11月11日訃報

森繁久彌さんが亡くなった。

永くお付き合いをされているオフィス・ヘンミの中村和則さんに

メールをさせて頂いた。

中村さんからは、いろんなエピソードを伺っていたので

私なんぞが言うのも憚られるが

とても淋しい。

森繁さんは言わずと知れた偉大な方で

数多くの作品に出ておられる。

まだ幼い頃、私の父親が国鉄職員だったので

狭い国鉄の官舎に親子四人(両親・私・妹)で住んでいたことがある。

家にも、学校にも居場所がなく

暗く、じめじめした子供時代を送った私だったが、

押し入れの壁に貼られた古新聞に

『へそくり社長』の広告が載っていて

その滑稽な雰囲気に、思わずおかしさがこみ上げてきて、

心が軽くなった。

陰気な人間にならなかったのは

あの「理由もなくおかしい」笑いのおかげだ。

辛さをご存じの方の方が、

面白いことに敏感で

人を楽しませることに長けている。

川島雄三ファンの私はやっぱり

『喜劇 とんかつ一代』の五井久作役がイチバン好きだ!

ハチャメチャだけど

高尚な笑いがあって

あの朗々とした声で

「♪とーんかーつの油のにじむような

接吻をしようよ~」

と、「とんかつの唄」を歌い上げる森繁さんは

魅力に満ち溢れていた。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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11月10日ナイスな助言!

ちょっと先のことなのだが、

ある心配事があって、「どーしょーかなあ~」と

悩んでいたら、荒木慎司さんがひと言、メールで

ナイスな助言を下さった!

大感謝です。助かりました~。

荒木さんは、『ゴーヤーマン』や『ファンファンファーマシー』、

『たんていピンポン!!』など子供向けの絵本の絵も描いておられるが、

『嘘つき男と泣き虫女』等、大人向けの本の装画や装丁でも

大活躍されている。

中でも荒木さんが絵と文を担当されている

『世界にたった2人の君とぼく』が私は好きで、

絵の中に出てくる部屋が、昔、自分が住んでいた部屋に

良く似ているので、疲れた時などはたまに同書を開いて

眺めていたりも……!

11/18には、声優の佐久間レイさんのコンサートがあるので、

荒木さん達と一緒に行く予定なのだが

久しぶりにお会いするのでめっちゃ嬉しい!

12月に筑波大学の情報メディア創成学類で

『コンテンツ応用論』の講義をすることになった。

最近、どうも人前で話す機会が増えた。

出不精&引っ込み思案の私には、

いいトレーニングになり、有り難いことだ。

下手すると10日以上も誰ともしゃべらない時があったりもするから。。。。

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11月8日犬語

季里さんと関西弁のやりとりで頭がリフレッシュ~♪みたいなことを

このあいだここに書いたばかりだが、

今日は犬語で季里さんからメールが届いた!

「わわわん、わわわん、わわわん」みたいな。。。(注釈付きでしたが☆)

私も嬉しくなって

「わわわん、わわわん、わーわわわん!」

(♪バナナン、バナナン、バーナーナンのノリで)

と、返した。

中身は超マジメな仕事のやりとりなのだが、

いいなあ、こういうのって……!

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11月6日望外の喜び

楽しいから、興味深いから……とやらせて頂いた

日本賞の予備審査や

ミート・ジ・エキスパーツのことで、

皆さんから沢山のご連絡を頂いた。

あんまり人間関係が得意でない……と思っていた私。

劣等感のカタマリだからかもしれないが、

たいていどこへ行っても引っ込み思案なのだ。。。

でも、

「お役に立てなかったかも……」と、

昨日の打ち上げの後も、しんみり反省していたら、

日本賞事務局次長の古川潤さんや中山理美さん、

そして日本国際放送の小泉世津子さんが、

とっても温かいメールを下さった!

こういうのを【望外の喜び】というんだろうなあ。。。

お気持ちのこもった励ましのお言葉がとっても嬉しかった!

