、

自己救済への止み難い衝動を胸に抱えている。(はず)

強烈な情念と、深い孤独を伴う違和感は、

この世のものではないなにか(魔物?)に触れてみたいという

思いを募らせるのかもしれない……。

想念が相手に届く瞬間がある。

気になって仕方がない人から

不意に電話が来たり、メールが来たりする時。

ううん、もっと言うと

ありえない場所でばったり遭うとか。

たった一人の共同体にそぐわない人の

切なる思いが、他の切ない思いを抱えた誰かと重なる時、

一体感を肌で感じることができるだろう。

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6月4日乙女卓球会・スマッシュ☆

K子さんから、都内で利用できる卓球場のリストが送られて来た!

若い頃、『乙女卓球会・スマッシュ☆』というのを作ったことがある。

最初は、女子三人。

私とSちゃんと、そのお友達(女子)。

Sちゃんと、お友達は、めっちゃ美貌の人で、

町を歩けば誰もが振り向くくらい美しく、スタイルもバツグン!

はっきり言って、アイドル顔負けのルックス。

なのに、

な・の・に・だ、(ここがポイントね☆)

二人とも、「女」を捨てて、「笑い」を取っていた。

そしてもちろん、私もそこんとこは潔く。

我々は、Sちゃんの友達が兵庫県から乗ってきたジープに乗り込み、

卓球はそっちのけで、京都の町を走り回った。

そのうち、Sちゃんが

「セックスはいけませんよ、セックスは~」

と叫んだので、

面白くなって、私も真似して、

結局、三人で「世直し」と称して、おかしなことを叫びながら、

京都の町を巡回し、

そのあとは、カラオケのハシゴをした。

渡辺はま子さんや藤山一郎さんの歌を熱唱した記憶がある。

卓球は……と言うと、

その後、『乙女卓球会』という名前にもかかわらず、

女子だけではなく、老若男女、誰でも入ってOKということになったので、

カンチガイすれすれのおっさんや登校拒否の女の子、

家庭の事情でかったるそうなおばさん、鉄道オタクマザコン男等、

バラエティに富んだメンバーになり、

一応、軽く卓球をするのだが、みんな普段は感情優先で生きていて、

ほとんど鍛えていないので、体の弱いせいもあって

すぐに飲んだり食ったり……になってしまい、

爽やかに卓球するどころか、

変にフクザツな人間関係を作ってしまった……。

上賀茂のMKタクシーの上に卓球場があって、

たしか24Hだったと思うが、

あんなにいいロケーションだったのに。。。

私も年齢的に、これが最後の卓球になるかもしれない。

今度こそ、ちゃんとした卓球会にしなくては……。

ちなみにK子さんは、卓球においては負け知らずらしい。

この間、K子さんと中野で飲んだ時に

お互い、ひょっとしたら「体育会系女子」なんじゃないか……と

話をしたのが、この卓球会発足のきっかけだが

私はスマッシュが打てないので、ずるい作戦で行くつもりだ。

そんなワケで

まだメンバーが揃っていないが、

求む! 対戦相手!

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6月3日恥ずかしさのあまり。。。

夕方。

資料本を読んだ後、オフィス・ヘンミの中村和則さんが送って下さった

『ウルトラマンをつくった男たち』のDVDを観る。

1989年の作品。オンエア時にはもちろん観たし、

同社にビデオをお借りしたこともある。

2005年にDVDになったのは今回初めて観るので、

まずは特典映像から……。

オフィス・ヘンミさんには、

ふとしたことから、習作時代から大変お世話になっている。

同社には、樋口祐三さんがいらっしゃる。

オフィス・ヘンミの社内にカンヅメで、

水戸黄門を書いた時には、

夜中までお付き合い下さり、原稿のチェックまでして頂いたし、

おそらくもう五十回以上お会いしており、

お会いする度に

ウルトラマンの話をしたい……と思っていながら、

いつも『Gメン’75』のことを話して、

高久進さんの話をして、時間切れで終わってしまう。

ある年の橋田賞のパーティで、

宮川先生から飯島敏宏さんにも、

御紹介されたのに、なんにも言えなかった……。

やっぱり、かなりドキドキしてしまうのだ。。。

今の私にとっては、作り手こそがヒーローなのだから。。。

そんなアホな私に、今回、中村さんが資料として貸して下さった

DVDは、ウルトラマンを産み出した皆さんの

貴重なインタビューが入っていて、

嬉しかった……。

樋口さんが話しておられる、

金城哲夫さんが、沖縄へ戻る日のエピソードが印象的だった。

クイーンズへ買い物に出る途中、

中村和則さんに電話を入れ、金曜日にお会いすることに。

中村さんから教えて頂いた本の感想を少し話すと、

中村さんは既に著者の方と話をされたとか。。。

早い!!!!

夜。食事を終えると、アレグロの中村園さんから

電話が入った。

今日は「中村さん」にものすごく縁がある。。。

講談社から出ている中村園さんの著書と共に、

綺麗な日本手拭いを送って下さったので、お礼を述べた。

ナスビの柄が超キュートなので、マフラーにもできそうだ。

この手拭いを見ていたら、水ナスを食べたくなってきた!

どこに行けば売ってるかなあ……。

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5月31日三鷹で焼肉!!!

三鷹の「ジョーシンアウトレット」にデスクトップパソコンを買いに行ったつもりが、

プリンターの複合機を買うことに変更してしまった。

新宿ヨドバシで20ウン万円の機種が、なんとなんと12万円であったのだが、

向かいの「でんきち」の値段を見に行ったスキに売れてしまったのだ。

ほんの10分の間しか経っていないというのに……。

仕方ないので、その上のモデルにするか……と思ったが、

どーも、奥行きが有り過ぎで、イマイチ……。

ということで、

そろそろプリンターが寿命だったので、急遽、

ブラザーの複合機(電話、ファックス、プリンター、スキャナー……等々)

を買うことに。

迷いに迷った買い物が済んで、おなかが減ったので

富田氏に連絡し、ねこちゃんと富田氏と三人で

焼肉食べ放題の「でん」に!

「カルビがどーも最近、腹にこたえるんすよ……」

という富田君。

「まだ30でしょ?」と言うと「31っすよ」と素早く切り返された。

そっか~。時が経つのは早いもんだねえ~。

自宅が超狭いので、仕事場にする部屋を探していた時に

不動産屋さんとして知り合ったのだが、あん時はまだ28だった富田君。

物件を探してあちこち歩いている間に

生きざま晒してナンボ系で仲良くなり、今日に到る。

店内は三種類のコースがあって、

我々は二番目の二千円ちょいのコースを選択。

「さあ、食うぞ~」

富田君は、さすが地元民。

ボタンを押してオーダーを頼む指の動きが高橋名人並みに早い早い!

カルビ、辛いって言ってたくせに、

しっかり頼んでいるし……。

ロース、ハラミ、トントロ、焼き野菜……肉の苦手なはずの私も

今日はなぜか「肉自体にやる気を感じて」

食べまくった。

三人は、ほとんどしゃべらず、野獣のように食べた、食べた。

あ~満足、満足。

おまけに、富田氏から、安いパソコンの買い方や

新たに出る高速モバイル通信の情報なども教えて貰って

有り難かった……。

食べ終わった後、デザートの超ウマウマアイスを食べながら

流れで、ケッコー三人で純愛について話をしてしまった……。

あんだけ肉食らった後だというのに。

帰りは富田くんが車で送ってくれるというので

富田くんの今の勤め先の、auショップの20歳の女の子を

武蔵境の駅でピックアップして

荻窪まで送って貰った。

青森から出てきたばかりという彼女は、

とってもいい匂いがして

(焼肉臭い車内ですんません……)

「あっ!びっくりドンキーがあるっ!東京で初めて見た!」

と青梅街道を吉祥寺から荻窪方面に向かって走る時に

声を上げたのが、たまらなくかわいかった。

しかし、富田くんは、

ごはんを五杯も食べていたけれど

すごいなあ……。

家に戻ったら

田中貴大氏からメールが届いていた。

東京に来たばかりの頃、

大井武蔵野館で『地球防衛軍』を立ち見したことを伝えていたのだ。

彼は『獣人雪男』をここで観ましたと書いてくれた。

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5月27日雨の松本城

昨夜安曇野でつい遅くまで飲んでしまい、予定を一日延ばして、岡谷市のまちこちゃんちにもう一泊させてもらう。

こんなオバハンが厚かましく何日も泊まったというのに、まちこちゃんは嫌な顔ひとつせず、かわいい朝ご飯を出してくれた……。
私にとっては、初めてに近い長旅。
武井武雄さんのファンだと話すと、イルフ童画館にも連れてくれた。
ありがとう、まちこちゃん!

まちこちゃんと別れ際涙がこぼれそうになった。

お昼過ぎに松本に向かう。
せっかくだから国宝の松本城の天守閣に上ったところで、雨がざあざあ降ってきた。

とてもじゃないけど出ていけないくらいの激しい雨。
雷は鳴るし、風はビュービュー吹き込むしで、まるで籠城された姫(?)状態。

仕方がないので開智学校を見ながら、床に座り込み、30分ほどぼーっとする。

しかし、この時間は貴重なひとときだった。

段差がある天守閣の階段を六階まで上ったせいか、身体がポカポカしている。
なのに頭はクリアだ。
城……という処がそもそも、快適にモチベーションを上げるということをものすご~く考えて造られているのかもしれない。

美しい城を後にし、
雨が止んだので松本市立美術館へ行き、柳宋理さんの展示会を観た後、庭の草間弥生さんの巨大フラワーのオブジェを写真に撮る。

実は、田村一男さんの『ゆきのくに』が一番よかった。
静謐な空気。
雪山がもこもこと迫ってくる。


長い滞在をして、時間と空間の感じ方がすっかり変わった。

得たものは大きい。

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5月26日安曇野へ……。

小さな絵本美術館に勤めるまちこちゃんの車で朝から安曇野へ行く。

岡谷から豊科ICを目指して走る道は別天地へ通ずる道。

天気がよかったこともあり、空の青と山の緑が鮮やかだ。

天に届かんとそびえる穂高にはうっすらと雪が残っていて、あまりに高いので空の雲と間違えそうだ。

ダニエル・シュミットの『ラ・パロマ』
でイングリッド・カーフェンがイジドール(役名)と歌うシーンを思い出す。

安曇に着いてすぐ、碌山美術館に行く。
チャペルの鐘の音に耳をすませるまちこちゃんが、可愛らしい。
展示物では『女体』が秀逸。憧憬を素直に顕した作品だと感じた。

お昼過ぎ。
信濃松川駅で講談社引地さんと合流し、山の麓にあるとびきりおいしい蕎麦を食べた後、安曇野ちひろ美術館へ。

ある本をきっかけに、いわさきちひろさんの生涯をここ数年追いかけていたので、ここに来られて嬉しい。

ゆったりと絵を観た後、ちひろさんのご子息の松本猛館長とお話をする。

お忙しい方なのに、長い時間お付き合いを頂いた上に、美術にまつわる興味深い話を聞かせて頂いた。あまり知られていないことであり、芸術家の本質を捉える内容なので、ぜひ、本に書いて欲しい!

帰り際、松本館長は
最近書かれた著書を二冊(『ちひろと一茶』『 失われた弥勒の手 』) も下さった。

話の下手な私なのに……。
帰りには館長おススメの末廣で飲む。

おススメ通り、
キムチとあさりがおいしかった!

次は道祖神をゆっくり見たい。

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5月25日小さな絵本美術館

23日から、小さな絵本美術館に勤務しているまちこちゃんち(岡谷市)に泊めてもらって、夜、二人で岡谷、上諏訪あたりを廻り、鰻を食べたり、温泉に入ったり……。
まちこちゃんの目のつけどころは、かなり独特で、切り返しが見事で、二人してなんでもないことをネタにゲラゲラ笑う。

小さな絵本美術館は、岡谷市と八ヶ岳にあり、実は10年くらい前、岡谷市の方には、ハンス・フィッシャーの原画を見るため、二度ばかり行ったことがある。

今日は八ヶ岳の方に行かせて頂き、朝、周囲を少し散策し、草花の名前をすっかり忘れてしまったことを悔やみつつ、片山健さんの企画展をじっくり拝見した後は、ほとんど一人きりで、一日絵本を読んで過ごし、涼やかな風が吹くテラスで、まちこちゃんお手製のお弁当を頂いた。

なんという贅沢な時間!

