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10月15日すげーっ!!!!

やっとの思いで、昨日、映画のプロットを入稿し終わり

今日予定されていた会が延期になったので、

美人シナリオライターのX子さんと共に大泉学園のT-JOYに行き

最近の映画をだーーっと観て、焼肉を食べた後、古本屋を覗いていたら、

講談社の引地さんから電話が入った。

私の家に、篠原勝之さん(そうです!あの偉大なる鉄のゲージツのクマさんです)

の小説『走れUMI』を送って下さり、

なんとなんと今、児童図書第一出版部の方とクマさんと

一緒に飲んでおられるというのだ!

で、なんとなんとクマさんが電話口に出られて

直接お話しすることに……!(感激!!)

私は以前から、クマさんの作品が大好きで、何度か直接作品を見に行ったこと、

モンゴルの大草原での創作のドキュメンタリー番組を観たことなど、

昂奮気味にお話させてもらった。

ゲージツ家の息遣いは優しく、私のアホな受け答えにも

「うんうん」と優しく対応して下さった。

あーもっと頭が良かったら、気の利いたことのひとつも言えるのに~!

私はクマさんの作品にどれだけ感銘を受けたか……というですら

うまく言えなかったのが惜しい。

かつて父親は、古くから続いている田舎の本家に女が産まれたことを憂い、

私を男として育てようとして、工具を一式与え、

トンカチやキリ、ノコギリやカンナの使い方はもちろん、

「蛍光灯くらい自分で作らなあかん」となんだかワケのわからん事を言い、

ハンダごての使い方や、

果ては溶接まで教えたのだった……。

そんな経緯もあって

鉄の作品には惹かれてしまう……。

アートとは、今の自分と繋がる何かを発見することかもしれない。

根源的な美は、他を圧倒して止まない。

余談だが、私の幼少期は、なんせ山奥で、生活自体がアウトドアなもので、

外でむしろ(ゴザなんてもったいない!)を敷いてごはんを食べることはしょっちゅう、

家には鉄工所で作って貰った特注の鉄板があり、

山で獲ってきた鹿や猪を、火であぶってじゅうじゅう焼いて食べていた。

家で作っている白米を外の竈で炊いて、

茶わんではなく、朴葉にのせて香りをつけてよく食べたものだ。

それは家族の誰からということもなく、

「今夜は朴葉飯にしよう」とおばあちゃんが言い出すときもあったし、

気がつくと、朴葉の生えている場所の近くに、むしろが既に敷いてあるときもあった。

今はあんな原始的な生活をしていた事自体が幻のようだけど……。

(ちょっと哀しい……失ったものは大きいなあ~)

クマさんの『走れUMI』は

明日あたりに到着すると思うが、どんな本なのか、めっちゃ楽しみ~!!!!

※追記。

本が届いてさっそく紐解いたが、これは傑作中の傑作! 

この新鮮な躍動感はなんなのだろう。

人を描く際には、その人物からけっして逃げてはいけないことを改めて痛感した。

主人公の少年はきちんと自分が本当にやりたいことを見つめ、

自由とはなにを教えてくれるおじいちゃんの筋の通った優しさや、

義足の父親が海の男に戻る瞬間、どうにもならない母親の胸の内に迫っていながら、

自分への課題に挑んでいる。

そして、全編を通して丁寧な筆致で書かれている。

人を慈しむ視点の作品は、あるようで実はそんなにはなく、

欺瞞に満ちたものが多いけれど、これは違う!

あああ、この清涼感。

良い本に出会えたことをクマさんに、そして本を作られた方々、

そしてご丁寧にも、私に送って下さった引地さんに感謝した。

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