« 1月11日懐かしいノリの新年会 | トップページ | 1月15日やるなあ~! »

1月12日神楽坂へ

今日は丸善ラゾーナ川崎店で

児童書を担当されている吉川仁美さんと

ギンレイホールで『キリマンジャロの雪』

http://www.kilimanjaronoyuki.jp/

を観た。

おととい、吉川さんが誘って下さったのだ。

映画は見応え充分。

フランス映画だけど

今の日本の状況にもあてはまる内容だ。

舞台はフランスの港町・マルセイユ。

労組の委員長を務めていた主人公が

じつは小市民であり、

至極まっとうな生活を営んでいるところも

リアルだし、

そうはいっても、彼と彼を支えている妻が

闘い続けてきたことに誇りを持って

生きていることも伝わってくる。

「家族人」として生きるのみではなく

社会とつながりながら

「人間」として生きる信念を貫く、

その貫き様が、観ていて面白かったし、

ニュートラルな立ち位置を求めて

主人公が前向きに自らを変えていくところも

興味深かった。

労組委員長の主人公がよかれと思って

リストラ対象者をクジ引きで決め、

さらには自らもリストラ対象者リストに入れることで

公平を図ろうとしたのだが、

それが

若い世代の労働者を苦しめることになり、

逆恨みされて、主人公の自宅に強盗に

入られるところから

話は急展開する……。

(詳しくは公式ページをどうぞ)

この映画、非常に痛快だなあと思ったのは

登場人物がそれぞれの立ち位置から

大人も子どもも、自分の生存意義をかけて

主張しているところだ。

労働運動そのものが本来、

妥協を許さないという性質のものであるから

かもしれないが、

ロベール・ゲディギャン監督の手腕は

素晴らしい!

また、主演のミシェル役の

ジャン=ピエール・ダルッサンの澄んだ目の

素敵なこと!

『画家と庭師とカンパーニュ』の時には

全然ピンとこなかったが、

本作では、

下の世代にイデオロギーを

ただ押しつけるだけでなく、

労働争議の闘いの歴史を知らない世代と

向き合おうとするところを

なにげない表情の変化で見せていた。

主人公の妻、マリ・クレールを演じるのは

監督の奥さんのマリアンヌ・アスカリッド。

懐の深い下町のお母さんで

介護の仕事に就いている。

勝手に失職した夫を受け入れ、

不安を抱えながらも明るくふるまい

日々の生活を誠実に送る。

自分の人生を愛しているから、

そこはけっして揺るがない。

結局主人公とその妻は、家族の反対を押し切り、

犯人の幼い弟二人を養子に迎えるのだが

「こんな人たちいるはずないよなあ……」

「これって美談だよなあ……」

と思う人もいるかもしれないけれど、

私は善意が現実を変えていく話は好きだ。

自分が思わぬところで

思わぬ人に助けられて

生きてきたせいかもしれないけれど。

そんなワケで、久々にいい映画を観た。

ホントに吉川さんに感謝!

映画の後は、

二人で神楽坂をウロウロした挙句、

MATOIhttp://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13006280/

で欧風料理を堪能。

ブイヤベースが最高においしかった!

その「おいしい~!」写真はこちら。

130112kagurazaka01

お店の人が取り分けてくれます。

130112kagurazaka_3

昨日もホントにいい新年会だったけど

今日もまた実りある一日だった~!

ちなみにブイヤベースのシメのリゾットも

かなり、か・な・り、おいしかった~!!!

« 1月11日懐かしいノリの新年会 | トップページ | 1月15日やるなあ~! »

よしだあつこ」カテゴリの記事