こんなゆったりした空間で、たった一人で読むと、言葉がいつもよりしみこんでくる気がする。

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5月23日アンパンマンミュージカル!

朝早くに東京を出発して松本へ。
浅間温泉の近くにある松本文化会館で午後3時からアンパンマンミュージカルを観る。

ムービック・プロモート・サービスの森田さんがご招待下さったのだ。

現場に到着すると、同社の伊熊さんが、待っていて下さった。楽屋から裏を廻ってPA席まで行く途中、少しお話をさせて頂いたが、初対面なのにとても親しみやすい方で、いろいろご親切にして下さり、すご~く嬉しかった!

開演前の会場は、幼い子供達の期待と、若いお母さん、お父さんのウキウキした気持ちではちきれんばかりになっていた!中にはおじいさん、おばあさんと一緒に一家総出で来ている家族も……。

そして、いよいよアンパンマンミュージカルの幕が開き、会場の熱気は一気に上昇!
まだ赤ちゃんのようなちっちゃい子が席を立ち、踊っている。
第一部は『アンパンマンのマーチ』などでおなじみのドリーミングの歌。
なんといっても生で聴くと、ちよさんとかよさんの双子デュオの声が素晴らしい!声量はもちろん、響きがハンパじゃない。声のシャワーが気持ちいい!
歌詞に込められたメッセージがストレートに伝わってくる。
お二人はオペラ歌手を目指し、立川清澄さんにも師事されていたとか。
ドリーミングが歌う『空を飛ぶニワトリ』(タイトル合ってるかな?)には、「一歩踏み出すことが空を飛ぶということなんだ」というような歌詞もあり、う~んと唸った。

第二部は着ぐるみによるアンパンマンとその仲間達のミュージカル。

どーもくんの親子向けの舞台をやった時に着ぐるみを着て、いかに素早い踊りを見せるか……というのが裏テーマで、三本書いたうちの一本はハードロック篇にして、中に入る方には土下座して頼み込んだのだが、今回のアンパンマン達も、切れが良くって早い早い!
しかもダンスが超イカしてる~!
ダンスの度に拍手が起こったほどだ。照明もかなり凝っていて、空間をうまく造っていた。
中でも、ドキンちゃんの照明は表情があり、わがままなのに憎めなくって魅力的なドキンちゃんはやっぱりスカーレット・オハラだ。
ばいきんまんには、以前からやなせたかしさんの愛を感じる。二人のシーンも見事!

ハッチポッチステーションでご一緒した中尾隆聖さんの声を大音量で聞けて良かった~!

今日は来てよかった!
理屈ではなく、正義を行使する勇気を振り絞らなあかん!と思った。

森田さん、伊熊さんありがとうございました。


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5月19日wow!

中野で講談社の引地さんと

主婦と生活社の住田さんと、同社を経て

実業之日本社に行かれる滝乃さんにお会いした。

途中、ひょんなことから大変濃い話になり、

住田さんと、滝乃さんの取材力に圧倒された。

つっこみ方がハンパじゃない!

ワイドショーよりも掘り下げ、

質問の内容も、「知りたいけれど、ちょっと遠慮しちゃうな……」

みたいなことをズバッと訊くのだ。

住田さんは現在、リラクマ等のキャラで大ヒットを飛ばす『ね~ね~』編集部に

滝乃さんは、編集とイラスト・マンガ等を描かれ、(私は滝乃さんのお耽美系が好き!)

これから大人向けの絵本等を作っていかれるそうだが、

実は、お二人は『週刊女性』の編集部にいらしたとか。

なんだ、やっぱり、シロートさんの突っ込み方じゃないと思ったよ~。

おかげで、ものすご~く濃密な時間が過ごせた!!!

瞬時にエネルギーを転換させるのって

パワーが必要だけど、

今が刻一刻と変化していくのを

パッ!と捕まえないといけないなあ……と思った。

目の前にあるものが、今であり

今が、真理。

そして今は常に変化する。

変化を恐れていてはだめだ~!

夜。

ノリでつい、ついパソコンでフリーハンドの

絵を描いていることを伝えたので

j.peg添付メールで送ったら

住田さんから「パッションを感じる!」と絶讃のお返事を貰った!

うれしい~!

色もいいと褒められ、ぐじゃぐじゃになるくらい

嬉しくなった。

恥ずかしいけど

さらけ出してみないと……!

日曜日、中野のtwlで脳みそ夫さんが出ていたので

またまたK社のK子さんとライブに行った話をしたら、

住田さんと滝乃さんは「ぜひ、一緒に!」とのこと。

以前ブログに二人組と書いたが、

どう見ても、脳みそ夫さんは

一人で活動しているようで、

あの日だけのユニットだったのか

それともそれ自体がシャレなのか……?(だったら凄い!)

そんな間違い(?!)をした自分が

おかしくて仕方なく、

くくくく……と笑ってしまう。

反骨の精神を持った人が

少なくなった今、

あんな風に

「行ったら行ったきり」という芸風は

貴重だ!!!

K子さんとは卓球会も予定しているので、

求む対戦相手!!

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5月18日包み込まれる気持ち良さ。

電話で仕事相手としゃべっていたら、なんとなんと

私が27歳の頃、人文書院に入ってすぐに担当させて頂いた

『黄金伝説と仏陀伝』(原田実著)を持っておられることが判明!

聖伝に隠された東西交流というサブタイトルの通り、

まだ東洋と西洋の交流がなかったとされる時代に

黄金伝説と仏陀伝に同じ説話が残っている……というもの。

初めて担当したのに、

当時の編集長はなんの疑いもなく、図版の割り付けまで

ドン!とまかせて下さった。

であれば……と、

一角獣のタペストリーからズバッと大胆に抜かせて頂き、

大きく片面1ページに一角獣を配したら、

黒々としたページがいきなり入るので

製作の方に「コストがかかる」と、あんまりいい顔をされなかったけれど、

でも、仕上がりはスコブる良かった!(はず!)

今も私が大切にしている本だ。

美的センスも、学術的バックボーンもなーーんもなかった私なのに

よく、まかせて下さったと感謝している。

もちろん、期待に応えようと死に物狂いでがんばった。

今の私に、そんな太っ腹なことができるだろうか……?

のちに

立松和平さんが週刊誌に大きく書評を書いて下さったことが

ただただ嬉しかった。

印象的なのは、著者が提供して下さったマグダラのマリアの図版や

地母神の写真。

あの時、感じたものは端的に言うと

「包み込まれる気持ち良さ」だった。

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5月15日追悼三木たかしさん

三木たかしさんが亡くなった。
またもや、才気溢れる人の早すぎる死。

幼い頃からあのドラマティックな旋律に魅了されてきたのに……。

三木たかしさんは、歌謡曲や演歌はもちろんのこと、子供向けの歌にも優れた名曲があり、ジャンルを問わず活躍されているが、曲調がダイナミックに展開し、心が奮い立つ曲が多い。

『最遊記歌劇伝』など話題作を手がけておられるムービック・プロモート・サービスの森田さんが、5月23日の松本のアンパンマンミュージカルにご招待下さった。忙しい方なのに細やかなお気遣いを頂いて感激している。

アンパンマンのテーマソングも三木たかしさんだ。
スタッカートの効いた旋律が謳い上げる
愛と勇気と正義。

『愛と勇気と正義』
そんなものは幻だ!とせせら笑ってリアルなことに専念するのも一つの生き方だが、たとえ遠回りしても、自分の信ずる軸に従って生きていくのがやはりよい。

愚かで結構~!

夜。
youtubeで西城秀樹さんの曲を聞きながら歌いまくる。小学校低学年から後にロッド・スチュワートに出会うまで熱狂的なヒデキファンだった。

今、再び聞くと三木たかしさん作曲の『君よ抱かれて熱くなれ』や『ジャガー』は名作だ。もちろん歌詞も素晴らしいが、曲に血が通っていて、人を愛した時の哀切を痛いほど感じる。

ヒデキに魅せられていたつもりが、絶妙な楽曲の構成に、そして三木たかしさんの心の有り様に魅了されていたのかもしれない……。


他にも岩崎宏美さんの『思秋期』など名曲は多く、もっとたくさんの歌を世に出して頂きたかった。

三木たかしさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。


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5月11日おなか痛い……☆

もろもろ終えて夕方。
女子会のメンバー(AさんとK子さん)とねこちゃんで新宿西口の劇場バイタスへ。

業務用菩薩presents「協力型大喜利~煩悩~」という催しがあり、そこに脳みそ夫さんが出ているので、急遽集結したのだ!

この日は、漫画家のおおひなたごうさんも出演され、漫画で
応戦されていた。

他にも
有名なハガキ職人のあなたの肉野菜さんや、Tスポ新聞記者のM本さん、しげるさんやマヂカルラブリーの村上さん、ドキドキキャンプの佐藤さんなど、強豪がずらり。
席はあっという間に満員!
もちろん、そんなに広いハコじゃないけど、にしても、西口から15分も歩く場所にあるっていうのに……。

開演前、前列の女子軍団がなんどもなんどもメイクを直していたけど、イケメンでも出るのかな?

持ち時間108分の間にみんなで交代しながら協力して108ポイントを稼ぐというもの。

ただし、ジャッジメントは天空の菩薩がやるという趣向。

お題はかなりレベルが高くて、ひねってあった。
映像をふんだんに駆使して、時にはオードリーの若林さんが出題する場面も。

しかし、やっぱり我々のツボは、脳みそ夫さん。

たとえポイントが稼げなくても、あの風刺の効いた鋭い回答に大爆笑してしまった!
タイムリーなネタをザクッ!と放り込むところも素敵だ。

余談だが、
先日、深夜のラジオで、80歳位の女性が昨今のお笑いについて「ギャーギャーと単純なギャグだけで社会風刺がまったくない」と嘆いていた。
そんなお方を
脳みそ夫さんのライブに連れていってあげたら、「待ってました~!」と言われたりして……!

しかし、
おなかが痛くなるまで笑い続けたのは、ひさびさだ。

帰りにみんなで創作和風料理の店に行ったが、ぐったり……。

このところ、体調最悪だったが、疲れも飛んだ!
あ~楽しかった!

しかし、大喜利ライブの間も、
ず~っとメイクを直し続けていた女子達は、いったい……?

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5月2日電車居酒屋~井の頭線の巻~

本や洋服が増えて

どーにもこーにも部屋が汚くて仕方がないので、

無理無理にねこちゃんを誘って

渋谷のロフトと東急ハンズに本棚を買いに行ったその帰り、

井の頭線の中で、ひっさびさに、おもしろい人に出会った!

渋谷から吉祥寺までの各駅停車しかなくて

満員ではないけれど、席はなく

歩き回ったせいで足は棒のようになっていて

疲労がピークに達して、うんざりしていたその時……

「必殺は沖雅也がイチバン美しいんだよね……」

という声が背後から聞こえてきた。

おいおい、また必殺の話かい……と振り返ってみると、

そこには、なんとなく馴染みのある雰囲気の、

でもまったく知らない30代半ば~40代前半の男性が、

缶ビール片手に席に座り、ゴキゲンな調子でしゃべっていた。

赤いヤッケにジーパンにリュックにスポーツバッグ……

というのが親しみの源泉かと思いきや、そーではない。

あの語り口調に、マニアならではの馴染みがあるのだ……。

赤ヤッケ氏は、いきなり

「水戸黄門は、助さんがもっとスケベでなきゃだめだ」

ということを、とつとつと語り始め、

右に座っている女性は、缶チューハイ片手に

うんうんと頷いてあげているのに

赤ヤッケ氏は、自分の語りペースを崩さず、

スポーツバッグから次々と

缶ビールを出して飲み始めた。

そのうち、話は「暴れん坊将軍」へ。

「あれってさあ、見ているうちに、

なぜか吉宗がカッコよく感じるんだよねえ……」

なんて言ってるのが、おかしくて仕方ない!!