今までずーーっと

走っては転び、泥だらけになって、また走って転んで……の

繰り返しだけど、確実にわかってきたのは、

思わぬ出会いで思わぬパワーが生まれるということ!

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11月5日疲れたときには。。。

このところ、どうも妙にドタバタしていて、睡眠不足が続いて

相当疲れモードで、実はヘロヘロだったが、

講談社の引地さんが、「がんばれ」馬券……じゃなくて

「がんばれ」メールを下さった。

ほんっと有り難いことだ~。

座・高円寺の制作の和泉氏(いずみん)も、

心配して電話をくれた。

知り合いのビデオショップが閉店するので

DVD等が格安で放出されるそう。

カサヴェテスのDVDなら即買いだけど。。。

元気を出そうと

NAKED EYESの『ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME』を

かけて、ガンガン歌いまくって出掛ける用意をしたりしているが、

ここんとこ、スタミナ系のものを食べていないせいか、

どうもいまひとつ、元気が出ない。

こりゃいかん……と

杉山実さんに頂いた異端のSFファンタジー

『マザー・コスモス』(青林工藝社)を読む。

今が古代と語られる遥か未来、わずかに生き残った人間たちが

有機ロボットと共に楽園を探し求める話……。(帯より)

ああ、もう、疲れ切った頭には、めっちゃ心地良いのだ、

この緻密な絵柄と、壮大に転位しているストーリーは!

杉山さんには「アタナシウス・キルヒャーの本に出てきそうな絵柄ですね」

などと、知ったかぶりの(ちょっとカッコつけた)メールをしてしまったが、

にしても、

『マザー・コスモス』は傑作だ。

内的宇宙、外的宇宙、そんなものをくるりくるりとひっくり返して

「存在」そのものが、「存在」と認めるもの

それがわれらの宇宙なのだ……。

そんなことを考えているのはたまらなく楽しい~。。。。

今日は日本賞の予備審査の打ち上げがあり、

流れで、NHK名古屋局の黒岩浩幸さんに夜遅い時間に電話した。

「こんちは~よっしだどぇ~す☆」

と、チャラさ丸出しの電話にも関わらず、

アナウンサーばりのよく通る声で

優しく話して下さったのが超嬉しい!

名古屋は、おいしいものが沢山あるから

遊びに行きたいな。

スタミナつけないとね。

ところで

最近、関西の人とばかり話しているので、

標準語が超ヤバい!

どーするかなあ……。

必死で身に付けた怪しい標準語をここらで手放すか。

しかし、いきなり、「正味、あれですやん!」とか言っても

きっと通じないんだろうな~。

でも、季里さんと関西弁でメールのやりとりをしていると

超笑える話を次々と思い出す。

脳味噌にはそっちの方がいいのかも?

いや、

箱根の山のどっち側の人でも、

サービス精神豊富な人と付き合うと

なんか生まれてくる!

気取っている人はさよーなら~。

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11月3日エセルとアーネスト

レイモンド・ブリッグズの傑作絵本

『エセルとアーネスト-ほんとうの物語-』を読む。

ブリッグズの両親の41年間に渡る結婚生活を綴ったもの。

ブリッグズは核戦争をモチーフにした『風がふくとき』や

『ゆきだるま』(『スノーマン』というタイトルでアニメ化されている)を

書いたイギリスの作家。

このブログを読んでいる人の中には知っている方も多いと思う。

内容は多少ネタバレになるが、

メイドのエセルと、牛乳配達夫のアーネストが

出会って、

明日への不安を抱えながら結婚して、

無理をして家を買って、

がんばって高齢出産で子供の居る家庭を作って、

そして、

時代の流れに巻き込まれ、

戦争や、その時々の流行している思想や風俗について

意見を交換しつつ、

子供の連れてきた結婚相手の持病に悩まされ、

老いて、病んで、伴侶のことがわからなくなっていき、

やがて

一人ずつ亡くなっていくまでの話……。

全編を通して

妻のエセルと夫のアーネストの

なんでもない会話が綴られているのだが、

そのひと言、ひと言が切ない。

過ぎていく一瞬一瞬はこんなにも愛おしいものなのか……。

普通に生きた普通の人の話だからこそ、

胸を突き上げるものがある。

大切にしたい一冊だ。

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11月2日ガンバらなきゃ!

