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2008年10月

10月29日シネマート六本木

四時間に及ぶ打ち合わせの後、

シネマート六本木へ行き 、

『むずかしい恋』を観る。

監督は『きょうのできごと』『贅沢な骨』をの脚本を書かれた

益子昌一さん。

どんな方なんだろう……と思っていたら、

終映後、トークショーがあり、(知らなかった! ラッキー!)

監督と前田綾花さんと森岡龍さんが出て来られ、

撮影秘話(?!)を話して下さった。

バーを使ったワンシチュエーションの話だが、

一週間で撮影したというのは凄い。

狭いバーの中で踊るバレエのシーンもよかったし、

それぞれのカップルの会話の中で張りつめた関係が

どう変化していくのか……ということに

重きが置かれていたのが心地よかった。

なにより、

マンディアルグの本のことが出てくるのが

私的には嬉しかった。

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10月28日神田古本市

仕事を終えて神田の古本市へ。。。

うううう……右を向いても、左を向いても欲しい本ばかりで漁りまくる。

気がつくと数時間経っていた。

最近、また首をヤラれているので、

吾妻橋で鍼灸院をやっている仲田さんにもらった

ヘデグレンのリュックを愛用しているが、今日は古本で

パンパンに膨らんでしまった。

気持ちを切り替えて

古書センターへ。

しかし、ここでも青池保子さんの『イブの息子たち』(愛蔵版・デカい)を購入。

『おれとカネやん』は迷ったが、次回見送りに。。。

あと、スカイヤーズ5の筆箱を買うかどうか、真剣に悩んでしまう。

大好きなろしあ亭でボルシチとストロガノフを食べたが

やっぱりうまーい!!!

さぼうるで買った本を読みながら飲むレモンティーもおいしかった!!!

帰りに三省堂で仕事の資料を大量購入。

さて、帰り、どうするかなあ……。(お、重い……!!!)

『イブの息子たち』の

「ヒース、私を見て……」のニジンスキーが、やっぱぶっとんでる!!

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10月21日こんちゃん

久々に作曲家のこんちゃんと中野で会った。

場所はもちろん味王!

こんちゃんは近藤秀将というのが本名だが、2001年頃に出会った最初の時に

「こんちゃん」と呼んでしまったので、以来、こんちゃんだ。

当時22歳という若者にもかかわらず、早朝から作曲をバリバリやってて

新曲ができると「姐さん、まだまだええ曲、書きまっせ」

とCDを渡してくれた。

以前やってた私のHPには彼の音楽をUPしてたこともある。

あ、ちなみに、こんちゃんはやんちゃな河内男で、

大きな体から、どうしてこんなに繊細で美しい曲が生まれてくるのか、

その謎が彼の魅力となっているが、

きっと凡人には到底到達できない清らかなハートを持っているんだろう……。

そんなこんちゃんから、モノポリーでいろんなものを巻き上げたのは

なにを隠そう、この私だ。

「なんでこんな毎日、モノポリーやらなあきませんの?」

まだ早稲田の学生だったこんちゃんに

(『ぼてじゃこ物語』で三田佳子さんに「銭儲け」を説くミヤコ蝶々さんのように)

「あんたな、社会人いうのはな、接待ゴルフとかあるやろ。それとおんなじや。

私はな、今、あんたに’社会’いうもんを教えてあげてんのや、わかったか!」

と、まるっきり嘘を並べ立てて、当時30を過ぎたオトナであるにもかかわらず、

ボードゲームにトチ狂い続けていた私は、

こんちゃんを「社会人教育」と称して誘いに誘った。

とうとう、こんちゃんは寝不足の目をこすり、こすり、

「白髪出てきて、歯、ボロボロになりましたわ。

よしださんみたいにえげつない人、会うたことありまへんわ~。

ほんま、サイテーでんな!」

とギブアップ宣言をした……。

当時、こんちゃんには恋愛相談にも乗ってもらったり、

年収レース(負けた人が10万奢る)にも参加してもらったり、

さんざん遊んでもらってたのに、私ってば、彼からすると

「嫌らしい勝ち方」をしてしまうのだそうだ。

(だって作戦をひたすら考えることが好きな参謀タイプなんだもん。)

いまだに、モノポリーと人生ゲームとオセロとダイヤモンドケームには

目の無い私だが

こんちゃんは、私がバカなヤツに騙されたりして、

無駄に人生過ごしていた間に

法律の勉強をして、

いまやアキバに事務所を構えている一国一城の主なので

あんまり相手にしてくれない……

と思っていたら、さっき

「こんど、モノポリーやりましょ!」とメールをくれた。

ヤリィ~!!!!