そんなのみんな、思っているよ~。

話はまたまた『必殺』に戻ったり、『大岡越前』に行ったり、

『江戸を斬る』に行ったり、『大江戸捜査網』に行ったり。。。

仲間らしき左の青いシャツの人は、なんだか相槌打つのも

メンドクサそうだが、

私とねこちゃん(実は時代劇マニア)はおかしくて、

おかしくて吹き出すのをじっと我慢していた。

言い得て妙!なところもあるし、

なんだか的外れだけど、変にツボを押さえていて

おかしいところもあるし。。。

でも、「必殺では沖雅也さんがイチバン!」というのは

同感、同感。。。

赤ヤッケ氏は、いい気分になってきたのか、

スポーツバッグから、ガラガラと大きな音をさせながら、

ビニール袋ごと缶ビールを取り出し、膝の上に置いた。

30本は入っていたと思う。

中身の入っているのも、飲んだ後のも含めて。

なんだ、次から次から出てくるから変だと思ってたけど、

こんなに持ってたんだ~。

赤ヤッケの人は、

「でね、酒井和歌子のやった奥さん役が、これまたいいんだよ……」

とか言いながらビニール袋に顔を突っ込んで、

中身の入っているのを選別している。

橋幸夫さんや、中村梅之助さんの話になり、

『遠山の金さん』で話が落ち着くかなあ……と思ったら、

最後はやっぱり

『必殺』の沖雅也さんの話に。

渋谷から吉祥寺に着くまで、30分余り

居酒屋で飲んでいるが如く、

終始ごきげんだった赤ヤッケの人。

私とねこちゃんは疲れも忘れて

あの人の時代劇論に聞き入った。

おもしろかったなあ~。

ねこちゃんは、ちょっと悔しそうだった。

自分も必殺が好きだからだ。しかも沖雅也さんが。。。

「なんであの人に、ちょっとそこのベンチで

飲みませんかって、言わなかったの?」

と言うと、

「そんなことできませんよー。知らない人なんだし」

と呆れられてしまった。

そうかなあ……。

あんな人、そうはいないから、出会いを大切にした方が

いいと思うけど。。。

その夜。

沖雅也さんの出ている必殺シリーズを

ねこちゃんがDVDでガン見したのは

言うまでもない。

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4月30日快感

このところ、どうもお笑いライブに行く機会が増えた。

映画にも今までどおり通っていて

好きな作品に出会えば、

至福の時間を過ごせるのだけれど

なんだかこういうライブの方が、

今の世の中にマッチしているように

思えて仕方がない……。

瞬時に時代のうねりを捉えることが

できるからかもしれないけれど、

確実に勢いは加速している。

そしてなにより、

私はお笑いライブでかかっている

音楽を聞くのが好きだ。

破壊力があるような気がする。。。

今日は、

講談社の社長室保存資料委員会のAさんとK子さんの

「ROCK!」な女子会の楽しいメンバーで

アミーパークライプ(新宿シアターミラクル)へ。

U字工事さんの新ネタ(栃木にオリンピックを呼ぶ!)がウケた。

二列目の超近い席。

益子さん&福田さんの熱演を間近で見た。

物凄い汗!!!

ピシッとオチが決まっているしゃべくり漫才は

大変だろうと思うけれど、多くの人に豊かな笑いを与える。

私は前回、ハイスパットの紙パック飲料ネタで大笑いしたのだけど、

今回も、駄菓子屋ネタで爆笑してしまった。

それから水町享央さんの一人数人役の学園ドラマ!!

脳みそ夫さんや牧野ステテコさんなど

シュールな笑いが、かなり好きなので、

意味もなくイっちゃってるネタがポーンと来ると

笑いが止まらない。。。

昔、花月で見たジャズ漫画の木川かえるさんも

大好きだった。。。

笑いを共有できるというのは

サイコーにハッピーなことだ。

笑い= 快楽だし、絶対に!

そーいや

十代の終りに京都花月にゴザを敷いて、

そこに座って漫才を見ながら

酒と食べ物持ち込んで新年会をやったのが

懐かしい……!!!

今、ルミネでそんなことやったら

怒られてしまうけどね。

20代の頃、谷やんという、超面白いヤツ(ツレの弟)と

大阪のありとあらゆる劇場をまわり、

通天閣歌謡劇場や、朝日劇場にも

イヤというほど行ったけど、

なんど行ってもよかったのは、

(ホームレスのおっさん込みで)お客さんが自然体だった

ことだ。

おもしろいか、おもしろくないか、

そこだけだ、本質は。

シビアな眼に晒されている演者は

たとえ客がまばらでも真剣勝負。

客だって、中には明らかにメシ食う金を節約して

来ている人がいて、真剣そのものだった。

たとえ汚い劇場でも

神聖な勝負の場だった。

ライブ終了後、

我々「ROCK!」な女子達は

その名も

『アラビアンロック』という店に移動。

入り口で「開け~ゴマ!」

と叫んで、魔法のランプをスリスリすると

ドアが開いて、

ものすご~くスタイルのいいお姉さんが

アラビヤーーーーンな格好で現れた。

店内はアラブの雰囲気で、

メニューもアラビヤーーーンなネーミングがついていて

なんとなくウキウキ。。。

最初は

肉や野菜に呪文を唱えながら火をつけて焼いてくれたりするのが

楽しかったけれど、

けっこーマジな話になって、

話し込んでいたりすると、

いちいちショーアップして出されるのが

ちょっとメンド臭くなったりもして。。。

やっぱ、メシの味優先の

おつな店にしとけばよかったかなあ……。

本当は四谷の牛タンの店が

候補に上がっていたのだが、

私がそんなにタンを食べられないので、

変更して頂いたのだ。

すみません……。

でも、ほんのちょっぴり

忍者居酒屋も気になっていたりもして。。。

お笑いライブもよかったけれど、

AさんとK子さんと会うと

ものすごく癒されるし、元気が出る!

ハイレベルな笑いのセンスがあるのはもちろん、

気持ちがとってもストレートだからだ。

結婚を控えているAさんを

お笑いライブに引っ張り回すのは

ものすごーーく申し訳ないけれど

笑いのセンスのある人って

そうはいないので、

ぜひまたヨロシク。。。

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4月23日ばったり☆

やることが積もっているので、だるくてぐったりしながら作業していたら、阿佐ヶ谷ラピュタで中平康監督の特集をしているのを思い出し、時計を見たら、18時半。おっ、『野郎に国境はない』の19時からの上映に間に合うぜ!ってことで、上着を羽織って、阿佐ヶ谷までチャリを飛ばす。

途中、銀行でお金を下ろし、100金でパンと飲み物を買って、上映ぎりぎりにラピュタに着くと、なんとなんとシナリオライターの田中貴大さんとばったり。

このところ、
必殺等のDVDのやりとりや、メールで連絡を重ねていたので、なんだかいきなりご本人に会うのは、気恥ずかしかったけれど、やっぱり、こういう場所で誰かに偶然会うのは、嬉しい。映画館や劇場で……というのが良いではないですか!

ラピュタには、必殺好きのT氏も駆けつけてくれたので、レイト『狙う』を観た後、みんなで駅前の日昇園へ行き、必殺や特撮の話で盛り上がる。
いやあ、縮んだ気持ちが解放されるなあ~。


1月~3月は風邪で体調をかなり崩して、外出を控えていたので、田中さんの書いた映画『年々歳々』を観ることができなかったのが残念!

DVDがレンタル開始になったら、ぜったい観たい。


にしても
楽しかった~!

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4月19日脳みそ夫さん

夜。
いきなりお笑いライブに行くことになり、中野のStudio twlのコンティニューライブへ。

数組の若手お笑い芸人が二時間、新ネタで勝負するというもの。
中野と沼袋の間という不便な場所にあるせいか、客の入りはそんなに良くない。
カッコいい芸人さん目当てなのか、若いおね~ちゃんが目立つ。


そんな中、脳みそ夫さんが、かなりシュールで、私的にはかなりツボだった~!

脳みそ夫さんは「脳」さんと「みそ夫」さんの二人組だが、以前は現みそ夫さんが「脳みそ夫」として活動しており、不慮の事故により残った相方の脳とコンビを組んでいるという設定で、M1にも出たツワモノだとか。

ライブの間中、コントはもちろん、大喜利などでみそ夫さんが発する言葉がおかしくてたまらず、一人ゲラゲラと笑ってしまう。
魅力的な人だ。

根本敬さんの『夜間中学』に行った時も、そんなで、根本さんにチラ見されたことがある……。

脳みそ夫さんのネタはテレビ的ではないけど、あのぶっとび感が、刺激的なので、どうかこの路線をキープしてほしいなあ……。


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4月16日人形への愛

午後の遅い時間、要町にあるアレグロに行き、中村園さんにお会いした。

中村さんの著書『もの作りひと作り 立体造形物界の「魔術師」の溢れる情熱と発想力』を拝読していて、アパートの一室からスタートしてジブリの『ハウルの動く城』の大サーカス展をプレゼンされるところは、とてもパワフルで、ひらめきを素早く現実に変えていく馬力を持つ人にぜひともお会いしたかった。
実際お会いした中村さんは美しい方だった。

人形を作る人との中には、ときどきもの凄く端正な顔立ちの人がいる。
私はレズビアンではないけれど、美しい女性を前にすると眩しくて照れてしまう。

中村さんはロッド・スチュワートがお好きで人形を作っていらしたとか。

私は昔、フェルトで私もロッドの人形を作ったことがあります……と伝えるのが精一杯。

社内を見学させて頂く。

至るところで、これから公開されるアニメやゲームの最前線の造型作品が制作中で、

スタッフの方が丁寧に説明をして下さった。

凄い~!
さしつかえがあるから、具体的には書かないが、

みんなヒットしているものや、大作ばかり……!

階段のところに内藤ルネさんの人形がニ体置いてあり、目が釘付けになった。
欲しい!
欲しいよ~!

普段、物欲のほとんどない私だが、美しい人形だけは別。
サイズといい、顔つきといい、もう蠱惑的……と言いますか、まさにルネさんの世界に住む人形……ああ。(ため息)

一瞬にして世界に引き込まれた私。
中村園さん、アレグロ恐るべし!

理屈ではなく、ストレートに感性をノックアウトするものを創ることが大事だということを思い出させて頂いた。

そうだ、そうですよ、やっぱ!

中村さんは、今の私の現状を察して、ヒントになる言葉をいくつか下さった。

しかし
スケールのでっかい人だ~!

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4月9日よく辿り着けたね……。

去年の10月くらいから競馬に少しハマっている。

元々、勝負事にはナミナミナラヌ興味があるのだ。

(モノポリーが実は死ぬほど好きなのだが、

やってくれる人がいない(涙))

人生、バクチ、流転もまた人生なりを

実践している(?!)私は、このところいいお友達ができて嬉しい!!!

先日、中山競馬場で御一緒した、主婦と生活社の

若き俊英、住田幸子さんと滝乃みわこさんと

方南町の『一心太助』で会うことになった。

一心太助は言わずと知れた(?!)ディープな飲み屋で

親戚の家で飲んでる感がいい!

みんなのスケジュールとを合わせると

夜の9時からスタートということになったが、

元々夜型の私は、なんてことない!

そんくらいからの方が、頭が廻るんすよー。

ってことで、

待ち合わせをしていたら、住田さんは来たけれど、

待てども待てども滝乃さんが来ない。。。

浜松町を8時半に出るから少し遅れるとは聞いていたけれど……。

十条に住んでいる滝乃さんは、

このあたりの地理に詳しいとは思えないし……。

仕方ないので、

先に店に入って滝乃さんを待つことに。。。

待っている間、住田さんとじっくり話ができたことが嬉しかった。

住田さんが何度も滝乃さんのケータイに

電話やメールを入れてくれたけれど

返事が無い……。

「多分、彼女、ケータイ忘れたんだと思います……」

ええっ、大丈夫かな?

この時点で、もう夜の10時。

浜松町を八時半に出ることは事前に聞いていたけど、

滝乃さんのことが心配だ。しかも、ここはちょっとわかりにくい場所にあるし……。

だいたいおっさん御用達の匂いプンプンの

入りにくい店構えだしなあ……。

ケータイがないと地図だって調べられないご時世だし。。。

しかし、そんな心配をよそに、

滝乃さんは、見事に辿り着いた!!!

「どーやって来たの?」

と問うと

なんと図書館のインターネットで調べてきたとか!!!

さすが、取材で鍛えた勘!

にしても、よかった、よかった~。まじで心配していたよ~。

その後は

近くのカラオケBOXに移動!

住田さんも、滝乃さんも、歌う姿も声もとってもチャーミングだ。

一人おばさん(私)が混じっているので、

気を遣って下さったのか、ビンクレディーのサウスポーを

入れて下さり、

「ええっ、ピンクレディー……?」

とか言いながら、マイクを手にすると

自覚のないまま、体が哀しいくらいにフリを覚えていて、

「熱い勝負は~恋の気分よぉ~♪」

なんてノリノリになってしまい、驚かれてしまう。

ついには、みんなでピンクレディー、そしてキャンディーズの

メドレーをかけて盛り上がる、盛り上がる!!!