昨日、今日と日本賞のオンエアがあったので

昨日の分は録画で、今日は本放送でじっくりと観た。

予備審査をさせて頂いた中で、世界から集まった

沢山の優れた作品に出会えたことが

最高に嬉しかった!

どんな条件下でも「なにかを創ろう!」と

実際に頭と体を使って頑張ることは大切なこと。

そんな基本的なことを、もう一度感じさせてもらったことに大感謝です!

「ただひたすらペンを執り、書いていくこと」

それしかできないけれど、

また新たにガンバらなきゃ!

日本賞を通じて出会った方、

実は、めっちゃアガリ症の私を応援して下さった方、

折に触れ温かいメールや電話を下さった皆々様、

オッチョコチョイな私ですが、これからもよろしくお願いします。

なんか一緒に楽しいことやりましょう!

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11月1日パワー・チャージ

先日、日本賞でご一緒したビジュアルプロデューサーの季里さんに会いに行ってきた。

季里さんは大阪のご出身でハートの熱い方。

その熱さが京都出身の私には、たまらなく嬉しい~のだ。

季里さんが指定して下さった場所は、なんとなんと屋上に庭園のある素敵な場所。

洗足駅から徒歩五分の古くて趣のあるビル。

入っていきなり、いたるところにとびっきりセンスのいい植物があるのに驚いた!

実は季里さんのお友達の(株)マインドスケープさん(ランドスケープの設計やデザイン)の

オフィスが入っていて、季里さんのアトリエもあったとか。

う~んなにもかも素敵!

季里さんはおうす(抹茶)を立てて下さり、和菓子と一緒に戴いた。

こういうおもてなしは、久し振りだ。懐かしい……。

そしてそして、マインドスケープさんの

大西瞳さんも大阪の枚方ご出身……とのこと!

大西さんは、刈ったばかりの生のレモングラスを一株下さった。

ハーブや緑が好きな私には、なによりも嬉しいプレゼント。

屋上の見晴らしの良い庭園で三人で風に吹かれながら、気持ちよい時間を過ごした。

夕方、季里さんの税理士さんがいらしたが、こちらも奈良の方で、

みんなでのほほんと夕陽を見た。(オール関西だ~☆)

スピードのやたら速い東京で、久しぶりのほっこりモード。

マインドスケープさんの芝生の生えたソファが気持ちいい~。

こんな幸せな時間があるとは……。

せっかちな人はそれはそれでいいんだろうけど、

やっぱり風情を楽しむ余裕のない人とは途中から、しんどくなる。

ということで、私の部屋には今、生のレモングラスがあるのだが、

生ハーブがあるだけで気分が全然違うなあ~。

生のチカラというのは凄い!