特殊マンガ家の風間そうめんさんの家がアパートを経営していて、

なんとなく、のんびりできる雰囲気なので、あそこが会場にいいなあ。。。。

猫もいるし……。

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10月18日シンプルに……☆

トモダチってありがたいなあ……。

今日は忙しいのに、やらなきゃいけないことが山積みで

ちょっとばかり、どよ~んとした気持ちがピークになっていた。

そんな時、

京都に住むチエちゃんが

「今、ひさうちみちおさんの奥さんと飲んでるよーん」

と、ひさうちさんの奥さんの写メを送ってくれた。

しかし、さすがはひさうちさんの奥さん!

並の人にはできないナイスなお顔!

目を思い切り見開き、鼻の下をぐよ~んとのばした表情がとびきりチャーミングだ!

お返しに、去年赤塚不二夫さんの記念館で撮った

「バカな顔なのだ」とバカボンのパパが言ってる書き割りの前で

シェ~をやっている写メを送った。

たったこれだけ。

たったこれだけのことなのに

朝からのすげーユウウツな気持ちが晴れた。

でも、こんなもんだよ、私なんて。。。

仕事を終えて、

有岡利幸先生が送って下さった『秋の七草』(法政大学出版局)を読む。

これは有岡先生の『里山』の続編に当たり、

『万葉集』の秋の七草に始まり、

七草の一つ一つについて、その特徴や文化的な関わり方について述べられている。

秋の七草は、『万葉集』巻八の秋雑歌に収められている

山上憶良の二首の歌から始まる。

秋にはどんな花が好まれるのかということを

山上憶良は、自分ならこれを選びますよ……とばかりにチョイスし、

「萩、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴、朝がほの花」

としたのである。

言魂ともいわれる和歌の言葉で詠まれた七草は、

こうして後世に語り継がれていったという……。

さて、その二首とは以下の通り。

秋の野に咲きたる花を指折りて

  かき数ふれば七種(ななくさ)の花

  

萩の花尾花葛花なでしこの花女郎花(をみなへし)

  また藤袴(ふじばかま)朝がほの花

先日、NHKの『熱中時間』でOAされた『草花スキャン』の回がとても良かった。

写真家の方が、山に咲く草花をスキャンしてPCに取り込み、

加工して、写真による大きな作品を作っておられるのだ。

それは光の加減に細心の工夫が凝らしてあり、

幻想的で花弁や雄蕊や雌蕊がエロティックで艶めいて、

朗々と生きるへの讃歌を謳い上げている。

まだ制作途中で、最終的には、365種類の草花で作る

大絵巻を目指しておられるとか。

Pである吉田直久さんにメールで連絡すると

やはり、あの回は、反響が大きかったとか。

番組としても素晴らしかった。

環境破壊や自然回帰、そんなことがよく話題になっているけれど

ただひたすらに草花を愛でる、そんなシンプルな感情が

いつまでも消えませんように……。

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10月15日すげーっ!!!!

やっとの思いで、昨日、映画のプロットを入稿し終わり

今日予定されていた会が延期になったので、

大泉学園のT-JOYに行き

最近の映画をだーーっと観て、焼肉を食べた後、古本屋を覗いていたら、

講談社の引地さんから電話が入った。

私の家に、篠原勝之さん(そうです!あの偉大なる鉄のゲージツのクマさんです)

の小説『走れUMI』を送って下さり、

なんとなんと今、児童図書第一出版部の方とクマさんと

一緒に飲んでおられるというのだ!

で、なんとなんとクマさんが電話口に出られて

直接お話しすることに……!(感激!!)

私は以前から、クマさんの作品が大好きで、何度か直接作品を見に行ったこと、

モンゴルの大草原での創作のドキュメンタリー番組を観たことなど、

昂奮気味にお話させてもらった。

ゲージツ家の息遣いは優しく、私のアホな受け答えにも

「うんうん」と優しく対応して下さった。

あーもっと頭が良かったら、気の利いたことのひとつも言えるのに~!