ぜいぜい息切らしながら、

ジンジャエールをかぶ飲みしていたら

若い二人から

「あのう、フリってどーやって覚えたらいいんですか?」

と問われ

「あんた、そりゃあ、命懸けでテレビにしがみつくことですぜ」

という言葉をぐっと飲み込み、

「楽しんで覚えるといいんじゃないかなあ~。自然に覚えるし~♪」

なんてカッコつけてる私は

アホだなあ……やっぱ。

この日は2時過ぎまで遊んだけれど

あっという間だった。

滝乃さんは、奈良に行かれるというので、

NHK奈良の武中さんを御紹介することに。

武中氏はどーもくんや、ななみちゃんの仕事を

御一緒した人で、いつも私の書いたものを丹念に見て

意見をくれる得難い友人でもあり、

きっとキャラクター開発のヒントになることを

しゃべってくれるだろう。

住田さんにもらった『ね~ね~』と『週刊女性』を

家に帰って読む。

リラックマとかまめゴマも超かわいいけど

豆しばもめっちゃキュートだなあ……。

ううん~癒されるぅ~。

『週刊女性』のお取り寄せ記事も

切り抜いてファイリングした。

私の好きなお菓子も載っていて、

これは重宝するなあ。。。

住田さんにもらったとってもおいしい紅茶を

有り難く頂いて、ほっこりした後、

気持ち良く眠りに就いた。

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4月7日国会図書館

前夜のコーフン冷めやらぬ間に、国会図書館に行き、

さっそく週刊文書の『疑惑の銃弾』の記事のコピー申請をする。

量が多いので、少し待つ。

テーブルに座って、じっくり読んだ。

事件に潜む真空地帯に挑んだ挑戦的な記事だ。

家に戻って、さっそく白石さんに手紙を書き、

楠本千鶴子さんの行方がどうなったのかということを

臆面も無く書く。

ひょっとしたら、

当時、報道されていたかもしれないけれど、

私は事件当時、働く事に専念するあまり、

楠本さんのことがどうなったのか知らない。

恥じる必要はないと思ったし、

白石さんという方なら

こんなバカな質問をしても

きちんと答えて下さると確信したからだ。

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4月6日キンチョー&劇的に楽しい一日!

お昼前。久しぶりに築地を歩いてみた。

まだ箸にも棒にもかからない習作時代、

月一回の電通の会議(TBS昼帯ドラマ)に出るために

よく築地本願寺近辺を歩いたものだ。

本願寺前で講談社の引地さんと待ち合わせ、

市場内のお寿司屋さんでちらし寿司を御馳走になった。

今日は、偉い方達に会うので、かなりキンチョーしていた。

誰に会うのかというと、

文藝春秋の元社長にして、文藝春秋や週刊文春の編集長を務められ、

あの『疑惑の銃弾』(ロス疑惑事件)を世に送り出した白石勝さんと、

フジテレビの報道局長、扶桑社の社長を経て

共同テレビの常任監査役をされている中村守さん。

一応、お花見ということだが

何を着ていったら良いのか、さっぱりわからない。

日程表を見ると共同テレビの中村さんのお部屋→浜離宮庭園→

水上バス→隅田公園→飯田屋(どじょう)→バーリー浅草(バー)となっている。

きっと歩くんだろうな……ということで、

さんざん試した挙げ句、

やっぱりジーパンに。これが一番!

共同テレビでは

中村さんのお部屋に通されて、あまりにナイスビューなので驚いた。

これはまるで高級ホテルのスィート!

眼下に拡がる浜離宮庭園は

桜のピンクよりも、菜の花の黄色が美しく感じる。

週刊文春の50周年記念号の白石さんの対談を読み、

家に有る文藝春秋やenTAXIを片っ端から読んで

ものすごーーくビビリながら来たのだが、

それは杞憂に終わった。

まず、

待ち合わせに現れた白石さんは、

仕立ての良いスーツに、布でできたエスニック風のかばんを

肩がけにしていらして、ちっとも飾るところのない方だった。

さらに、中村さんの話し方はどこか懐かしい響きがあって、

耳に心地よいなあ……と思っていたら、

滋賀県の長浜のご出身だと後で判った。

途中、プロデューサーの江森浩子さんも中村さんのお部屋に

いらして、皆で写真を撮った。

「それじゃ、行きましょうか」と

中村さんは、なんと手ぶらで社屋を出て行かれた……。

手ぶらで背を丸めた中村さんと、エスニックバッグの白石さん……。

偉い方達なのに、気取りがまったくない!

しかも足元は埃だらけになっているのに、一向に気にされる様子もなく……。

「う~ん、すんごいかっちょいい!」 

思わず、心の中で叫んだ。

浜離宮の公園では、白石さんと栃木弁の話で盛り上がった。

白石さんは元々東京のお生まれなのだが、

五歳から栃木県に住まれているので

栃木県出身ということになっているのだとか。

必死で覚えた栃木弁は、大人になっても抜けなかったという。

前夫が栃木の人で、言葉のやりとりで苦労した話や、

なんだか妙に栃木の人と縁がある……という話をしているうちに

水上バスの時間に。

岸辺は満開の桜。

佃島の辺りの近代的なタワーマンションと、

昔からの風景が思った以上にマッチしていることに驚いた。

船が到着し、隅田公園の桜をちらりと見た後、

予定を変更して、吾妻橋の『ひら井』へ。

店主が包丁を片手にしてくれた墨堤の説明が、

リズミカルな江戸言葉だったのが印象的だった。

中村さんは細やかな配慮をして下さり、

緊張している私に次々と料理を勧めて下さった。

白石さんはどじょうをつつきつつ、芥川賞等、大きな賞を決める際の

審査員の方々の情熱的な論争の話をして下さった。

『疑惑の銃弾』の記事のお話をもう少し伺いたかったのだが、

それはまたお手紙でも出す事にしようと思った。

昔、

人文書院でお世話になっていた頃、

編集に携わった『松と日本人』(有岡利幸著)という本が

毎日出版文化賞を貰っているのだが、

内容について、白石さんと中村さんからご質問があったので

下手な説明をさせて頂いた。

私は当時27歳で、ただ夢中で、わからないところは逐一編集長に聞き、

作業をしていたに過ぎず、「著者の切り口が斬新だった」

ということに尽きるのだ。

もちろん、学歴のない私の意地もあった。

でも、やって良かったと思える仕事だ。

「ひら井」を出て、バーリー浅草がお休みだったので

神谷バーで飲んでいるうちに、白石さんが三橋美智也さんがお好きだという

ことが判明し、中村さんも歌にかなりお詳しいことが判った。

……ということで、

三軒くらい先のカラオケボックスへ流れ、一時間たっぷりと

熱い熱い皆さんの歌を堪能し、私も『支那の夜』と『怨み節』を歌った。

本気で歌うことの楽しさたるや!

しかし、

こんな楽しい展開になるとは思ってもみなかった!!!

あのキンチョーが嘘のような楽しい一日だった……。

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4月4日ウエノさん

美容院に髪を切りに行く。

ここで一人でやっているウエノさんと

昨今の不景気について話しているうちに

いつものようにマニアックな話題に……。

高校生の頃から、渋谷・新宿を根城に

パー券でガッポリ稼いでいたウエノさんの話は

かなりおもしろい!

ちょっとエッチなガールズ・バーやハプニング・バーの話も

深いところまで聞くことができて、

およそ、美容院で語るよーな話ではないよーな話

ばかりここではしているかも……。

渡される雑誌もananとか、LEEとか家庭画報じゃなくて

東洋経済とかだし……。

電波系のお客さんの話もおかしくて、

その手の人が置いていく怪しげな本(超能力系)や

「うそだろう、アンタ~!」と叫んでしまいそうな変な名刺をネタに

いつもゲラゲラ笑い転げてしまう。。。。

ウエノさんは私に霊感があると信じているフシがあって、

鏡の中の私の眼をじっと見つめて

「ボク、どうしたらいいと思います?」

と、言うのだが、(お金儲けに関しての相談ばかり☆)

はっきり言って、霊感は昔、

ほんのちょっとくらいはあって、

友達が前日に買った物を当てたり、

亡くなった人の顔を「こんな顔では?」と描いてみせたりしてけれど、

今は、霊感に関しては超ダメダメだ。。。

(その理由は今、リアリストが周りに多いから?)

でも、シャレにならないくらい端正な顔立ちで

とびっきりおっとこ前のウエノさんなら

お客にファンも多いはずだし、

狙った女は、眼力だけで99%堕としてきたよーだから

なんとかなりそうな気もするんだけど……甘いかな?

ウエノさんの情報によると

恵比寿にものすごくうまくて安い中華料理屋『吉兆』が

あるそうなので、今度行こう!

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4月3日占領期雑誌資料体系を見せてもらいました!

銀座の和光前で松田昭三先生と待ち合わせ、

いつも行くレストランでお昼を御一緒した。

食後に岩波書店から出た『占領期雑誌資料体系』の

大衆文化編第三巻「アメリカへの憧憬」を見せてもらう。

上製で箱もついていて、立派な本で、

貴重な資料が入っている。

ここには、松田先生がまだお若い頃、

『映画之友』に投稿された文章が採録されている。

小学校を出た後、

佐渡島で農業をやっていらした松田先生は、

専検(大検の前身)を受けに新潟に何日か滞在され、

その時に初めて見たアメリカ映画のことを

書いておられる。

先生は時折、「無教養な農業青年だった」と謙遜されるが、

その後の御活躍は言うまでもない。

フローネや、ムーミン等、私たちが子供の頃に

夢を与え続けてくれた力作を

多数産み出した名シナリオライターで、

映画の批評に関しては、徹底して

真実の視点を貫いておられる。

松田先生に

「桜の下でお写真を撮りましょうか?」と訊ねたら、

「桜は嫌いなので……」とお断りになった。

こういうところも、私は大好きで、

やっぱり、ほんとのこと言う人っていいなあ~

とか思ってしまう。

別れ際にメイプルソープのエロスについて

話ができたのが嬉しい。

松田先生と別れた後、教文館へ行き、

『まどさん100歳展』へ。

まどみちおさんの最新作の詩に圧倒された。

おしっこのことをこんなにリズミカルに、

とびきり上等に書けるなんて、すてきだ!

岡谷市の小さな絵本美術館に勤めている

マチコちゃんに見せてあげようと思い立ち、

かど創房から出ている『まどみちお詩集 宇宙のうた』

を購入したところで、

オフィス・ヘンミの岡崎さんから

連絡が入り、銀座ライオンへ。

近況を話し、ちょっと河岸を変えますか……と

銀座の『力』へ。

ここのおでんはおいしいので即注文!

からしれんこんに舌鼓を打っていると

仲居さんにものすごく話し掛けられて辟易……。

まんまるの顔をしているせいか

ものすごーーーく話し掛けられやすい。

その後、数寄屋橋の近くのジャズ・バーへ。

岡崎さんの行きつけだというその店は、

ちょっと狭いけれど、

かかっている音楽は超一流!(店名はヒミツ)

そこには、青い口紅をきりりとひいた

グラム・ロックをやっていた頃の

デビッド・ボウイみたいなおばさん(推定65)が居た。

青いキラキラしたフロックコート調の上着と

メラメラと燃えるように天井に向かって

つんつん立っているパーマヘアーが、

『本物』な感じで

やっぱり、ここでも私は狙いをつけられて

「お嬢ちゃん……」なんて呼ばれ、

(アタシャもうおばはんでやんす☆)

ものすごーーく話し掛けられてしまう……。

まさか、

「ズージャ・バーで、なんでグラムなカッコ、してんすか?」

と訊くわけにもいかず、

テキトーにおばさんのブッ飛び気味の話に

合わせて、「そりゃあスゴイですね!」なんて言ってたら

少しだけおつまみのピーナツを多めに盛ってくれた……。

細かいところから気遣いを見せる人だなあ。。。

おばさんがいなくなったのを見計らって

ねばっこい冷や汗を吹き吹き、

「さすが、岡崎さん、レアなとこ知ってますね~」

と言うと、

岡崎さんはキョトンとして

「あんなおばさん、今までいなかったのに……」

とのこと。

そーいや、マスターもやや引き気味だったような……。

グラムなおばさん、一体何物?!

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3月30日てっきり……と思ったのに!!!!