夜。

阿佐ヶ谷のもんじゃ焼の店で、特殊マンガ家の風間そうめん氏と三時間も熱く語り合う。

風間さんはまだ三十を過ぎたばかりだというのに、ダイナミックな発想をする人。

今日は、ネパールから戻ったばかりだとか。

風間さんに何年も前に教えてもらったピョコタンや、

野島慎一郎さんのサイトや漫画が、私には

めっちゃツボで、繰り返し見ては

「くくくく……」と笑って楽しんでいるのだが、

たまに見せてくれる風間氏の描く世界は

さらにディープなので、もう面白くて仕方がない。

そして

けっして、どんな時でも声をひそめることなく、

堂々とバカ話ができる相手というのは

貴重だ。

しかし

我々が、あんまりにもギャーギャー騒いでいるせいか、

もんじゃ焼の店には誰もいなくなってしまった。

風間氏は教育テレビの『ぐっとくるサンデー』のキャラクター

くるにゃんの作者でもある。

目の付けどころがサイコーに面白くて楽しい人で

貰ったCDや、同人誌は超マニアックでイケてるものばかり☆

実は、彼は教育学部出身で、

メディア・リテラシーの話とか、真面目な話もしていたのですが。。。

彼はもう十年くらい前からメディア・リテラシーの研究をしていて

教育学を学んでいた時には、原書で読んでいたらしい。

すげー。

いつも、ふざけたことばかり言い合っていたが、

やはり志の高い人だったのか……。

とか、思いつつ、またまたバカな話へ突入。

しかし、

今日は忘れちゃいけないもの(アタシタチにある生きていくチカラの源)を

確認し合うことができた。

そんなこんなで

このところ皆さんのおかげで

おかげでバッチリ充電できた☆

有り難い!

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10月31日 言葉はいつかひとつに

大江健三郎さんと、武満徹さんの対談で『オペラを創る』というのがあるが、

その中で武満徹さんが語っていた「多言語オペラ」というのが

現実になりつつある。

演劇に詳しい人なら、それを実感していることでしょう。

本気で文化交流しようとしたら、互いの文化を認め合うのが

スジといえば、スジ。

無理に他の国の言葉で文化交流する必要は、本来ないのだ。

私の知り合いで、ある学校の教頭先生が

視察でロスのディズニーランドを訪れた時、

スーベニールショップで付け焼刃の英語がまったく通じないので

ミッキーのぬいぐくるをひっつかんで

「ワシは、これがほしいんじゃ!」

と言うと、「オッケーオッケー」と、むしろ、

フレンドリーにされたとのこと。

この例が適切かどうかは、わからないけど、

人間同士は、上辺だけをなぞる実のない関係よりも

体感的な関係の方が、面白いに決まっている!

ということで、

このあいだ、突然のお誘いを受けて

東京ギンガ堂の『The Sound of Silence』を観てきた。

「アジア版ロミオとジュリエット」ということで女性に大評判だった

『沈黙の海峡』(日韓共同製作)のミュージカル版で

日本語とハングル語で上演された。

韓国ミュージカル界のスター、ミン・ヨンギが日本初登場ということで

女性客を中心に盛り上がりに盛り上がっていた。

ていうか、「そこ、まだ盛り上がるとこじゃないでしょ」

みたいなとこで黄色い声が上がっていたのが惜しいといえば、惜しい。

老いた元韓国人留学生の「沈黙」と「声なき声」をテーマに

しているのだから、もう少し、ゆったりと観賞したかったのに。。。

無理無理に席を空けてもらって行っただけに、残念!

でも、ハングル語のオペラの響きは耳に残るもんだなあ……。

家に戻って、YOU TUBEでローリー・アンダーソンとピナ・バウシュの

舞台を見る。

完成された動きが心地良い。。。

便利な時代になったなあ……。

今、部屋の中はレモングラスのいい匂いがしている。

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10月26日やる気の人~!

小学校の先生にして、絵本作家の宇都木美帆さんと東京駅で落ち合い、オアゾでお茶をする。

宇都木さんは彦根でやってたゆるキャラまつりに行かれた帰りなのだ。

彼女は凄い馬力を持つ人で、30代前半の美女先生だが、打てば大音響で響くところが素晴らしい~!


先日のTCMで知り合ったばかりで、詳しいバックボーンは聞いていなかったけど、やはりタダモノではなかった!
初対面から気になる人……というのは、やっぱりBINGOなのだ!

小学校では美術と家庭科を受け持っておられるそうだが、教育への思いもハンパではなく、本気で生徒のことを考えておられる。

どんなとこにでも飛び込んでいく勇気が、一番大事だと思っている私としては、細かいことにこだわらず、何事もバリバリ実行していく宇都木さんは超魅力的~!

なんだか面白い展開になってきた!

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