私はクマさんの作品にどれだけ感銘を受けたか……というですら

うまく言えなかったのが惜しい。

かつて父親は、古くから続いている田舎の本家に女が産まれたことを憂い、

私を男として育てようとして、工具を一式与え、

トンカチやキリ、ノコギリやカンナの使い方はもちろん、

「蛍光灯くらい自分で作らなあかん」となんだかワケのわからん事を言い、

ハンダごての使い方や、

果ては溶接まで教えたのだった……。

そんな経緯もあって

鉄の作品には惹かれてしまう……。

アートとは、今の自分と繋がる何かを発見することかもしれない。

根源的な美は、他を圧倒して止まない。

余談だが、私の幼少期は、なんせ山奥で、生活自体がアウトドアなもので、

外でむしろ(ゴザなんてもったいない!)を敷いてごはんを食べることはしょっちゅう、

家には鉄工所で作って貰った特注の鉄板があり、

山で獲ってきた鹿や猪を、火であぶってじゅうじゅう焼いて食べていた。

家で作っている白米を外の竈で炊いて、

茶わんではなく、朴葉にのせて香りをつけてよく食べたものだ。

それは家族の誰からということもなく、

「今夜は朴葉飯にしよう」とおばあちゃんが言い出すときもあったし、

気がつくと、朴葉の生えている場所の近くに、むしろが既に敷いてあるときもあった。

今はあんな原始的な生活をしていた事自体が幻のようだけど……。

(ちょっと哀しい……失ったものは大きいなあ~)

クマさんの『走れUMI』は

明日あたりに到着すると思うが、どんな本なのか、めっちゃ楽しみ~!!!!

※追記。

本が届いてさっそく紐解いたが、これは傑作中の傑作! 

この新鮮な躍動感はなんなのだろう。

人を描く際には、その人物からけっして逃げてはいけないことを改めて痛感した。

主人公の少年はきちんと自分が本当にやりたいことを見つめ、

自由とはなにを教えてくれるおじいちゃんの筋の通った優しさや、

義足の父親が海の男に戻る瞬間、どうにもならない母親の胸の内に迫っていながら、

自分への課題に挑んでいる。

そして、全編を通して丁寧な筆致で書かれている。

人を慈しむ視点の作品は、あるようで実はそんなにはなく、

欺瞞に満ちたものが多いけれど、これは違う!

あああ、この清涼感。

良い本に出会えたことをクマさんに、そして本を作られた方々、

そしてご丁寧にも、私に送って下さった引地さんに感謝した。

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10月4日礼賛

新幹線で名古屋へ行く。

中学生日記の件で土曜日にもかかわらず来てくれた中学生数名と会う。

オーディション用の台本にしたがって演技をして貰ったのだけれど

そのやりとりがとても可愛らしいので、思わず笑みがこぼれてしまった。。。

1/24(土曜)19:15~のOAをお楽しみに。。。

仕事が終った後、津市から来たまちこちゃんと『いば昇』へ行き、

ひつまぶしのあまりのうまさに唸る。。。

炭火焼きの鰻のうまいことって言ったら、アナタ!

名古屋ってほんとに食べ物天国。

そして美術館がゆったり作ってあるので、気持ち良く鑑賞できる。

NHK名古屋に入る前、少し時間があったので、愛知県美術館で

『タイムスケープ もうひとつの時間』展を観た。

時間と空間というのは、人によってそれぞれ感じ方が違う。

ポール・デルヴォーの『こだま(あるいは「街路の神秘」)』は会場の中でも

ひときわこのテーマを象徴しており、

遠近方による大きさの違う裸婦が三人歩いているのだけれど

右手前から奥へと伸びる道によって、絵を観る人の視線が進み、

また、こちらへと歩いてくる三人の裸婦によって

視線は押し戻される……。(とても不思議な現象だ)

真っ青な裸体の男が、ぐっとせり出していることで有名な

イヴ・クライマンの『アルマン』は、

友人の画家・彫刻家アルマンを

直接型取りしたものだそうだが、

あの真っ青な現実的でない像が、どこか生々しく、

真っ青に塗られていることで却ってその存在が現実味を帯びてくる

青は中世以降、聖母マリアの衣装に用いられることか多くなり、

キリスト強文化の中で神聖な色として認識されているとか。

永遠の中に生きることをも感じさせる作品だ。

また今回のバラエティに富んだ展示の収穫は、

世界のあちこちから発掘されるプリミティブな土器と

現代アートとの共振を感じたことのみならず

自分の生活の中にも、もっと本質的でナチュラルな時間を取り込むことが

「本当に生きる」ことに繋がるということだ。

実際には、仕事や雑事に振り回されることが多く、

うまくタイムマネージメントできていなくて、焦ることが多いけれど

少しずつなら変革も可能だ……(と思う)。

会場の終盤には三面のスクリーンを用いた

さわひらきさんの映像作品『Going Places Sitting Down』があり

明確なストーリーはないのだけれど、耳線を意識したスピーカーから流れ出る

心地よい音楽をバックに、夢と現実の狭間に存在する風景が描かれていた。

いつまでもここに居たい……そんなことを思う場所の少なくなったことよ、ああ。

前夜、一睡もしていなかったので、帰りの新幹線では爆睡したが、

実りのある一日だった。

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10月1日えっ?! まじっすか?!