渋谷ライズXに『メイプルソープとコレクター』を観に行く。

てっきり、ロバート・メイプルソープの写真が、

あるいは、生前のメイプルソープのあの麗しい姿が

ふんだんに見られるのかと思いきや、

キュレーターのサム・ワグスタッフに焦点が集まっていた。

ワグスタッフは、それなりに美男子で、美術品に造詣が深く

生まれも育ちもいいのはよーーく

わかったけれど、映画の作りが金太郎飴なせいか、

メイプルソープとの関係性のエロスが、あんまり伝わって来ない。

「ハマっちゃんたんでしょ、メイプルソープにさぁ……」

という、一番恥ずかしくて、一番本能的だけど真実な部分を

なんでもっとちゃんとやんないんだよ~。

(あ、ちなみにメイプルソープは、ハーブ・リッツとかと同じくゲイです。もちろん、知ってると思いますが……)

美術業界の裏側を知るにはいいかもしれないけれど、

関係者の証言が、どれも似たりよったりだったのがつまらなかった。

本作のプロデューサーとして参加している、”美人女優”のエリザ・ドュシュクが

次回は自分の実兄をメイプルソープ役にして、伝記映画を作るそうだけど

いまいち期待できないなあ……。

今回の『メイプルソープとコレクター』は、

パティ・スミスが見れたのが一番良かったかも。

しかし、メイプルソープとソウルメイトといわれたパティの証言(?)も、

イマイチ冴えなかったのはなぜか?

ワグスタッフのお金のせいなら、

パンクじゃないよ、もう。

どうも伝記映画流行りみたいで、

アントニオ・バンデラスが、ダリの伝記映画に出るそうだけれど、

こちらは????

バンデラスは、ペドロ・アルモドバルの映画に出ていた時の方が

ずっと良かった気がするけれど……。

『欲望の法則』とかね。。。。

人文書院に入る時の面接で、「最近見た映画で一番良かったのは何か?」

と訊かれた時、この映画の名前を挙げ、

内容をえんえんとしゃべり続けていた時、

なんだかわけわかんない幸福感に包まれていた気がする……。

もちろん、ゲイの話だけれど。

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3月28日座・高円寺

久々にいずみんこと、和泉将朗氏から元気いっぱいのメールが来た!

彼は、演劇制作体地人会で活躍し、私が東京に来てから、我が野犬新聞に最初に投稿してくれたありがた~い人だが、地人会解散後の現在、座・高円寺でファイト満々でがんばっているのだ。

和泉氏は、私よりずいぶん若い人だが、常に前向き、そして超クィック・レスポンスなとこは見習わなくちゃ……と思っている。

今日のメールは、座・高円寺の五月のオープンに向けてのイベントの案内と、こけら落とし公演『化粧二幕』の案内。
主演は渡辺美佐子さん、演出は木村光一さん。
『化粧』は数年前、地人会でやったのを観て、渡辺さんの鬼気迫る演技に圧倒されたので、今回の公演も楽しみだ。

なんと、和泉氏は、このこけら落とし公演の制作担当になったとか!
やったね~!

一心不乱に仕事に打ち込めば、なにかいい事が必ずある!

何事も命懸けでがんばらないとね!

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3月22日楽しい予感

主婦と生活社編集部の『ね~ね~』の住田さんと、『週刊女性』の滝乃さんにお会いした!

お二人はとってもパワフルで、優しい気遣いのある方達で、朝からずーっと、丸一日一緒に居たが、めっちゃ楽しくて、いっぱいしゃべった、しゃべった!

門前仲町で、山本一力さんの『銀シャリ』に縁のあるお寿司屋さんでも、住田さんと滝乃さんは、沢山話をして下さった。

最前線で毎日忙しい思いをされているにも関わらず、あんなにエネルギーに満ち溢れているなんて、スゴイ!

本気でパワーを貰った一日だった。

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3月20日春がまた来た

人文書院の編集時代に『松と日本人』でお世話になった有岡利幸先生から、

ツクシとセリとホトケノザが届いた。

いつも枚方(大阪)の野山で摘んだものを送って下さるので、

おひたしや天ぷらにして、有り難く戴いている。

しかし、もうそんな季節になったのか……。

約一年前、このブログを再開した時に、たしか有岡先生から届いた

ツクシのことを書いたはず……。

あの時は、衝撃的なことがあって、

かなり落ち込んで、

結局、前のアパートの大家さんちに慰めてもらいに行った……。

人は窮地に陥ると、本能的に自分の最も愛する人の所へ行くのだなあと

実感した。

あれから一年。

私はちゃんと生きただろうか?

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3月19日高円寺で同窓会

高円寺の成都(中華料理)で懐かしいお友達同士5人で会う。

かつて、同じ釜の飯を食った仲間というのは、

ありがたい存在。

シナリオ習作時代に知り合って、かれこれ10年以上になるが、

その間にそれぞれ、いろんなことがあった。

10年ちょっと前と180度違う人生を歩んでいる人もいる。

私もそうだ。

7歳になる坊やを連れてきた人もいた。(かわいい!!!)

もうメールもケータイも連絡のつかない人もいて、

ものすご~いさみしさと同時に年月の重みを感じるけれど、

会える時が来たら、またぜったい会えるんだ……と信じている。

小学校も中学校も高校も大学も、同窓会にはまったく縁のない私。

いじめられっ子で、嫌われていたせいかな(?!)、案内すら来ない。

東京に来て、14年、やっと同窓会ができた。

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3月18日オトナの時間

仕事を終えて夕方、新宿三丁目のミノトールへ。今日は声優の佐久間レイさんのコンサート。
81プロデュースの大澤わかなさんが誘って下さったので、風間そうめんさんと一緒に行った。

会場には、昔、幼児番組で大変お世話になった81プロデュースの南沢道義社長もいらしていて、めっちゃ懐かしかった~。

五十代以上の皆様の遊びの時間とチラシに書いてあった通り、テレサ・テンの曲を中心としたしっとりとしたライブで、まさにオトナの時間……!
佐久間さんの歌声は、耳に心地良く、すっかり癒された。

バイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノに加えて二胡や、アコーディオン、パーカッションなどの演奏も心が籠もっていた。

小学館の『おひさま』の編集長の苅谷さんとマーケティング局の島田さんと、ピザやソーセージを分け合って食べつつ、お話できたのも楽しかった!初対面なのになんて気軽に話して下さるのか……と感激した。

しばらくすると、ハッチポッチステーションや小学館のマミイでお世話になり、今また仕事でご一緒させて頂いている畠中貞行さんもいらした。
わかなちゃんのおかげで沢山の人に会えて、嬉しい!
佐久間さんのライブは大盛況だった。

帰りにわかなちゃんと風間さんと三人で『海森』に寄り、沖縄料理で乾杯した。

しかし
わかなちゃんから聞いたけど、南沢さんがLPを出していたとは!

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3月17日アンネット・一恵・ストゥルナートさん荻窪へ……。

朝、ピアニストの佐藤和子さんにメールのお返事を書いていたら、

アンネット・一恵・ストゥルナートさんから電話が入って驚いた!

佐藤さんは、アンネットさんの伴奏をいつも担当されている方なのだ。

アンネットさんは、幾多の困難を乗り越えて日本人で初めて

ウィーンの国立歌劇場の舞台に立たれた方で、

その壮絶な人生が描かれた『ウィーン、わが夢の街』(新潮社)

に感銘を受けた人は多く、大きな反響を呼んだ。

NHKのアンネットさんが出演された『ようこそ先輩』はATP賞を受賞した。

現在、各地で精力的にコンサートをされている方で

数年前から懇意にさせて頂いている。

先日、最高裁で歌ってこられたばかりだと伺っていたけれど、

今日は、荻窪で自閉症の子供達の前で歌われるというので、

その後にお会いすることになった。

約束した時間にアンネットさんから電話が入り、

ルミネに入っている石庫門(中華料理)で、五目焼きそばと、

スティック春巻を食べた。

久しぶりにお会いできたことがとても嬉しかった。

意義ある活動を続けて頂きたいと心から願っている。

アンネットさんの歌には、独特の響きがあり、

アルトの美しい声が耳にすうっと入ってくる……。

心地良さが、癒しになり、元気から勇気に変わっていく。

声は魔法だ。

もちろん、言葉も……。

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3月14日ロッド・スチュワートよ、永遠なれ

さいたまスーパー・アリーナに、もう30年以上も愛し続けてきたロッド・スチュワートに会いに行った。

もちろん、来日決定と同時にネットでSS席16000円をゲット!
しかし、ラムダ席つーのはどうよ……。
まず舞台が正面になく、左前方。
会場に着いた途端、なんじゃこりゃあ~と驚いた。

過去の来日公演のうち、今回を入れ、4回(大阪城ホール×2、武道館1、そして今回)ロッドのコンサートを体験しているが、こんな遠くてやたらと値段が高い席は初めてだあ~!

過去3回も、ロッドが蹴るサッカーボールに触れていながら、横取りされたという哀しい経験を持っているので、今回は絶対ゲットする……とはりきっていたけど、こんなクソ席じゃあ無理!

と、哀しくなった……。

はっきり言って、演出も、照明もひどかった。名曲『さびしき丘』(あえて邦題で書きます!ムカついているから)のイントロでバックスクリーンに流れたあのバカげたCGは、なんなんだあ~!
心の傷をどーしてひげ剃りで傷ついた傷とリンクさせるんだ~!しかもあんなちゃちな絵で。

ああ、あれをどうしてロッドが許したのか……。

フィル・チェンが、カーマイン・アピスが、ジム・クリーガンが居た頃のように、サウンドもステージングも派手には出来ないかもしれないけど……あれはないよ~!

ステージは装飾一切なしで素人名人会みたいなカーテンだけだし……。(私はいつあのカーテンがバッ!と落ちてかっちょイイ舞台装置が現れるかと楽しみにしていたのに)

と、しょぼくれていた私。
……だが、バカげた演出だろうと、ダサい照明だろうと、さすがロッドはトップヴォーカリスト!
やっぱり、彼が歌うと、なにもかも凌駕してしまう……。

かつて女癖が悪く、守銭奴でパーティ大好き人間で、いい加減で……とゴシップにまみれていた時でさえ、ロッドが♪Tonight's the night~と歌えば、皆が一瞬にして彼の声のとりことなり、魅了されてしまう……と言われたが、まさにそのとおり!

二時間立ちっぱなしでロッドと同じ場所で、心を震わせることができた!
案の定、『HOT LEGS』の曲の間に蹴り出されたボールのパスは受けられなかったけど、ロッドの熱いハートは、しっかり受け止めたぜ!


ありがとう、ロッド!
私のロッド!
死ぬまで応援し続けるよ!
フェイセズ再結成も楽しみにしてるよ~!

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3月11日ごめんね、ごめんね~!

夜中にやりとりをしていたので、寝不足のまま一日仕事を終えた。

夕方。
HKCのAさん、K子さんと共に新宿のミラクルホールのアミーパークライブに行く。
ライブ開始30分前にいったん並んだが、どーも寒くて、しかもみんな腹が減っていた。
んで、三人とも、周りが気にならないタチなので、コンビニで買ったおにぎりを立ったままほおばり、彼女たちは缶の梅酒をごくり。
充分あったまったところで、いざ、会場へ。

アミーパーク所属の芸人さん達が入れ替わり立ち替わり、そしてゲストのものすごい熱気で二時間半、笑いに笑った。
席も正面ど真ん中で最高!

帰りに、U字工事の福田さんとそれぞれが写メを撮らせてもらった。

実は北関東出身のK子さんが、U字工事さんの大ファンなのだ。
福田さんはシャイな方だったが、売れている芸人のオーラが出ていた……。

今日はk子さんの仕切りで、新宿三丁目にほど近い『海森』(沖縄料理)で、ライブの話でわいわい盛り上がる!

いかすみピザ、ジーマミー豆腐、海鮮類の薫製、ゴーヤチャンプル、海ぶどう……等々、どれを食べてもめっちゃおいしい!
二人から鳴子土産の、キュートでパンチの効いたこけしの缶バッチを貰ったのでさっそくつけてみたら、今日の服にぴったりだった!

K子さんはさっそく実家のお父さんに写メを送った。

ちなみにお父さんもU字工事さんの大ファンらしい……。

北関東のリズムはラテンのリズム!
そんな風に思っているのは私だけかな~?

