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7月30日野菜が来たよ。

実家から野菜が送られてきた。

幼いころに可愛がって下さったNさんが

キャベツとゴーヤを持ってきてくれたから

ついでにいろいろ送ってくれたとか。

私の父は、国鉄職員だった。

(JRになったのは定年寸前なので

国鉄の方がしっくりくる)

Nさんは当時、若くてユニークな車掌さんだった。

なんにもわからないで

アホなことばかり言ってた

幼い私に

もっとアホなことを言って

遊んでくれたのがNさん。

うちの近くには

若い車掌さんが暮らしている国鉄の寮があり、

何人かの車掌さんと仲良くなったが、

一番印象に残っているのが

Nさんだ。

Nさんとばったり道端で会うと嬉しくなり、

「Nさーん! でんぐり返りして~!」

と、Nさんの身体を借り、

両手を持ってもらって

ぶら下りながら、でんぐり返りを

繰り返した。

Nさんは、うち(国鉄官舎)にも

よく遊びに来た。

「ごめんください」も言わないで、

勝手に縁側から入ってきて

いきなり家の中に居たことも……!!!

でも、まあ、京都の田舎なんて

そんなものだ……。

(ってうちだけかも?!)

ある時、父が遊びに来ていたNさんに

「散髪したるわ!」

と言い出し、

うちの中で散髪大会が始まった。

洋裁をやっていた母の裁ちパサミを勝手に持ち出し、

Nさんは新聞紙に穴を空けたのを被り、

いざ……!ってことになったが、

父はもちろん、カットのセンスなんか

これっぽっちもない。

「吉田はん、どんな具合?」

鏡もなんにもない茶の間で始まった散髪大会。

なので、Nさんは父に身をゆだねるしかない。

「おう、ええ感じ、ええ感じ」

父は、ホントに超いい加減な返事をしていた。

テキトーに刈った髪は

どんどんおかしくなり、

さすがの父もやや焦り気味……。

「なんやこのハサミ。調子でーへんな……」

ぶつくさ言いながら、ジョキジョキジョキジョキ……。

なんとか体裁を整えるが。。。

「ちょっと鏡見るわ!」

不安を感じたNさんは、

新聞を被ったまま

洗面所に走った。

「あかん! 怒らはるわ!」

私は心配になったけれど、

心のひろーいNさんは、

左右をたしかめて、

「うん、まあ、素人にしたらうまいやん」

とまんざらでもない様子。

しかし、Nさんは知らなかった。

首の後ろが、一か所だけ、まあるく

くり抜かれて刈られていることを……。

絵にすると

Cocolog_oekaki_2012_07_30_17_25

Nさんは、なにも気付かずに帰っていったけれど

あのあと、どうなったかは不明。。。

ただ、くり抜かれたところだけ

Nさんの首の色が真っ白だったのが

強烈に印象に残っている。

でも、心の広いNさんは、

その後も、変わることなく

何十年もうちの家族と

仲良くして下さって

本当にありがたいかぎりです。

Nさんはのちに出世されて

本当にいいお仕事をされたとか。

やっぱり、おもしろくて

おおらかな人は愛されるんだなあ~。

私は、今もNさんにでんぐり返りをさせて

もらったことを身体で覚えているし。。。

今夜は、Nさんが畑で作った

キャベツとゴーヤで

何を作ろうかなあ~☆

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