今日はなぜかお年を召した方からの電話が相次いだ。

夜型の私は、午前中は死んでいる……。

しかし、高齢の方々の朝は早く、7時とか8時はちょうどいい感じの電話タイムのようで

今日はジャンジャカかかってきた。

中でも、サイコーにびっくりしたのは、

70を少し過ぎた女性の方で、

手が少しご不自由で、胃がんを患ったことのある方なのだが

水泳に安室奈美恵さん風の格好で通っておられたのにびっくりしたのは、

ついこの前のこと、そして、そして

今月からなんとなんと、太極拳を始められるとか!

ええっ、まじっすか?!

昔、中国の物産を扱う店(二階は政治色バリバリの新聞社で、当時、外国人もよく出入りし、ノンポリの私にもたまに政治について質問が及び、ビビること多数!)

で、アルバイトをしていた時、

それっぽい服装をして、売り子をやったこともあり、

太極拳にはめっちゃ興味はあるけれど、やったことはない。

中島らもさんの演劇に傾倒していた時に、一回マネしてみたこともあるけれど

みんなから

「アジアに居る食堂のおばはんが、

客に奢られたビールで酔っぱらった踊りにしか見えない」

と言われ続け、よしたのだ……。

それ以来、カンフーシューズも履いていない。

ピンクとか黄緑とかオレンジとか、

どーかしてんじゃないのってくらい、目立つ色で揃えたのに……。

あのままやってれば、体型も少しは違っていたかも……とほほのほ。。。

『虚豹軍団太極拳』とかって自分で命名してたんだけど。。。

お昼過ぎには、またまた宮川一郎先生から、電話があった。

おかげで

仕事にちょっと弾みがついた!(かも?!)

夜中に、渓千明さんから、ラジオ日本のウハウハ大放送、

アニメストリートシアター130のオンエアのお知らせが届いた。

10/7から毎週火曜日連続4回、深夜1:30から放送で10/8からHPにもUPされるらしい。

フレッシュな新人声優さんが登場するらしいので、楽しみだ!!!

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9月30日ぐわっはっはっはーと大笑い

今日、ものすご~く気になることがあったので

久々に恩師・宮川一郎先生のケータイに電話を入れたら、

あいにく留守電だったが、5分後に即掛かってきた!

80を過ぎた人とは思えない素早いレスポンス! さすが!

「歯医者さんにいてさあ、取れなかったんだよ。で、何?」

気になっているネタを、強弱交えたホッピングトークで話すと、

宮川先生はとっておきの毒の有る鋭いコメントを下さり、

あまりに的を射ているので、ぐわっはっはーと大笑いしてしまった!

その後、頂いた電話だというのに、しかも師匠だというのに、遠慮もなく

結構長~く話し込んでしまう……。

こんなに大笑いしたのは、久しぶりだ。

真実の言葉って、聞いたり、使っているうちに力がみなぎってくる。。。

「先生、最近、どうされてんですか?」

と訊くといつも

「なにもしてねえよ」

とお答えになるが、そんなことはけっしてなく、

常に創作に勤しんでおられるのを私は知っている。

「おまえはどうしてんだよ?」

と訊かれるといつも

「もービンボーで、ビンボーでふりかけで飯食ってますよ」

と答える。

いつだったか、宮川先生が周囲の人に

「あつこはふりかけで飯を食っていてね……」

と話されたことがあったようで

やたらと、楽屋の食べ物の残りを頂いたり、

なにかと差し入れをして頂いた時があった。

「ふりかけで飯食ってるわりに太ってるなあ……」と不審がる人もいたりして。

実は、実は、ちょっとばかし、懐があったかい時期でもあったりして。。。

(スイマセン!)

でも、

それはそれは、皆さんの温かいお気持ちが伝わってきて、

本当に嬉しかったが

打ち合わせの時に四谷三丁目の

「錦松梅(高級ふりかけ)の前で待ち合わせましょう」

と言う人が出てきたりしたのはおかしかった!

ああいう、ジョークの粋さ加減がやっぱりないといかんなあ……と

反省しつつ、宮川先生ならではの毒舌を思い出しては、

うひひと笑う私でした!

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