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3月6日雨の図書館

朝から髪を切った後、杉並中央図書館へ行く。

今日は強い雨。

渋谷で買ったクリーム色の傘をさしてほんの10分歩いただけでずぶぬれになった。

図書館で資料漁りをしていて、ふと携帯を見たら、NHKの黒岩さんから着電があった。

慌てて玄関を出て、傘をさしながら掛け直す。
黒岩さんは律儀にもお貸ししていたロードムービーの本や『ガッジョディーロ』『愛の予感』などのパンフやDVDを返却して下さったのだが、優しいお手紙が入っていたので、こちらからお礼の電話を入れておいたのだ。


相変わらずアナウンサー並みに滑舌の良い黒岩さん。
私も気持ち良くなり、雨音が気にならないくらい、大きな声で話した。

雨の日に傘をさしながら誰かと話すのって、久しぶりだ。
電話を掛ける際には、言葉に気遣い、ちゃんと落ち着いた静かな場所で、要点をまとめた上で……という風に知らない間になってしまっていた。たまたま気難しい人に当たっていたからかもしれない。

でも、やっぱり即時性のあるのがイチバン!

「今度、打ち上げやりましょ~!」ということになったので、超楽しみだ!

黒岩さんによると、
名古屋にそーとーイケてる焼き肉屋さんがあるらしい♪


にこにこ(にやにや?)しながら、図書館に戻ると、ホームレスらしき人に「やれやれ……」という顔をされたけど、まあ、いいか。

雨の図書館は時間がゆったりと流れている……。(私はやること満載で焦りまくりですが)

予約していたのも含め、リュックいっぱいに本を詰めて、また傘をさして家路についた。


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3月3日本当の励まし

松田昭三先生から届いたハガキに、加藤周一さんのお別れの会のことが書いてあった。

松田先生はもう60年以上も、加藤周一さんに心酔されているとか。

「お別れをするというより、なにか励まされたように思います」

そう書かれた後、松田先生は、そんなに早く返事を書かなくてもいいのですよ……と書き添えて下さった。
風邪が長引いているのを心配して下さっているのだ。


京都に居た頃は、読書も、もう少しましにやっていて、加藤周一さんの著書もずいぶん読んだが、すぐに松田先生に返事を書きたかったので、よく覚えている『羊の歌』に少しだけ触れてハガキを書いた。


夜。
CBCの二村久美子さんと少し話す。
大変ハードな日々を送っておられるようで、お身体が心配だ。

三十代半ば、仕事の疲れを癒そうと、二村女史と二人で熱海に旅行した時のことを思い出した。

二人とも化粧っ気もなく、飾らず過ごしていたせいか、変にシブい仲居さんに気に入られてしまい、苦労話をえんえんと聞かされた挙げ句の果てに、我々の反応があまりに薄かったせいか、むっとされてしまった……。

だってやたらと長いし、繰り返しなんだもん。
それに舟盛りの刺身が乾きそうだったし……。

その仲居さんが部屋を出ていくまでに、その後まだ少し時間がかかったが、今から思えば、迷惑だけど可愛らしい人だった。沢山のイイ男に愛された……という話も満更嘘ではないだろうなあ……。


二村さんは酒豪で、こちらはウーロン茶。話は尽きることなく、気がつくと夜が明けようとしていた……。

朝方、人気のない露天風呂で二村さんと無邪気に泳ぎ、日の出を見たのが昨日のことのようだ……。


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2月27日風邪ぶり返し

どうも風邪がぶり返したらしく、咳がまた出始めた。

親よりも大切に思っていた宮川先生が亡くなったショックに加えて、哀しみに浸る間もなく、仕事がハードだったせいもあるが、長い間ストレスが溜まっていたのかもしれない……。

咳が出るのは、誰かに呪われているせいだと先輩の女性ライターから教わったことがある。

「そんなアホな~」

その時は笑ったけれど、案外当たっているかも?

ちょっといいなあ~と思う男性ができた時、いきなり夜中にぜんぜん仲良くない女性から牽制の電話が、すごい剣幕でかかってきたこともあるし……。

にしても
女のジェラシーはこぇ~。


自分の性別を忘れ、飄々と男友達と馬鹿話をして盛り上がるのが、チャラいと見られるせいか、いままでに何度も、超地味めな女からジェラシーの毒玉をぶつけられたことがあるが、胸の奥のコルタールのような黒々としたものが爆発して、欲求不満丸出しになる前になんとかすればいいのにな……。

私の周りは、女より「メシ」とか、女より「笑い」とか、女より「金」とか、女よりズバリ、「己の名声」というわかりやす~い男子が比較的多いんですが……。てか、もうおっさん、おばはんの年代なんだし、ガタガタ言うなよ~!というのが本音。
愛はもっとひそやかな処に存在する……。


でも自意識過剰のイケてない女が、
「みんな私のことが好きだと思ってた……」
つーのはゎ~あ~あ~♪

あると思います……。


もう春だ。

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2月26日今月二度目のワゴン・リー

今月二度目のワゴン・リー。
ワゴン・リーは渋谷にある老舗のダイニングバー。お酒を愛し、食を愛する人をお誘いするにはもってこいの店なのだ。


昨日、夜中に中野から荻窪までミッドナイトウォーキングしていたら、シナリオライターの五十嵐暁美さんが電話をくれた。久々に嬉しくなって渋谷で会うことになり、ワゴン・リーへ……。

五十嵐さんは、苦しい時代を共に生き抜いた同志であり、私が離婚で苦しみ、仕事で涙ばかり流していたどん底の辛いときに随分励ましてもらった。

この10年、彼女には洗いざらい胸の苦しさを、なにもかもぶちまけてしまったが、何度も救って貰った。

私とは違う観点から
鋭く正直な意見を言ってくれるのが有り難い。

言っておくが、五十嵐さんは、ピシっとしたちゃんとした人だ。

(私のおじいさんは谷流れ一の変人で有名でした。ゆえに私は……?)

なのに
たまに私が催す、朝までノリノリのバカな会や、一泊二日の箱根モノポリーツアーにも来てくれた。
おそるおそる某監督の家に遊びに行くときもついて来てくれたし……。

一見社交性があるようだけど、完全受け身で、引っ込み思案で、めんどくさがり屋のだめ人間の私。

自分でも馬鹿なストリームに入ってんなあ~と惨めになる。

依存していないようで依存性が高く、執着していないようで、めっちゃ執着している、ちっぽけな自分大好き人間。げっ、サイテ~じゃん!

そんな私に辛抱強く長きに渡って付き合ってくれる友人は有り難い存在。


彼女の素晴らしい飲みっぷりにマスターも気を良くしたようで、彼女がオーダーした酒の説明を丁寧にしてくれた。

普段は飲まない私だが、あんまりおいしそうに彼女が飲むので、彼女のグラスのグラッパーを少しだけ貰った。

うん、いい気分!

そういや、NHKの武中さんのご紹介で初めてワゴン・リーに来た時、ROBOTの野村さんから、今をときめく加藤久仁生さんのアニメの入ったDVDを貰ったなあ……。


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2月21日法的な解決策

知り合いが洒落にならないトラブルに巻き込まれた!

感情論で解決しようとしているのを直感したので、それはヤバイ!と、法律の本や六法を取り出し、こんこんと喋ってしまう。

相手には迷惑だったかも? 役に立ったとは言ってくれたが……。

つい最近、お世話になった有斐閣の方から貴重な判例集を送って頂いたこともあり、頭の中がすっかり法解釈モードになっていたせいもある。

あるいは、最近、法律家の知人と長い時間をかけて、話をしたせいかも?

いずれにしても、べらべら喋りすぎて迷惑をかけたかなあ……と反省しきり。

文句だけ垂れて、闘いたくない人もいるかもしれないし……。(そーゆーのは苦手だけど)

で、アホな私は、やや引き気味の聞き手に
「和解するなら……」と前置きした上でまたもや法律書を取り出し、どんな用意が必要かと、くどくどと喋ってしまった。
ありがた迷惑も度を越すと、嫌われてしまうに違いない。


ただ、できるだけ傷つかず、哀しい結末にならないよう、祈るだけだ。


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2月19日方南町レアレア店で女子会☆

朝から夕方まで、わりと集中して仕事をだだだだ~っと片づけ、渓千明さんに韓国のお土産のお礼の電話を入れ、しばし、美容談義。その後、大量の郵便物を出しに郵便局に走り、ばっと原付に跨り、方南町へ。

今日は待ちに待ったコアな女子会。

某出版社に勤務する若い女性Aさん、K子さんと我が愛する一心太助でかんぱ~い!

お二人はハナシが早く、しかもかなり面白いので、いつもちょっとしたことでめっちゃ盛り上がる!

親戚の家か、はたまた海の家か……みたいなのんべんだらりとした空間で、次から次へと好きなものを頼んで(ここは全品200円~300円で、しかも最近、おかしいほどうまい!)女子だけでガンガン飛ばしたバカ話で盛り上がるのは、なによりも楽しい~!

飲んで飲んで食べて食べて、壁にかかっているちょっとエロな絵をバックに、はたまた床の間に鎮座した油滲みた大きなクマのぬいぐるみを入れた写メを撮ったりして、うはうは笑った、笑った~!

超キュートで美人な二人。しかし男より「笑い」を優先させているという時点で、勇者だ。

しかし~

牡蠣フライにコロッケにさざえの刺身に、春巻き、あん肝、海鮮サラダにレバ刺、おしんこにしらすおろしにかにみそ……いったい何皿くらいたいらげたのだろう?

しかも、それぞれが大盛りで、コロッケなんて握り拳くらいあるのが三個も入っている。しかもしかもほとんどの料理にキャベツの千切りがどばっ!と付け合わされていて、これで300円は安い!

前はなにもかもまずくて、それがおかしくて、グルメを気取った人を連れてきて、内心うひゃうひゃほくそ笑んでいたのだが、いつのまにか味のレベルが上がってしまった……。(そーゆー意味じゃあサプライズがなくなったかも?!)

隣の席から男性二人の話し声が聞こえてきて、「俺なんてさあ、女にコクったことはなくてコクられるばっか」とか、「ミホはさあ、パン屋やるって言ってたくせにデザイナーになったから、そういうフラフラさ加減がなければ付き合ってやったのに……」とか、俺様気分でしゃべっているのに我々女子会が気づき、どんな奴が、そんな俺様なことほざいてるのかなあ~と我々が一斉に見てみたら、すげーダッサ~いお兄ちゃん二人なんでびっくりした☆

まあ、いいけどね、面白いから、そのギャップが……。

帰りに卓球酒場を見つけたので、あそこにも行かなくては……。

奥が深いな、方南町!

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2月18日ゆったり歩く

映画の打ち合わせで赤坂見附に行く。プロデューサー氏二名と新進気鋭の女優さんとランチを食べながら歓談する。

その後、ベルビー赤坂の上の旭屋書店で本を探す。気づいたら三時間も経っていた……。

天気がいいので歩いて表参道へ行く。
ここ一月ばかり、床に臥せっていたのでその反動で、動きたくて仕方がない。

クレヨンハウスに立ち寄った後、81プロデュースの大澤わかな女史と待ち合わせ、『正』という野菜料理の店でせりや海老芋、蕪蒸しなどのコース料理に舌鼓を打つ。追加した真鯛の刺身にさわらの西京焼きもかなりのレベル!
締めは上等の丸干しと味噌汁と御飯と香の物。デザートには自家製杏仁豆腐を食べる。

ここは都会のど真ん中にあるとは思えない静かな店で、ひさびさにゆったりと時間をかけて、本当においしいものを食べた。

わかなちゃんとはいつも節目節目に会う。10年以上前、NHKのハッチポッチステーションを書いていた頃からのお付き合いだけど、無理をしなくても自然に心と心が触れ合う……。そして大切な話を程良いテンポで話せるのは、とても有り難い。


帰りは表参道から原宿までゆっくり歩いた。
自分で立ち、潔く生きている女友達と過ごす夜は、身も心もリラックスして、幸福感に満ちあふれていた……。なんの不安もなく、夜のピリリとした空気も気持ち良い。

今度、わかなちゃんにヨガを教えてもらうことになった。

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2月16日UPLINK

仕事の後、渋谷でAさんと待ち合わせて、センター街のワゴン・リーで食事をすませた後、UPLINKで『彼女の名はサビーヌ』を観た。
これはサンドリーヌ・ボネールという女優(『仕立屋の恋』等)が自閉症の妹を撮ったドキュメンタリー。残念ながら、身内が撮るせいか、対象に関して客観的になれておらず、ひっかかりがないのが惜しい。もっと人間が本来持つ暗部を描かなければ……。自閉症である、なしに関わらず、だ。どうしても可哀相という視点が映画をだめにしているような気がしてならなかった。

対等な関係をもう少し明確に示してあればよかったのに……。
ただ医療制度の不備を世に問うという意味ではいい映画だったかもしれない。

映画の後、浅井隆さんによる配給のワークショップがあり、大変参考になった。

帰り際、『今、僕は』の主演・監督の竹馬靖具さんが映画のチラシを手渡して下さった。同作品はレインダンス映画祭やその他各方面でも絶賛され、観たいと思っていたので、嬉しかった。


夜遅く。
C.A.Lの藤田さんからメールが届いた。そこには生前の宮川先生からの身に余る言葉が有り、随分励みになった。こんな私なんかにもったいないと心から思ったし、なんで生きておられる時にもっともっとがんばらなかったのかと悔やんだ。
日々120パーセントでやっているつもりだけど、もっとがんばらなきゃだめだった!

