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1月18日はちみつ色のユン

夜。

ポレポレ東中野で、『はちみつ色のユン』http://hachimitsu-jung.com/

を観た。

これはドキュメンタリーとアニメーションを

コラボレーションした作品。

朝鮮戦争後、親を亡くした韓国人の子どもたちが

養子縁組をして海外へ渡った。

その数は20万人とも言われている。

この映画の監督にして主人公のユンも

そのうちの一人で、

ベルギーのすでに子どもが4人(実子)もいる

家庭に入ることになる。

彼がのちに44歳になって韓国へ渡り、

どこで生まれたのか、正確な生年月日も不明、

両親の存在も不明で

肌の色は白人でもなく黒人でもなく

はちみつ色。

自分は誰とも繋がっていないのかどうかを探る作品は

あまたあれど、

本作品は、知られざる韓国の国際養子の暗部にも

スポットを当てている。

子どもは無垢だけど、時に残酷だし、

子ども社会はまだみんな人格ができていないから

ある意味、怖い社会だ。

そこで時にはしぶとく、

時にはようやくなんとか生きながら、

「自分とは何者か?」を探り続けるのは

身を削りながら生きているようなもので

心の消耗はハンパではない……。

まだ観ていない人がいらっしゃると思うので

詳細まで書きませんが、

貰われていった養子たちが成長した後、

アイデンティティクライシスに陥り、

やはりそうせざるを得なかったのか……

という場面になり、

ユンが自分がずっと与えられてきたものを

やっと発見できた時、

不覚にも涙を流してしまった。

最終上映会なので、

映画館には十数人しかいなかったけれど

もっと多くの人に観てほしいと思った。

『はちみつ色のユン』は

第36回アヌシー国際アニメーションフェスティバルで

評判になり、長編アニメーション部門観客賞と

ユニセフ賞を受賞し、フランス、ベルギーでは

2012年6月ロングランヒットを記録し、

2013年日本で正月映画として

公開が決まったとか。

映像も素晴らしく、

1970年当時の8ミリや記録映像の実写映像と

手描き、CGによる3Dアニメーションの融合が

非常にうまくいっていた。

帰りには東中野のアトレヴィの

東京堂書店で本を見た後、

食事でも……と思ったが、

おしゃれなカフェ風の店ばかりで

どうもイマイチ「ごはん」という

気がしないので、

『おなかいっぱい』

http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131901/13042647/

という食堂で

ハンバーグとカキフライセットを

がっつり食べた。

すんごいボリューム!

味の濃いたんぱく質を摂取して、

すっかり元気になった。

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