先生の仕事部屋にみんなが集まり、鍋をつついたのは、ついこの間のことのようで、懐かしくてたまらない。

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2月15日やっと外出

少しだけ温かくなったので、やっと外に出る。まだ咳がひどくてまともに人と話せないので、セガミ薬局で少しきつめの咳止めを購入。
その足で吉祥寺へ。

井ノ頭公園でずいぶん人の輪ができているので、見に行ったら、可愛らしい男の子が中国独楽を鮮やかに操っていた。
ポーンポーンと青空に高く投げられる独楽は、見ていて気持ちいい!
彼は、なかなか魅力のある人で、観客を巻き込んでのトークもかなりおもしろかったが、真剣な眼差しでパフォーマンスに打ち込む姿が超かっこよかった~!
魂を燃やして生きているなあと感激した。

ラストのナイフのジャグリングの間にりんごをシャクシャク食べてしまう芸にゃあ、ほんっと魅了されてしまいましたぜ!かわゆ~!

その後、公園を歩いていると、マンガの読み聞かせをしていたり、手作りのアクセサリーやポストカードを並べて売る人達にも会った。

夕方、暗くなってきたので宵待草でカシスのドライフルーツティーを飲む。

ゆったりとした時間が流れる店内。
ひと息ついた後、アンティークや人形などを見る。
お店の人が出してくれた小さなチョコレートがとてもおいしかった!

吉祥寺の啓文堂でロアルド・ダールの本を二冊買って帰る。

そのうちの一冊、『アッホ夫婦』に「醜いことばかり考えている女の顔は醜い」というような言葉があり、いやまさにその通り……!と感心した。


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2月14日おめめぱっちり……!

シナリオ作家協会の関さんが、

生まれたばかりの赤ちゃん(女の子)の写真を送ってくれた!!

おめめぱっちり、ほっぺがプチプチで、なかなかの美人!

超かわいい写真にずいぶん癒された。

無垢な瞳がなんとも愛らしい……。

HOTな写真を送ってもらって、とっても嬉しかった!

NHKの河村正一さんから『ステラ』を送って頂いた。

河村さんは、いつだったか橋田賞パーティの後、

私の手相を見て下さったことがあり、

悩みをピタリと言い当てられて驚いた。

当時、付き合い始めた男に理由も無く、仕事にケチをつけられ

さらに、こちらの急所を痛めつけるような

罵詈雑言を吐かれて、辟易していたのだ……。

こちらが相手をリスペクトしたのが間違いで、

実は向こうは、力不足を認めたくなかった……。

それが第一の手相の答え。

私と同化したいと思った相手が

何パーセントかを受け入れてもらえないことに腹を立て

そーゆーことをするんだとコメントを貰った。

私はいろいろあって、怒りを露にすることを好まず、

冷静な方なので、よほどのことが無い限り、

同じ温度にまで上がらない。

それが「これこれをしてやったのに愛情をちゃんと返してくれない」と、

愛をバーターで考えている輩には

そーとー気に食わないそうな……。

「素のままでいられるのがいいんじゃないの?

変に気をつかわずに……」

これがメッチャ気に入らない言葉だったらしくて、

やれ、「死んでやる~」とか、「バカにして~!」とか

「好きだって言ったはずなのに大嘘つき~!」とか

ありとあらゆることを言われたけれど

結果は「さよなら」だった。

「あなたが思うほど、こっちは好きじゃなかった……。

だって根性座ってなくて、ずるいんだもん」

そんな言葉を押し殺して、「元気でね」と手を振った。

なんか、朝方までいっぱいひどい言葉を言われた気がするが、

あえて受け止めましょうってことで黙っていた。

そこまで相手の自意識の動きに、

興味を持てなかったということに気付いた。

自意識過剰な人は、現実の生活では、

狭い常識にガチガチに縛られた面白くない人だったりする……。

そんな目で相手を見つめている自分に気がついて

少しは好きだったせいか、胸が痛んだ……。

もっと早く「もうキライ」というサインを出した方が、

優しさだったのかもしれないが、

そんなことはできなかった。

そういう意味では私もずるい人間だった……。

「わりと当たっているもんですよ」

と、河村さんは、さらりとおっしゃっていたけど、

すごいのなんのって!!!

その男から後ずさりするように別れた後のことも、かなり当たっていた。

今回も久々にハッとなるようなメールを下さった。

う~ん、さすが!

今度お会いできれば、ぜひ、また手相を見て頂きたい。

少しは、変わったかな~?

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2月12日又聞きネイチャージモンそして又聞き

夜。
つまんねーなーと思っていたら、野犬仲間の松居Aくんから電話が入り、今日、新宿ロフトで行われた『ネイチャージモントークライブ』の話を聞く。

ネイチャージモンとはご存じダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんのことで、ヤングマガジンで連載もされているので、注目している人も多いはず!

松居くんは、30チョイ過ぎで、あの松居直美さんの従兄で、やっぱりハナシがべらぼうに上手い!マニアックなことにやたらと造詣が深く、能書きを聞いていると百年くらいあっという間に経ちそうだ。そして、かなりの、か☆な☆りのグルメだ。

そんな(ジモンさん寄りの)人から、又聞きするトークライブのハナシは、ある意味、貴重だ。二重の厚みがあり、聞き手としては、ちょっとしんどいが、いい体験をさせてもらった。

『花嫁衣裳は誰が着る』を一年に一度、全話見直す私としては、堀ちえみさんの親友役の松居直美さんには、かなりの親近感を抱いており、従兄の松居氏を見る度、『花嫁衣裳』の話をしそうになるのだが、きっと彼は「なんすか、それ」という感じだろう……。ちなみに彼は藤原タクトさん等のBL好きだそうな。

『花嫁衣裳』を最近また見直したが、やっぱり、岡野進一郎さんの愛の方が深いやんけ……と思い続ける私は、ズレてるのかな?

いんや、好きな女を自由にしてやるために離婚届けまで用意していて、そして、そして(こっからネタバレ)猛スピードの車で事故って死ぬなんて、愛にすべてを捧げていなければできないよ~。

なんてことをつぶやいていたら、夜中に、某会社を経営しているRちゃん(三十代後半男子)の恋愛相談を聞く。

彼はロッドスチュワート似の超美男子で、もちろんモテモテで、クールにバッサバッサと言い寄る女をなぎ倒してきたのだが、今回初めて好きで好きでたまらない女性と知り合ったとか。できれば結婚したいとこだが、どうもうまくいかないのだという。
……というのも、又聞きで、今日夕方、さかんにケータイに連絡もらって飲みに誘ってもらってたみたいだが、クイーンズ伊勢丹で買い物してた時みたいで、その後、ケータイでキャッシュフローゲームをやりまくってて、メールの連絡が取れなかったのだ。
で、またRちゃんと飲んで酔っぱらった人づてにRちゃんの
恋の苦悩を聞いた。

酔っぱらいからだいたいの状況が掴めたので、「プライドを捨て下僕のように女に尽くせば」とRちゃんにメールでアドバイスしてみたが……?

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2月11日がんばってるね~!

三重県に住むまちこちゃんから超カワイイメールが届いた。

まちこちゃんは今29歳。知り合った時は彼女が23歳で、原田オサムさんが主宰している絵本の学校だった。
彼女は新幹線や夜行バスで東京まで通ってきていた。


講師の先生も安西水丸先生や、荒井良二先生等、第一線でご活躍されている方々で、講義はもちろん、サイコーに面白く、デッサンのやり方から、いろんな画材を実際に使って描く作業もやって、なかなか充実していた。

私は、原田さんに「ファスビンダーの映画に出てくるような水兵を」とお願いしてスケッチブックに描いてもらったことも……!(わっ、きゃっ!)

あれから6年。

まちこちゃんは悩んだ挙げ句、いったんは三重に戻って一般企業に就職したけれど、このたび晴れて長野の絵本美術館に就職が決まり、3月には新しい職場でがんばるのだそうだ。

よかった、よかった~!

まちこちゃんは住み慣れた町を離れることと、収入が少し落ちるので、悩んだみたいで、相談もされたけど、私の答えは「GO!」だった。

一度きりの人生、好きなことをしないでどーする!
ごまかし人生は必ず破綻する。

まちこちゃんは、絵が本当に好きで、好奇心旺盛なせいか、話も面白いし、なにより、ひとつひとつの行動に心が籠もっている。

新しい扉の先にはきっと明るい未来が開けているよ、まちこちゃん!

風邪が完治したら、長野に遊びに行って、夜通し好きな絵本の話をしよう!


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2月7日思いがけない贈り物

有斐閣の奥村さんから、ものすごく欲しかった別冊ジュリストが届いた。

同書はすでに入手困難でかなり前から探していたものだった。

お心遣いが身に沁みた……。

がんばらなきゃ~!

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2月3日まだ風邪

昨日、風邪が治りきらないまま、夕方、電車に乗って打ち合わせに行ったせいか、咳が出て参った。

NHK『迷宮美術館案内』や『熱中時間』のプロデューサーの吉田直久さんから、ハガキが来た。

倉敷の大原美術館のエル・グレコ『受胎告知』について書いてあったので、懐かしくなった。

倉敷へは二十代の頃、三度ばかり行ったことがあり、その度に大原美術館に立ち寄った。
居心地の良い空間を堪能するためでもあり、エル・グレコの絵と対峙するためでもあった。

最初に訪れたのは二十歳の夏。
岡山市内の友人の家に行き、なりゆきで浴衣を着せてもらうことになった……。
浴衣は友人のお母さんのもので、紺地に百合が描かれた粋な通好みの柄で、二十歳の私には少し大人びた柄だったが、いつもより、きりっと顔が締まって見えて、鏡に映した自分が別人みたいで嬉しかった……。

倉敷の町を浴衣で歩いたのは、ついこの間のことのようでもあり、前世のことのようでもある。

流転……とまでは言わないけれど、あれからいろんなことがあった。

思い出を共有する人が周りにいないのが残念だが、のんきな人と捉えてもらう方が楽な時もある。


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2月2日風邪ひき人間

いやはや、一月の半ばに風邪をひいてから、

ぜんぜん治らない……。

困った、困った。

栄養のあるモノを食べて、病院で貰った薬をちゃんと飲んで

おとなし~く寝ているのだが、どうもスッキリしない。

病院も、もう二軒目だ。

しかし、嬉しかったのは

『中学生日記』のオンエアが1/24と再放送が1/31にあり、

大勢の方々から、メールやお手紙を頂いたこと。

こんなにも沢山の方々から、励ましのお言葉を頂けるなんて

思いも寄らなかった……。

そして、そのほとんどが、「良かったよ」という言葉だったのにもオドロキ!

ええっ、本当に? ホントウに?

西本鶏介先生は、ハガキにとても素敵な感想を書いて送って下さった。

あまりに嬉しくて、ビビッてしまい、まだお返事も書けない。。。

お酒も飲めず、甘いものも嫌いで、鶏肉も豚肉も苦手な私。

世間話も上手くないし、人を誘うのも苦手で

そんなに人づきあいはいい方ではないのに、

皆さん、私のこと、忘れないでいて下さってありがとうございます。

しかし、いかなる時でも

心を奮わせて書かなきゃ……と思う。

うまくまとまったモノなんか、

おもしろくもなんともないよーん。

闘いだな、常に。。。

夜。

寝床で『サムライガール』上・下をイッキに読むが、

残念ながら、敵は誰かという引きだけで

つまんない。。。

シェリルをもっと使えばいいのにな……って思うのは

私だけかな?

あるいは、今後、出てくるのかも。。。

しかし、手紙でカットインする手法は、いいかも。。。

なんてことを

風邪ひき人間の私は、枕元に積んだ大量の本を読みつつ、

布団被って、自分なりのストーリーを考えていたりもして……。

頭の中の映写機に写す時が、一番楽しい。

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1月25日光

朝一番。

三宅直子先生が、昨夜の『中学生日記』の感想をFAXで送って下さった。

とても好意的に書いて下さって嬉しかった!

三宅先生といえば、「ちびまる子ちゃん」「楽しいムーミン一家」

「キャプテン翼」「新造人間キャシャーン」「あばれはっちゃく」

「ケンちゃんシリーズ」「樫の木モック」と、心に響く名作揃い。

粘りとパワー、そして、愛と勇気。

全編に溢れるそんな言葉が、子供の頃の私の心に光を灯した。

未熟で遅々とした歩みの私だけど、

そんな世界を私も描いていきたい。

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1月24日先生失格?!

中学生日記の『先生失格?!』のオンエアが終わると同時に、大勢の方々から連絡を頂いた。

まさか、こんなに反響があるとは。。。

忙しい時間を縫って見てもらうだけでも恐縮だが、丁寧な感想をメールで送ってくれる方もいて、感激した。
中でも、中学生の子供を持つ親や、今、中学校に通っている子からのメールが、ずしんと胸に響いた。私の田舎の友人も、娘が中学生だが、非常にリアルに感じたという感想を寄せてくれた。

お褒めの言葉は有り難く頂戴して、厳しいご意見は今後の参考に。。。いずれにしても、自分の直感を強く信じろ!ということだ。


数日前までMAの訂正原稿を書いていたせいか、まだ渦中にいるようで、客観的にはなれないけれど、夏からじっくり取材もできて、興味深い仕事だった。

“戦友”のPD黒岩さん、NHK名古屋局の方々、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして現役中学生の日記生の皆さん、寒い中、本当におつかれさまでした。


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1月23日そうなんです!

このところひどい風邪で寝込んでいる。
医者に行ったら余計にひどくなった。。

午後。
講談社の児童局の長岡香織さんが、お電話を下さった。
お貸ししたDVDと台本に、感想を手紙(素敵な蝶の便箋!)で頂いていたので、お礼を言う。

長岡さんはやはり鋭い。私が苦しいと思っていることをぴたりと言い当てられた。
風邪を早く治さなきゃ!
しかし、薬が効かない。。。

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1月17日ファイトでGO!

講談社児童局の阿部さんから、本が6冊届いた。

がんばろう!

三重県に住むまちこちゃんが、

長野の某絵本美術館に就職が決まったとか。

おめでとう~! やったね!

不況でも、根性出してやれば

現実を変えられる……。

若い友達から、またひとつ教えてもらった。

ファイトでGO!

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1月16日やりぃ~!

朝八時半から中野の警察病院で胃の検査をして、

本を読みながら二時間待ったが、

なかなか順番が回ってこないので、事務の人に訊ねると、

「25人待ち」で昼過ぎになるというので、「そんなに待ってられっかー」と

診察をぶっちぎり、次回に延期して、

家に戻ってメールの添付が開かないという相手に

原稿をCDに焼いてポストに投函し、

その足で府中の運転免許試験場へ。

いつも感じていることなんだけど、なんで免許一つで

あんなにエラそうにするんだろ?

自分が肉→ソーセージになっていくような気になるベルトコンベア式で

免許の更新をして、超眠い講習を二時間も受けた。

原付愛好者の私は、あちこち走っては

バカな違反をしているので

クソ長い講習を受けなきゃなんないのさ~。

と、クサり気味に最後列で講習に出ていたら

昼の二時だし、眠さもピーク。。。。

家を出る時、ごはんにふりかけをまぶし、

アルミホイルにくるんでいい加減に作ったおにぎりを

食べたばかりなので、どーにも眠くて仕方がない……。

おまけに教習所の人の東北訛りが、北林谷栄さんが『にっぽん昆虫記』で、

ぼそぼそと話す、あの音相と似ていて、変に耳に心地良く、

さらに、眠さに追い打ちがかかる。。。

残念ながら、二時間の間、何をしゃべっておられるのか

二割くらいしか判らなかったが、要は安全運転ってことらしい。

よし、それか!わかった!  

でも『破滅への道』という映画を観せられた後、

損害賠償請求のことを指しているんだと思うけど、

「安全運転すれば、余計な金かかんなくていいべ」

っていうのは、どうかなあ。。。

金、金、金……あんまり聞かされると、ちょっとしんどい……。

怪しげなファンドの説明会じゃあるまいし。。。

帰りに、NHKの黒岩さんから電話が入る。

ギャラの振込先のこと。

さっき、「金」の話を、”耳からうどんが出てくるくらい”

聞いたばかりなせいか、ソッコーでメールを入れる。

すぐに感化されてしまう私は、きっとファンドのいいカモ……。

ともあれ、『中学生日記』は

オンエアまであと一週間、編集作業、おつかれさまです!

試験場正門前からバスに乗って武蔵小金井駅に着く。

こんなところ、めったに来ないので、

うろうろしてたら、また電話。

今度は書いた映画のシナリオをプロデューサーが、

ずいぶん気に入ってくれたみたいで、超嬉しい~!

「憎いくらい、いいねえ」と最大の賛辞!そこは素直に喜んで

「あったり前でしょ~胃壊すくらい、考えに考え抜いたんすから~!」と

バカみたいに大きな声で応対してしまう。

約1年前から続いていた作業で、仕事部屋を埋め尽くすくらいの

膨大な資料(古代&霊の世界、そして宇宙の話)を読みこんで

これまた膨大なノートを作っていたので、

実は受験勉強みたいでかなり辛かったが、

こうして喜んでもらえるとこちらも嬉しい!

頭がおかしくならなかったのは、その手の話が好きだからだ、きっと。

人文書院に居た時も、『黄金伝説』や『輪廻転生』とか『陰陽五行』など

編集部にあるそんな本ばかり好んで読んでいたけれど、

生田耕作先生の訳の『高等魔術の教理篇』(エリファス・レヴィ)が

一番印象に残っている。

今回のシナリオに少し出てくるスウェデンボルグのことを知ったのも、

その頃(十数年前)だ。

映像化するには、まだ関門があるが、

うまく運ぶといいなあ。。。

家に戻って、いど・あきおさんのシナリオ選集(古本)を読む。

これは奥様が発行人となって、青山書房から出ているものだが、

恐らく1984年のいどさんの一周忌に関係者に配布されたものと思われる。

再読したが、『実録・阿部定』、『色情めす市場』はもとより、

『少女地獄』は、また格別。

お耽美とか、萌えじゃ収まらない、

渦巻く情念の麗しき美の世界がここにある……。

生の退廃は、甘くなく、

自分の本能に従って生き切る決意をした時から生まれる……

と思う。

夜遅く。

シナリオ作家協会の関さん(セッキー)に

赤ちゃん(女の子)が産まれたとのメールが届く。

写メを送ってもらったが、超かわいい~。

「素敵なお父ちゃんになってね……」とメールを送り返した。

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1月15日火をつけるのがうまい人

夜。講談社の児童局の阿部さんから、

ご丁寧なメールを頂いたので、

夜遅いと思ったけれど、

すぐに折り返し電話を入れた。

メールの内容は、私にはとても嬉しいこと!

阿部さんにお返事が遅れたことをお詫びし、

ここしばらくの間に起こった話をした。

宮川先生が亡くなった話もした。

阿部さんは辛かった気持ちを充分察して下さった……。

なんて優しい人なんだろう。

生きざまさらしてナンボの私は、ひたすら書くしかない。

がんばるぞ~!

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1月14日魅了されてメロメロ~

入稿したシナリオを再度チェックして直したものを再び入れた。

秋からかなりの労力と時間を費やしたが、

好きな宇宙意識の話をガンガン盛り込んで気持ち良く書けた。

NHKの黒岩さんから連絡があり、

24日にオンエアの中学生日記の相談室のシーンの台詞の変更を依頼される。

相談室において、教師が使うのが不適切な言葉があったため。

黒岩さんは学校関連の取材を綿密にされており、

それを的確に伝えて下さるので勉強になる。。。

一緒に名古屋のとある中学校にディープな取材をした時も、

非常に的を得たことをおっしゃり、感心した。

しかし相談室って、謎。

いったい生徒のうちの何人がほんとのことを話すんだろう?

『取調室』と呼んでいた子もいたけれど。。。

なにはともあれ、さっそく別の表現を書いて送る。

夕方。

オフィス・ヘンミの中村和則さんが、

加山雄三さんのコンサートにご招待下さったので、東京文化会館へ。

加山さんの肉声は朗々と響き、

ロック好きの私にさえ、耳に心地よく、

大友直人さんもピシっときまっていた。凄い存在感。

しかし、度肝を抜かれたのは、千住明さんのたたずまい!

天才とはこういう人のことを言うのか。

『風林火山』のテーマを指揮する千住さんにすっかり魅了されてしまった。。。

だって、凄いんだもん、タクトと共に揺れる体が……。

知性にエロスを感じてしまうのは、私だけじゃないはず!

帰りは上野の韓国料理屋で、たらふく焼肉を食べて帰った。。。

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1月13日いいなあ~

サテライトに移られた川人さんが、下さった新年のメールに、栗本薫さんの『グイン・サーガ』のアニメを制作していらっしゃると書いてあったので、久々に本屋さんで栗本さんの同書を手に取った。う~ん、やはり面白い!
4月からのオンエアが楽しみだなあー。

小学館スクウェアの五十嵐さんから連絡が入る。昨年から進めている絵本の話。
五十嵐さんはとても丁寧に話をされる方で、初めてお会いした時には、同社が作っておられる豆絵本がすごく可愛らしいので、「きゃあ~素敵~!」と騒いだら、快く貸して下さった。可愛いものとか、ちっちゃいものが好きで好きでたまらない。。。


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1月12日やっとこさのさ。。。

クリスマスも、大晦日も、お正月も、なにもかもぶっ飛ばして書いていた

映画のシナリオがやっとこさ、完成して、入稿に到る……。

膨大な資料を読み込み、作ったノートも五冊以上、ほんとにしんどかった……。

ノンストップで毎日毎日……おばはんの身にはこたえるよ、もうもう。。。

ラストスパートはひたすら集中。

立ってごはんを食べてたりもして。

ああ、早く人間に戻りたい……。

しかし、勉強になった。

プロデューサーがクリエイティブに理解のある人で、

意味のない追い込みをして来ない。

安心して書く事に集中できる。

その代わり、ハードルは高いけど……。

ともあれ、やるだけやった、精一杯書きましたよ、今回も!

ということで、免許の更新も、健康診断も、

胃の検査の結果を聞きに行くのも

全部おあずけにしていたが、やっと動きがとれそうだ……。

化粧もしばらくしてないなあ……。

有岡利幸先生が、『秋の七草』(法政大学出版局)に続いて、

『春の七草』(同)を送って下さった。

しかも1/7に!

なんて粋な事をする方なんだろう……。

いつだったか、お電話で話した時も、

鋭い質問を投げかけていらして

こちらもシャキーン!とスイッチが入ったものだ……。

有岡先生のご研究によると

春の七草と言われる七種類の植物のうち、

日本原産のものはセリだけだと判明したかとか。

スズナと呼ばれるカブ、スズシロと呼ばれるダイコンは栽培植物なので

大陸からの渡来植物と当然推察できるが、

畑や田んぼに植えた普通の雑草である

ナズナ、ゴキヨウ(ハハコグサ)、ハコベ、ホトケノザ(タビラコ)が、

実は有史以前の帰化植物であったとか……!

古い時代に渡来した植物を「春の七草」といって

重用してきた古代の日本人のたくましさよ!

見かけと相反して、ひ弱な私も、ぜひ見習わなければ……。

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1月10日アーサー・ビナード

ずっと机に向かってばかりいたので、ボロッボロに疲れた。
風邪っ気も多少ある。

どうにもこうにもやらなきゃいかんことばかりで。。。
アーサー・ビナードの詩集『ゴミの日』を読む。

シニカルでもニュートラルでもない、ありのままの生活が浮かんでくる。それもちょっと上質でコンテンポラリーな。

やっと気分が晴れた。音楽でたとえるなら、ジョー・ジャクソン。

今の感覚で
言語はイキモノだと教えてくれる貴重な詩集だ。

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